photo by Dick Thomas Johnson
なぜ海外と日本のゲームセンターは、ここまで違うのか?そこには日本の職人技やおもてなしの心が隠されているのです。今回は外国人がビックリした日本のゲーセン文化ををご紹介したいと思います。
ゲームがうまい人はリスペクトされる
日本のゲーセンに行くと「スゲエ!」と思えるような方々に遭遇します。彼らは得意なゲームを極め、若者たちから「神」と呼ばれ尊敬を集めています。ゲーセンだけでなく日本の高校生たちは自宅でも家庭用ゲームを盛んにやるのですが、ゲームの強弱は仲間内の上下関係を形成する一因にもなっています。
ゲーセンは場所ではなくコミュニティ
日本には家庭用ゲームやスマホアプリなどが溢れているので、わざわざゲーセンに行く必要はありません。そのためゲーセンは単にゲームをするだけの場所ではなくコミュニティへと成長してきました。ゲーセンには他人のプレイを観戦できるモニターがあったり、店長が実況したり、大会を開いて実力を競いあったりしています。その様子は動画配信サイトなどでも実況されWEB上でも交流が生まれています。
スーツでゲーセンは日常風景
海外のゲーセンは不良の溜り場というイメージが浸透しているので、日本のゲーセンにスーツを着たビジネスマンがいるのが異質に見えるようです。これはいたって普通の日常風景。彼らは会社帰りや仕事の合間を縫ってゲーセンに立ち寄ります。年季が入っている分、強かったりするので挑戦してみてください。
子供からお年寄りまで幅広い客層
不良しか行ってはいけない海外のゲーセンと比べると日本のゲーセンにいる子供やお年寄りを見て外国人はビックリするようです。日本のゲーセンは若者たちのデートスポットであったり、休日に子供を連れて行く気軽なレジャースポットであったり、お年寄りたちの憩いの場だったり、と様々な役割を果たしています。
日本のゲーセンはデカい!
バーやカフェにちょっとだけ併設されている海外のゲーセンと比べると日本のゲーセン規模に驚く外国人が多いようです。日本のゲーセンは、もはやセンターではなくアミューズメントパークなのです。300台のUFOキャッチャーを揃える「UFO基ゃっ地ゃーエブリデイ行田店」はギネスにも登録されています。日本のUFOキャッチャーのグリップ力の弱さにも定評があります。
格闘ゲームからコックピット型までジャンルが豊富
海外のアーケードゲームは画面を見ながらプレイをするのが主流。なので日本のゲーセン機種のジャンル・形・種類・演出にビックリする外国人が多いようです。なかには観光そっちのけで滞在中はゲーセンに入り浸ってしまう外国人観光客も多いようです。
まとめ
よく海外から「なぜ日本のゲーセンは廃れないのか?」という質問をうけますが、それは日本のゲーセンには様々な人に対しておもてなしの心をもって常に進化を遂げてきたからです。ぜひ日本に来た際には日本のゲーセンまでお立ち寄りください。