外国人が勘違いしている日本イメージアルアル

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photo by Moyan Brenn

世界的にアニメや漫画が広まり、他の国よりもファンタジックなイメージになりがちな日本ですが、勘違いしたまま日本に来ると恥をかいてしまうことが。事前にリアル日本を知ってもらうために外国人が勘違いしている日本イメージを集めてみました。

 

ビジネスマンは七三メガネではありません

日本のビジネスマンは”身長が低くメガネで七三分け”なんて勘違いしていません?現在では”七三メガネ”なんて人は少ないです。スマートな髪型のビジネスマンがほとんど。そもそも”日本人=七三メガネ”イメージが定着したのは100年くらい前に日本政府が採用した官僚の髪型”七三”がエリートのヘアスタイルとして定着し、庶民に広がったため。そんな七三を変えてくれたのがビートルズ。彼らのヘアスタイルは当時マッシュルームカットと呼ばれ一躍ブームになりました。そのころから個性的なヘアスタイルの日本人が増え今に至ります。

 

もうサムライとニンジャはいません

「日本にサムライとニンジャはいますか?」と聞かれたら「最近は減っている」と伝えると外国人は喜びますが、実際リアルサムライとリアルニンジャはもういません。いるのは観光サムライと観光ニンジャだけです。観光サムライと観光ニンジャに会いたい場合はテーマパークに行きましょう。

 

カラテの達人でありません

空手の有段者は日本人口300万人のうち2%、100人に2人しかいません。意外にレアな存在なのです。日本は治安がよく、武術を使う機会自体ほぼありません。現在の日本の武術はカラダを守るための技術ではなく、ココロの鍛錬を目的とした精神修行へと変貌しています。

 

日曜日にお寺に行きません

キリスト教なら教会に、イスラム教ならモスクに、なら仏教徒の日本人は毎週日曜日にお寺に行くと思いきや行きません。日本人がお寺に行くのはお盆(8月13日~8月16日の先祖を祀る一連の行事)と親族が亡くなってお寺にお世話になるときだけ。お寺はもともと地域の相談場所と神聖な部分を持ち合わせる場所でした。昔は葬儀も夫婦喧嘩の仲裁もしてくれてたんですよ。そんなお寺は現在は観光名所として色々な人々を迎えています。

 

英語は話せません

国際標準語である英語。多くの国で英語が使えるので日本でも大丈夫と思っていませんか?何を隠そう日本人は英語が苦手です。まず”英語の発音を作れません”。次に”文法が違います”。そして、最大の理由が”日本は島国なので日本語だけで問題ないから”。日本で道に迷ったら交番か駅員に聞いてみましょう。でもそこらにいる人でもジャスチャーだけで頑張ってくれるはずなので安心してください。

 

全員オタクではありません

日本人全員がアニメや漫画のオタクではありません。日本人は昔から”極める”ことが好きなので隠れオタクは多く存在します。日本人の知り合いがいたら「あなたは何のオタクですか?」と聞いてみてください。

 

クジラとイルカを食べるのは一生のうちにあるかないか

日本人はクジラとイルカを食べるというニュースが世界で話題になり、それ以来「日本人はクジラやイルカを食べるの?」と質問されることが多くなりました。もちろん漁業はいまだ続いていますし、食べようと思えば食べれます。が、それほど一般的な食材ではありません。ほとんどの日本人は今までクジラやイルカを食べたことがありません。

 

ハラキリしません

日本では最大の謝罪方法は”ハラキリ”ってイメージはないですか?それは100年以上の大昔の話。現在の日本でハラキリなんてしたら大騒ぎになります。もともとハラキリは武士階級のみに許された名誉ある自決方法。罪人や武士階級以外の人には許されない死に方だったのです。ですのでハラキリが怖くて日本に来れない外国人の皆さん安心して日本に来てください。

 

芸者は娼婦ではありません

”芸者=娼婦”と勘違いしていません?芸者は”芸”を売り”カラダ”は一切売りません。これは昔も今も同じ。現代でいえば実力派歌手のようなもの。彼女たちはグラビアアイドルのように写真集を出さず歌だけで勝負するでしょ?それと同じです。京都の芸者さんに値段交渉やベタベタと体を触ったりすると痛い目を見るので気を付けましょう。

 

いつでもだれでも礼儀正しいわけではない

”日本人は礼儀正しい”というのは間違いではありません。しかし日本人は礼儀正しのではなく礼儀正しく直されるのです。例えば電車内では「お年寄りには席を変わりましょう」とアナウンスが流れます。”ごみを捨てるな”と子供の頃から躾けられます。社会人になったら研修で徹底的に礼儀作法を学びます。だから日本人は礼儀正しいのではなく、礼儀正しくなっちゃった。というのが真実。ただし機嫌が悪かったり怒っている場合は話は別。色々と大変なときには羽目を外す日本人もいますが暖かい目で見守ってあげてください。

 

まとめ

映画やアニメなどの影響で日本に色々なイメージを持っているかもしれません。日本では「百閒は一見にしかず」というコトワザがあります。意味は”100回話を聞くより1回自分の目で見た方が確か”という意味。日本に一度来て頂いて本当の日本を見てください。

 

 

千明佐々木

この記事を書いた人

千明佐々木 佐々木 千明

最近はアジアに行く機会が多く、生活習慣などの違いに日々驚いています。日本の常識と海外の常識の違いを面白く伝えられればと思います!

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