先進国の中でも日本は単一言語社会で、普段の生活ではほぼ日本語しか通じないことが多いですね。日本に住む外国人の日本語レベルは様々ですが、あまり日本語が得意ではないという人にとっては、なかなか不便な社会です。勉強することを目的に来日している留学生は普段から日本語に触れる機会も多いですが、仕事のために日本に滞在している人などは、普段は日本語を使わなくて済んでしまう場合も。そのような環境では、日本語がなかなか上達しないという人もいるかもしれません。でも、語学学校に通うには時間も費用もかかってしまいます。そんな時は、地元のボランティアの人が開催している日本語教室に参加してみるという手もあります。
大阪国際交流センター 外国人ふれあいサロン
大阪市天王寺区にある大阪国際交流センターでは、大阪在住の外国人を対象に生活日本語や、仕事のための日本語など様々なコースを開催しています。中でも「外国人ふれあいサロン」は、日本語指導の経験を持つボランティアのスタッフが、会話を中心にしたレッスンを行ってくれます。通常はセンターの中にある会議室で指導員と1対1、もしくは1対2でレッスンをしていますが、現在はコロナ禍なのでZoomを使ってのオンラインレッスンのみになっています。外国語を学ぶ時、読み書きは自分で勉強して上達することができても、実際の会話は実践あるのみ。日本語で会話をする機会を少しでも増やしたいという人に最適な教室です。
大阪国際交流センター
住所：543-0001 大阪府大阪市天王寺区上本町８丁目２-６
TEL：06-6773-8182
開催日：毎週土曜日14:15～15:15（現在はZOOMのみ）
費用：3ヵ月11回で2200円
HONK 東大阪日本語教室
東大阪市内7か所で週4日、地元のボランティアの人による日本語レッスンが行われています。学習者のレベルに合わせて、教材を使って日本人ボランティアの人とペアで問題を解いたり、グループで話す練習をしたりと教室によってスタイルは様々。開催される時間帯も教室によって違うので、自分に合った時間帯、スタイルの教室を選びましょう。また、HONK 東大阪日本語教室では机に座って勉強するだけでなく、季節ごとのパーティーや料理教室など楽しいイベントともあります。
HONK 東大阪日本語教室
住所/TEL/開催日：教室ごとに異なります。詳細はウェブサイト参照。
費用：2000円/年（1教室あたり、複数の教室に通う場合は教室ごとに費用がかかります）
大阪市立住之江会館 日本語教室
住之江区の市民会館で開講している日本語教室。日本語の会話をもっと上手にできるようになりたい、読み書きを練習したい、など生徒さんの要望に合わせて地元のボランティアの人にマンツーマンで日本語の勉強を見てもらえます。費用は無料。ボランティアの人数の都合により、定員に達すると受付が終了となりますので、受講できる空きがあるかどうか問い合わせが必要です。開講は毎月第2・第4月曜日ですが現在はコロナ禍のため、休講になる場合もあるのでウェブサイトでスケジュールを確認しましょう。3ヵ月ごとのスケジュールを随時ウェブサイトで公開しています。
大阪市立住之江会館 日本語教室
住所：大阪市住之江区南加賀屋 3-1-20
TEL：06-6683-2882
開講日：毎月第 2・4 月曜日
費用：無料
難波市民学習センター 日本語教室
難波市民学習センターでは、日本語学習の初心者レベルの人を対象に週2回3か月間（計20回）の日本語教室を開講しています。コースの内容は初心者向けの会話練習が中心。朝コースと夜コースがあり、どちらか一方を選択します。対象者は大阪で働いている16歳以上の人で、20回すべて参加できることが条件です。参加者の募集は3か月ごとに行われるため、定員がいっぱいになったなどの理由で受講できなかった人は、次回早めに申し込むといいでしょう。
難波市民学習センター 日本語教室
住所：大阪市浪速区湊町1-4-1 OCATビル４Ｆ
TEL：06-6643-7010
開講日：毎週火曜日・金曜日10:00～12:00 or 19:00～21:00
費用：1000円（テキスト代）
まとめ
地元のボランティアの人たちで運営されている格安or無料の日本語教室。大阪や東京などの都市部では、それぞれの地域にたくさん開講されています。語学学校と違ってカリキュラムに従って毎日授業があるわけではありませんが、費用が数千円と低額もしくは無料で、ボランティアの人と1対１で会話や読み書きなど、自分が苦手としているエリアをじっくり見てもらえるところが魅力です。日本語をもっと上手になりたい！と思う人は、気軽に問い合わせをしてみましょう。また、大阪市内の日本語教室は大阪市のウェブサイトにもリストが掲載されています。
