お困りのムスリムの方必見!【東京】のハラルフードショップまとめ

ハラル東京-1

photo by tokyofoodcast

2019年に日本で行われたラグビーワールドカップでは、世界中からたくさんの人々が日本を訪れました。2020年のオリンピックにはますますたくさんの訪日客が見込まれています。また、就労ビザに関する規定が一部改変され、海外、特にアジア圏からの留学生や労働者が増加傾向にあります。その中にはイスラム教徒も多く含まれ、以前から日本に滞在中のイスラム教徒の間で食材の調達の不便さがあげられてきました。特に長期日本に滞在するムスリムにとっては、食に禁忌のない日本でイスラムの決まりに沿う食品を揃えて自炊するのは、なかなか難しいことです。そんな日本に住むムスリムの食を支えるべく、ハラルフードを取り扱う輸入食材店が増えてきています。今回は東京にあるハラルフードショップをご紹介します。

 

Sonali Halal Food

ソナリハラルフードは日本で最初にできたハラルフードショップ。1988年のオープン以来、東京に住むムスリムたちにハラルフードを提供し続けてきました。老舗だけあり、アジア料理に欠かせない豆類やスパイス、乾物、缶詰などに加えて野菜や肉類も販売しています。特に日本での調達に困るのはハラル認証のある肉類ですが、羊肉やチキン、鴨肉などが豊富にそろっています。さらにうれしいのは、オンラインショップもある点。遠方でなかなか店まで出向けないという人は、オンラインショップで注文して配達してもらうことができます。

Sonali Halal Food
住所:北区上十条1-13-5
TEL:03-5993-4993

 

Nasco Halal Food

新大久保駅から歩いてすぐ、通称「イスラム横丁」と呼ばれるとおりには、マレーシアやインド、インドネシア料理の食堂やハラルフードの食材店がたくさん並んでいます。その中の一つ、ナスコハラルフードはケバブショップを併設したお店。食肉や缶詰、スパイス、麺類、お茶や瓶詰のソースなど、様々な食材を取り扱っています。特に肉類は部位別の肉に加えて、タンやハツ、腎臓といったモツも販売しているので、焼肉用の食材を仕入れたいときにお勧めです。この店もオンラインショップを開設しており、遠方に住んでいる人でも利用可能です。 

Nasco Halal Food
住所:新宿区百人町2-9-3
TEL:03-5337-1477

 

リンカスハラルマート

新大久保にある比較的新しいハラルフードショップ。オーナーがバングラディッシュ人なので、アジア系の食材が豊富ですが、アフリカの食材も揃えています。スパイスや豆類、缶詰や瓶詰のソース類、冷凍肉など一通りの食材が販売されています。ハラル食材店ではあまり野菜の販売はありませんが、ここリンカスハラルマートの店頭にはアジア系の野菜も置いてあるので便利です。また、定期的に料理教室も開催しているので、参加希望の人は店頭で問い合わせをしてみましょう。

リンカスハラルマート
住所:新宿区百人町2-20-1 第2岡田屋ビル1F
TEL:03-6908-8493

 

ハラール・マーケット(東京ジャーミイ内)

渋谷にある日本最大のモスク東京ジャーミイの中にあるハラール・マーケットは、2019年5月に「オープンしたばかり。在東京トルコ共和国大使館所属の施設であるため、取り扱っているのはトルコの食材が主になります。施設を訪れる観光客を見込んでの商品展開のため、一般的な街のハラル食材店に比べると値段が少々高めですが、普段なかなか手に入らないトルコのお菓子類やジュース、お茶などがそろっています。特に、ハラル仕様のケーキは東京ジャーミイを訪れた際にはぜひ試したい品々。また、豆類やベジタリアンのための冷凍食品、冷凍肉なども販売しています。

ハラール・マーケット(東京ジャーミイ内)
住所:渋谷区大山町1-19
TEL:03-5790-0760

 

ダルビッシュショップ

ハラル食材店はネパール、バングラディッシュ、インドなど東アジアよりのオーナーが経営していることが多いですが、ここダルビッシュショップはイラン人のオーナーの経営する食材店。そのため、イランの食材を中心に扱っています。取扱商品は定番の豆類、ナッツ類、ハーブ、缶詰や瓶詰ピクルスのほか、イランのレトルト食品もあります。店内は整然としており、商品についてわからないことがあれば販売担当の店員さんが気さくに教えてくれます。

ダルビッシュショップ
住所:中央区小伝馬町18-4上野ビル1階
TEL:03-6661-9848

 

まとめ

日本の街中にある一般的なスーパー等でハラルフードを調達するのはなかなか難しいですが、さすがに日本最大の都市東京にはハラル食材店もたくさんあり、そこまで困ることはなさそうです。特に新大久保にはイスラム横丁と呼ばれる、イスラム圏の国の料理を出すレストランや食材店が密集している地域があり、今回ご紹介した店舗以外にもたくさん食材店が存在しています。食材店はオーナーの国籍によって微妙に品揃えが変わってくるので、いろいろな店を訪れて一番便利な店を見つけてみましょう。また、最近では大手スーパーチェーンの中にもハラルフードの取り扱いを始めるところも出てきているので、探してみると意外に見つかるかもしれません。

 


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あきらことほ

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日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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