在住外国人が教える、日本に住む前に知っておきたかった10のコト

photo by YoshikazuTAKADA

旅行で日本を訪れて感じるカルチャーショック。もし住むことになったなら、もっともっとあるんです。日本の生活文化の変わったところ。今回はこれから日本に住もうとするあなたに日本在住外国人が教える日本に住む前に「知っておきたかった」をお届けします。

 

1 小さい国の小さな家

海外から日本に引っ越しが決まった!そんな時、家具を全て買い替えるのはもったいないから、今使っている家具を持っていこう!と考えがち。いい考えのようにも思えますが、特に欧米からの引っ越しの場合は要注意です。日本のアパート、いや一軒家でさえも、諸外国の家屋と比べるととっても小さいことが殆ど。例えば都市部の平均的なマンションでは、ベッドルームで言えば8㎡から13㎡が平均サイズ、リビングルームは平均19㎡程度です。もっと狭い部屋だってざらにあります。こんな狭い場所に、クイーンサイズのベッドや、大きなカウチ、書棚を入れるのはちょっと難しいですね。日本に滞在中の家具は日本で調達したほうが結局安くつくかもしれません。

 

2 賃貸契約の「敷金」「礼金」って?

日本でアパートなどを借りるときには「敷金」と「礼金」というお金を支払うことになります。「敷金」は日本以外の国でも一般的ですね。家賃の滞納や借主の過失で起こった損耗を補てんするお金です。「礼金」というのは日本独特のシステムで、要するに部屋を貸してくれることに対する大家さんへの謝礼です。敷金は家賃の1~2か月分、礼金は家賃の1~2か月分が相場。これを前家賃と合わせて、契約成立時にいっぺんに支払うことになるので、引っ越しの際には半年分の家賃に相当する金額が飛ぶこともざらです。また、一般的な不動産屋さんは外国語を話せないことが多いので、物件探しの際は通訳同伴か、自国の言葉を話せる仲介業者を使うことをお勧めします。

 

3 都会の移動は基本「電車」

日本の鉄道は時刻に正確なことで有名。首都圏では路線も充実しており、首都圏に住むならはっきり言って車は不要です。2年ごとの車検、駐車場代、ガソリン代など、決して安くない車の維持費がかかる上に、日本の高速道路は無料ではありません。少なくとも、移動人数が少ないのであれば、通勤通学だけでなく、旅行の場合も電車が一番お得な移動方法です。ちなみに首都圏では電車の利用者が多いため、アパートなどの賃貸物件は、駅に近いほど高くなる傾向にあります。

 

4 飲酒運転は罰金・懲役

日本の飲酒運転の取り締まりは、世界でもかなり厳しいほうで、一切容認されていません。まず、運転者本人の「酒酔い」もしくは「酒気帯び」運転は、厳しい罰金刑や懲役刑が課せられます。また、飲酒運転をした者に車両を提供した者も、飲酒運転をした時と同様の刑罰があります。更には、飲酒運転車と同じ車両にいた同乗者にも罰金刑や懲役刑が課せられるのです!忘れてはいけないのが、自転車の運転です。日本では自転車も「軽車両」とみなされます。飲んだ帰りに「車は運転できないけど自転車ならいいだろう」などと考えてはいけません。

 

5 常備薬を持ち込むときには事前確認

長期間外国に滞在するとなると、自分が常日頃なじみのある常備薬を多めに持参したくなるのは普通ですよね。でも、薬事法は国によってそれぞれ違います。自分の国では薬局で普通に手に入る薬が、日本では禁止されてた!なんてこともありえます。日本に個人的な使用を目的に持ち込んでいい薬の量には制限が設けられています。それを超えて持ち込みたい時は、事前に薬監証明を取っておかなくてはいけません。また、薬によっては医師の処方箋や診断書の提出が必要な場合もあるので、服用している処方箋薬がある場合は渡航前にチェックしておきしょう。

 

6 ラッシュアワー

海外で「缶詰のイワシのようにぎゅうぎゅう」と言い現わされる、東京のラッシュアワー。他の主要都市でも、東京ほどではありませんがラッシュアワーの電車やバスはかなり込み合っています。ラッシュアワーはおおよそ朝7時~9時、夕方5時~7時ですが、夕方のラッシュアワーは朝ほどひどくないのが常です。

 

7 夏の暑さとデオドラント

年々蒸し暑くなっている日本の夏。東南アジアほどではありませんが、日本の夏は気温も湿度も高く不快感MAXです!もちろん汗も沢山かきます。そうなると、汗の匂いが気になるという人も多いはず。よく海外では日本ではデオドラントを見つけるのに苦労する、なんてことを言われていますが、日本の薬局にもちゃんとデオドラントは売っていますよ。夏場は特に売り場に沢山出ています。ただ、日本では香りの強いものやロールオンタイプはあまり売れないので、香りの少ないスプレータイプが主流です。

 

8 本当に治安がいいのか?

イギリスの新聞「エコノミスト」で発表された、2015年版の「世界で最も安全な都市」のトップ5に日本の2大都市東京と大阪がランクインしました。確かに小学生が子供だけで登校できるということは、かなり治安のいい国なのかもしれません。でも、日本でだって殺人事件も起これば、強盗、誘拐事件も起こります。夜道で襲われる人もいれば、暴行傷害事件も沢山起こっているのです。いくら治安のいい日本でも、夜人気のないところを出歩いたり、むやみに見ず知らずの他人を信用するのは危険です。

 

9 タトゥーはNG?

日本にもファッションで刺青やタトゥーを入れている人は沢山います。、残念ながら温泉やプールなど肌を露出する公共の場所で刺青・タトゥーが受け入れられていないのは事実です。ほとんどのプールや温泉では、「刺青・タトゥーのある方の入場をお断りします」という張り紙を見かけます。これには歴史的背景など色々な理由があるのですが、日本社会では刺青・タトゥーは広く一般的に受け入れられている文化とは言えないようです。

 

10 日本人はプレゼント好き?

日本に住んでいると、日本人が季節の折々や他所の家を訪ねるときに、やたらと贈答品の受け渡しをしてることに気付くかもしれません。人の家に呼んでもらったときや、人に好意で何かしてもらったとき、はたまた夏や年末に「お中元」と「お歳暮」を贈ったり。中身はお菓子やお酒やフルーツなどの飲食物が多いです。この習慣は「親切に報いる」という日本人の価値観からかもしれません。百貨店の食品売り場に、仰々しく包装された食品がたくさん売られているのは、こういう訳だったんですね。

 

まとめ

今回は旅行するだけではなかなか見えてこない、日本の生活習慣や決まり事をご紹介してみました。ちょっと変わったところのある日本の生活文化ですが、住めば都。住むにつれて日本のいいところもわかって来れば、もう自分の国に帰りたくなくなってしまうかもしれませんよ。

 


関連記事
外国人観光客が教える、日本旅行の前に知っておきたかった10のコト


 

 

あきらことほ

この記事を書いた人

あきらことほ あきら ことほ

日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>