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昨今はスマホの普及の影響で、海外に住む家族や友人への国際電話もスマホアプリを使ってかける人が増えてきました。でも、スマホアプリは同じアプリのユーザー同士でないと通話が出来なかったり、かかりにくかったり、そもそもスマホを持ってなかったり…と、いつも便利というわけでもありません。それなら携帯の電話回線や固定電話を使って国際電話を…と思ったときに、あれ、最初は何番を押すんだったっけ？となる人もいるのではないでしょうか。今回はスマホアプリ以外の方法での国際電話のかけ方をおさらいします。
固定電話からかける
日本の固定電話から海外に電話をかけるときの手順は、使用している固定電話がマイライン、もしくはマイラインプラスと呼ばれる「電話会社選択もしくは固定サービス」に加入しているかどうかによって変わってきます。これは日本に複数ある電気通信事業者のうち、どの事業者の回線を使うかをあらかじめ選択もしくは固定しておくためのサービスで、このサービスに加入していない場合は、電話をかける際に自分の選んだ事業者のアクセス番号をプッシュして知らせる必要があるのです。
電話会社選択（マイライン）もしくは固定サービス（マイラインプラス）に加入している固定電話からかける場合
日本の国際電話認識番号（010）、相手の国番号、相手の電話番号（市外局番などが「0」から始まっている場合、「0」は除く）の順に番号を押していきます。つまり、イギリス（国番号44）の020-XXXX-OOOOへかけたい場合は、
010 44 20 XXXX OOOO
と押します。
電話会社選択（マイライン）もしくは固定サービス（マイラインプラス）に加入していない固定電話からかける場合
この場合、日本の国際電話認識番号の010の前に、「アクセスコード」と呼ばれる、各通信事業者の専用番号を最初に付ける必要があります。
アクセスコード例
NTTコミュニケーションズ 0033
KDDI 001
ソフトバンクテレコム 0061
例えば、NTTコミュニケーションズを使って先ほどのイギリス（国番号44）の020-XXXX-OOOOへかけたい場合は、
0033 010 44 20 XXXX OOOO
となります。
相手先の国や通話時間帯によって通話料金設定が各通信事業者毎に変わってくるので自分に最適な通信事業者を予め調べる必要があります。面倒な場合は無難に「0033」を付ければよいでしょう。
携帯電話からかける
携帯電話から海外へかける場合はもっとシンプルです。かけ方は国際電話認識番号を最初に押して、相手の国番号、電話番号を押すだけ。
SoftBank、NTT Docomoの携帯電話から
イギリス（国番号44）の020-XXXX-OOOOへかけたい場合は、次の様に押します。
010 もしくは 「+」 44 20 XXXX OOOO
au の携帯電話から
先ほどのイギリスの番号へかけたい場合は、次の様に押します。
010 44 20 XXXX OOOO
参照：国番号一覧
プリペイドカードでかける
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さて、固定電話や携帯電話からも簡単にかけられる国際電話ですが、一番の欠点は通話料が高いこと。料金は時間帯や相手先の国によって変わりますが、1分間の通話にに数十円かかるのは当たり前、場合によっては100円を超えることもざらにあります。そういった料金の問題を緩和できるのが、プリペイド式の国際電話カード。事前に1000円カード、3000円カードといった風に定額の通話用カードを購入し、カードを発行している各社のアクセス番号に電話、アクセスポイントに繋がったらカードに記載されているID番号を入力し、相手先の国番号、電話番号を押して電話をかけるというもの。１回で使い捨てのものから、リチャージ式のものも。
固定電話、携帯、IP電話など殆どの種類の電話からアクセスすることができますが、使用する電話の種類と相手先の国によっても通話可能時間が変わってきます。一番安い固定電話で使用すれば、普通に固定電話から国際電話をかけるよりもずっと通話料を安く抑えることができます。国際電話のプリペイドカードは、数社から売り出されていますので、比較検討してぴったりの１枚をみつけましょう。
※プリペイドカードで国際通話をする場合、最初にアクセス番号にかけてからアクセスポイントに繋がるまでの通話料は、国際電話の通話料とは別にかかりますので注意しましょう。
まとめ
ほとんどの国で、国際電話をかけるときになにやら「０」から始まる番号を押す、というのはなんとなく認識されていますが、この「国際電話認識番号」というのは各国によって違うのですね。日本の国際電話認識番号は010ですので、固定電話や携帯電話で国際通話をする時には覚えておきましょう。
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