photo by Jun OHWADA
昔ながらの日本情緒たっぷりのビジュアルがとても素敵な屋形船。水の上にゆったりと浮かぶ姿をぼんやり眺めるのもいいですが、やっぱり屋形船は乗って楽しむのが一番。船の中からちょっぴり引きぎみの街を眺めつつ、お食事などを楽しむことができます。東京の隅田川周辺やお台場周辺でよく見かける屋形船ですが、実は大阪、名古屋、博多などにも点在しています。その土地ごとの特色を楽しめるのも屋形船の魅力です。
東京もんじゃ屋形船『千羽丸』
例えば東京で代表的なのは、もんじゃ屋形船。特に『千羽丸』はおすすめです。もんじゃ焼き、お好み焼き、焼きそばが食べ放題!ドリンク飲み放題!しかも持ち込み自由で鉄板を使って焼き放題。船の中でBBQが味わえます。ついつい食べ過ぎても、飲みすぎても、料金は安心の定額6,000円。ロマンチックなお台場の夜景も楽しめるこの屋形船ですが、乗ってから2時間は船から降りることはできません。くれぐれも食べ過ぎ飲みすぎには注意しましょう。
千羽丸(お台場コース)
電話番号:03-6221-2666
最低利用人数:1名(定員15名になり次第発船)
利用料金:お一人様6,000円
東京ハゼ釣り屋形船『あみ幸』
屋形船からハゼ釣りが楽しめるのは『あみ幸』。ちょっぴり早い9時の船出(?)になりますがエンタメ感は抜群。ハゼが釣れれば…ですが、その場で天ぷらにしてもらえアツアツぷりぷりのハゼが戴けます。もちろん船長はその道のベテラン。ハゼ釣りポイントも心得ているので大漁も期待できそうです。
あみ幸(ハゼ釣りプラン)
電話番号:03-3680-5755
最低利用人数:15名から
利用料金:お一人様9,000円(税抜)
大阪大川めぐり屋形船『大喜丸』
大阪で屋形船といったら大川巡り。10㎞ほどのコースを2~3時間かけてゆっくりと移動します。なかには「コースはリクエストに応じます!」なんて自由なお船も。川から眺めるにぎやかな大阪の街並みは、なぜか静かに見えていい雰囲気。オススメは1名から利用できる『大喜丸』。桜が満開になる季節に「屋形船に揺られながらゆっくりと大阪を眺める」ん~ん贅沢な時間ですね。
大喜丸
電話番号:06-6928-3354
最低利用人数:1名から
利用料金:1~14名の場合は要相談
名古屋家康気分に浸る屋形船『御座船義丸』
名古屋城をはじめテレビ塔や、熱田神宮、水族館などの名所を遠巻きにですが、ざっと一巡りできます。オススメは江戸時代の御座船(昔の偉い人が乗った屋形船)をイメージして作られた『義丸』。内装はこんな感じ。徳川家康気分に浸ってみては。だ難点は20名以上の貸切でしか利用できないんですよね…。
御座船義丸
電話番号:052-698-4611
最低利用人数:20名から
利用料金:お一人様6,480円~
博多ご当地名物を食べながら屋形船『はかた舟』
繁華街中州の真ん中を流れる那珂川に浮かぶ屋形船。この川は流れもゆっくりなので船酔いとも無縁。中心地天神からは近く博多駅からもそんなに遠くはありません。特に夜は中州のネオンが川にきらめいてとってもきれいです。オススメは博多唯一の屋形船『はかた舟』。船の中で味わえるのは、獲れたて玄界灘産の海の幸や博多名物『水炊き』や『もつ鍋』など。温かいメニューもありるので寒い季節にも屋形船を満喫することが出来ます。
はかた舟
電話番号:092-734-0228
最低利用人数:空きがあれば数名からOK(要問合せ)
利用料金:お一人様6,000円~
屋形船の気になるポイント
少人数でも利用可能か?
屋形船は貸切りが基本ですが少人数でも対応してくれる屋形船もあります。料理内容などによっても料金もずいぶん変わってきますので事前に確認をしてから予約をしましょう。
トイレは?
屋形船にはきちんとトイレが備わっているので心配なさらず。
船酔いは?
ほとんど船酔いすることがない、と言われる屋形船ですが可能性はゼロではありません。嫌な思い出として残らないように、心配な方は酔い止めを飲んでおくことをお勧めします。
時期は?
屋形船ですが実は一年中楽しむことができます。春は満開の桜を楽しむ屋形船、場所取りの心配もなくお花見が楽しめます。夏は花火大会を楽しむ屋形船、混雑を気にせず眺める花火は最高です。ビールもすすみそうですね。秋は大きな月を眺めながらの屋形船もまたオツなもの。ちょっぴり人恋しくなる季節にしっぽり熱燗で。冬は掘りごたつ付の屋形船で鍋なんていかがでしょう?