photo by Gloria García
女の子の毎日の習慣と言えば『お洗濯』。だけど素材によって自分では洗えないモノ、自分でも洗えるモノが分れています。洗えないの?洗るの?どうやって洗うの?と分らない時にはタグをチェックしてみてください。「あ~小っちゃくなっちゃった!」ってならないように日本の洗濯表示をご説明します。
洗濯表示の見方
四角で表示されたこの図は「洗濯機」を表しているので「洗濯機で洗濯ができるよ」という意味。「95」の数字は、水洗いの際の限界温度を表しています。「40」であれば「40度までのお湯で洗えるよ」という意味。
同じ表示に「弱」の字が入った場合は「弱く洗ってね」という意味があります。この表示がある繊細な素材で作られた衣服などには洗濯機の「弱」モード、または手洗いが適しています。
四角の表示がなく「手洗イ」と書かれているものは、洗濯機が利用できません。
さらに、「×」印がついているものは水洗い自体禁止です。
三角ビーカーのようなこの記号がついてるものは、塩素系の漂白剤が使用できます。こちらも「×」印があれば使用不可。漂白剤を使うときには必ずチェックしましょう。
「手洗イ」「弱」表示の衣類を自分で洗うには
「手洗イ」や「弱」の表示の衣類は漬け洗いがオススメ。シンクやバスタブに指定された温度のお湯を張って洗剤とともに1時間位漬けておくだけでも汚れが落ちていきます。傷つきやすい衣服はゴシゴシ洗うのではなく洗剤に漬け込んで汚れを浮かして落とす方法が効果的です。
ちょっとかけた半円に棒線というこのイラストは「アイロン」を示しています。「×」印がついているものはアイロン使用不可ですが、それ以外はアイロンをかけることができます。
アイロンのイラストの真ん中に示された漢字は「アイロンの温度設定」について説明しています。
高:アイロンの温度は210℃まで
中:アイロンの温度は160℃まで
低:アイロンの温度は120℃まで
キャンディのようなイラストにカタカナで「ヨワク」と書かれている表示は衣服を傷めないように弱く絞りましょう。また「×」印がついているものは絞ってはいけません。特に手洗いの場合には衣服を手で絞って水気を切らなければなりません。
シャツのイラストは洗った後の衣服の「干し方」について表しています。上部に突起がついているイラストはつり干しを推薦していて「ハンガーにかけて干してね」という意味です。
同じようなイラストでも上部の突起がなく、また中心に「平」のと書かれているものは平干しを推薦しています。ハンガーにかけるのではなく平らな面に広げて干しましょう。
右下に斜線が入っているパターンがあります。これは「日陰」を表しているため直射日光で乾かすのではなく日陰で干してください。
「ヨワク」「日陰」表示の衣類を素早く乾かすには
半乾き状態が長く続くと悪臭の原因になってしまいます。とは言え絞り方や干し方が限定されていると完全に乾かすまでに時間がかかってしまいますよね。そこでオススメしたいのがタオルを利用した脱水法。まず平らな場所にタオルを敷き、その上に洗濯物を並べます。そして上からもう一枚タオルを敷いてサンドしてあげるだけで洗濯物の水分が吸収され驚くほど速く乾きます。
まとめ
洗表示を無視して洗濯してしまうと、せっかく買ったばかりのお気に入りのお洋服が小さくなってしまったり色落ちを起こしてしまいます。洗濯するときはもちろん、衣服を購入するときにも洗濯表示をチェックしておきましょう。