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日本のお祭りには「屋台」が欠かせません。屋台とは簡単な屋根のついた店舗のこと。いつもは人通りの多い道もお祭りやお花見などのイベントともなれば出店と呼ばれる屋台が立ち並び一気に華やかになるんです。色とりどりの看板やのれんで彩られた屋台は見るだけでも楽しいもの。たった数百円で立ったままでも歩きながらでも楽しむことができます。美味しくて手軽なグルメやお面などおもちゃを手に入れて楽しんでみましょう。
ふわふわで甘~い綿菓子
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様々な国で愛されている綿菓子は初めてでもチャレンジしやすい屋台グルメのひとつ。プレーンな砂糖味のほか、イチゴ味やソーダ味などのフレーバーも。その場で割り箸に巻いて作ってくれる他、袋に入っているタイプもあります。アニメキャラクターや特撮ヒーローなどのイラストがプリントされたる袋タイプは持ち歩いても楽しいアイテム。好きなキャラクターを探してみましょう。
セルフトッピングが楽しいたこ焼き
たこ焼きといえば、もう立派な日本の筆頭グルメ。立ったままでも食べやすいので屋台グルメとしても人気です。注文したあと店員さんがソースやマヨネーズをかけてくれるので、あとは自分で調節。青のりや鰹節などのトッピングは自分でかけることができます。デートの最中など身だしなみが気になるときには歯につきやすい青のりは控えめに。
たっぷりかける?デザインにこだわる?落書きせんべい
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落書きせんべいはサクッと軽い歯ごたえのえびせんべいに薄い水飴を塗り、そこにカラフルな砂糖やチョコレートで色付けをする屋台グルメ。自分でイラストなどをデザインすることができることから、落書きせんべいと呼ばれています。店員さんがトッピングしてくれる他、トッピングまで自分自身でできるセルフ方式の屋台も。自分の名前を書いたり、イラストを描いたり、思い思いに楽しんで。ちなみに日本の子どもたちはデザインにこだわる派と甘いトッピングをたっぷり楽しむ派に分かれています。
女の子に人気のアンズ飴・りんご飴
アンズ飴・りんご飴は女の子に人気の屋台グルメのひとつ。アンズやりんごに割り箸を刺し、色鮮やかな飴をかけて冷やしたお菓子です。甘い飴部分を舐めたら果肉を食べましょう。イチゴやぶどう、みかんなど小さくて食べやすい果実を飴でコーティングした「フルーツ飴」という屋台もあります。
出目金に要注意!金魚すくい
夏祭りや花火で浴衣姿に小さなビニール袋に入った金魚を持ち歩いている人の姿を見かけたことはないでしょうか。それが日本の夏の風物詩「金魚すくい」です。薄い紙の張られた「ポイ」という道具を使って泳いでいる金魚をすくい上げる遊びです。上手にすくえなくても参加賞で1~2匹金魚をもらえることも。見た目が派手で美しい出目金は重さがあり初心者には難しいので要注意。また、金魚を連れて帰れない人には持ち帰り無しの代わりにポイを通常の倍の2枚にしてくれる屋台もあるので気軽に尋ねてみましょう。
子供に大人気スーパーボールすくい
金魚は連れて帰れないけれど、あの小さな袋を持って歩きたい!というあなたにオススメの屋台がこちら。スーパーボールと呼ばれるゴム製のおもちゃをすくい上げる遊びです。それぞれお店によって、すくうための道具はおたまやポイ、お椀などさまざま。すくいやすいのはおたまやお椀ですが腕次第でたくさんのボールをすくえるのはポイ。腕に覚えがある方はポイを使ってみましょう。
まとめ
この他にも屋台は沢山あります。お祭りを彩る屋台は日本の文化や息使いなど直に触れることができる貴重な場所でもあります。日本に来た際には友達や彼氏彼女を誘って、ビールを片手に屋台を冷かして歩くと楽しいですよ。