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世界三大宗教といえば、キリスト教、イスラム教と仏教ですね。日本人にとっては仏教と神道が最もなじみの深い宗教。キリスト教徒は日本人の中にもたくさんいますが、イスラム教徒となるとその数はかなり少なくなります。そのため、関連する宗教施設も、神社仏閣と比較するとかなり少なくなります。ただ、昨今の日本は諸外国から移住者が増加傾向にあり、その中にはキリスト教徒やイスラム教徒も多数含まれています。中には訪日中に礼拝をしたいという人も。そんな時は、あらかじめ教会やモスクの場所を知っておくと便利です。今回は大阪周辺にあるキリスト教・イスラム教関連の施設をご紹介します。
大阪マスジド
大阪市西淀川区にある大阪マスジドは、住宅街の一角に建つ4階建てのビルを利用したモスク。周辺にはハラルフードの食堂や雑貨やなどもあり、小さなムスリムコミュニティになっています。この地域にはパキスタンから日本に移住している人が多いため、このモスクに礼拝に来る人もパキスタン国籍の人が多数います。毎日の礼拝は3階部分の大部屋で行われ、礼拝前のウドゥーのための水場も完備。日曜日には近隣の子供たちがアラビア語を学びに来るなど、地域のムスリムコミュニティにとって非常に身近な存在となっています。
大阪マスジド
住所：大阪市西淀川区大和田4-12-16
TEL：06-6829-6562
神戸ムスリムモスク
神戸は千年以上も前から、日本の国際貿易港として栄えてきた街。古来、外国文化をいち早く受け入れ、日本の中でも様々な文化が交錯する特異な街として認識されてきました。ここ神戸ムスリムモスクは日本で最初に建立されたイスラム教モスク。1900年代初頭から神戸でもイスラム教徒の人口が増え始め、礼拝や集会のために早急にモスクの建設が必要になったために建てられました。毎日の礼拝と金曜礼拝のほかにも、イスラム教徒に限らず、イスラムを学びたい人すべてに門戸を開いて受け入れています。
神戸ムスリムモスク
住所：兵庫県神戸市中央区中山手通2-25-14
TEL：078-231-6060
カトリック大阪梅田教会
地下鉄御堂筋線の中津駅から歩いてすぐ、白い箱のような形の現代的な建物はカトリック大阪梅田教会。この教会では月曜日から土曜日までの毎朝と毎夕ミサが行われています。日曜日の午前中には3回のミサが行われ、そのうち一回は英語のミサになっています。また、礼拝以外にも聖書や福音書の勉強会が開かれ、ラテン語とスペイン語の講座が開かれるなど、様々なアクティビティに参加することができます。また建物の1回は書籍コーナーになっており、カトリック関連の様々な書籍を揃えています。
カトリック大阪梅田教会
住所：大阪市北区豊崎3-12-8
TEL：06-6225-8871
大阪インターナショナルチャーチ
キリスト教には様々な宗派があり、信仰の基本は同じくしながら宗派によって作法や聖書の解釈が異なりっています。ここ大阪インターナショナルチャーチはプロテスタント教会ですが、世界各国からいろいろな背景を持って日本に滞在している信徒を受け入れるために、すべてのプロテスタントに共通する教義をもって活動を行っています。日曜日と水曜日のミサは英語で行われ、必要であれば翻訳機械で日本語を聞くことができます。
大阪インターナショナルチャーチ
住所：大阪市中央区玉造2-26-47
TEL：06-6768-4385
大阪ハリストス正教会
正教会は東方教会とも呼ばれ、11世紀に初期キリスト教会が二分された際にできた宗派で、カトリック教会との対をなす宗派。日本では、最初にカトリック教会の教義が伝えられた後、明治初期までキリスト教自体が禁忌とされてしまったために、カトリック以外のキリスト教が普及することがありませんでした。しかし明治5年に正教会もロシア人宣教師により日本での活動を開始。大阪では明治7年から中心地で宣教活動が始まり、昭和37年に現在の場所に聖堂が建てられました。日曜日の聖体礼儀、土曜日の徹夜祷、月2回の定例パニヒダなどが行われており礼拝は参加自由です。
大阪ハリストス正教会
住所：大阪府吹田市山手町1-8-15
TEL：06-6388-4512
まとめ
大阪周辺にもイスラム教・キリスト教関連の施設は一定数存在し、訪日中に礼拝に訪れることが可能です。宗教ごとに定期的な礼拝の日は決まっており、イスラム教なら金曜礼拝、キリスト教なら日曜礼拝と日本でも決められた日に礼拝が行われています。また、最近では日本の都市部の交通施設の一角や、ショッピングセンターにも礼拝用の部屋が用意されていたりするので、寺院を訪ねる時間がないときはこういった施設を利用することもできます。
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