災害前が来る前に確認を!大阪防災マップ

大阪防災マップ

photo by Timothy Takemoto

日本第二の大都市、大阪市。ここは首都東京と同じく海に面しており、また市中をたくさんの川が流れているために豪雨による川の氾濫や、津波による水害が懸念されます。また、1995年の阪神淡路大震災では、最も被害の大きかった神戸市とともに、大阪市でも深刻な被害がありました。近畿地方ではそれまでの数十年間大きな地震が起こっていなかったため、日本中にショックを与えました。日本の都市部では何もないときは便利な生活ができますが、いったん災害が起こってしまうとほとんどのインフラがシャットダウンしてしまうため、普段から災害時の行動基準や避難場所などを頭に入れておくことが大切です。

 

水害ハザードマップ

世界中で気候変動による災害が深刻化している昨今ですが、日本も例外ではありません。大阪市では2017年と2018年に起こった台風及び集中豪雨が記憶に新しいところです。いつ起こるかわからない水害の際に正しく行動、避難できるよう、大阪市では区ごとに水害ハザードマップを公開しています。特に淀川区、西淀川区、此花区、港区、福島区などは海抜ゼロメートル地帯と呼ばれる海面よりも地面が低い地域は、特に水害に弱いとされています。生活圏の中に海抜ゼロメートル地帯が入っている人は特に、普段からハザードマップを確認しておきましょう。大阪の水害ハザードマップには次のような内容が詳しく記載されています。

  • 水害時の行動の指針
  • 洪水発生時の避難場所
  • 区内で予想される浸水レベル

大阪市役所では全区の水害ハザードマップを印刷したものを配布しているほか、ウェブサイトからもPDFを閲覧、ダウンロードできます。また、河川氾濫・内水氾濫の際の行動基準も公開しているので、合わせて確認しておきましょう。

 

地震避難所マップ

日本は4つのプレートの境界線に位置しており、内陸型地震の原因となる活断層が多数点在しているため、非常に地震の多い国として知られています。実際、震度1-3規模の小型地震は日常的に頻繁に起こります。しかし、特に気を付けておきたいのは阪神淡路大震災や東日本大震災のような超大型の地震。発生時には大変な混乱が起こり命の危険があるため、あらかじめ避難手順や最寄りの避難所の場所を知っておくことが重要です。
大阪市のマップナビ大阪では地震の際の避難経路や避難場所、また大型地震で津波が来た時の避難場所を検索できます(防災・安全・安心をクリック)。また、大型地震の際に問題となるのが道路の液状化現象。大阪市のウェブサイトでは、市内で起こりえる液状化の分布図も公開しています。

東京防災ブックレット

阪神淡路大震災で証明されたように、大阪市も巨大地震と無縁ではありません。むしろ、後数十年以内に南海トラフを震源とした巨大地震がおこるのではないかと懸念されています。東京防災ブックレットは東京都で巨大地震が起こることを想定して作られたものですが、このブックレットには地震の際にどのような行動をとるべきかが詳細に渡って記載されているため、日本中どの場所でも地震時の行動の指南書として使えます。東京都防災ホームページからPDFを他言語でダウンロードできるほか、近畿地方でも印刷版を150円で購入できます(近畿地方での販売は日本語のみ)。

 

おまけ:大阪府の大阪市以外は土砂災害に注意

大阪市がある大阪平野は関東平野ほど広くはなく、大阪府の外側は山地や丘陵地になっています。これらの地域で注意が必要なのは、豪雨の際の土砂災害。今年10月にも茨木市で土砂崩れが発生し、複数の人々が死傷しました。そのため、大阪府では「大阪府・土砂災害の防災情報」として、タイムリーに確認できる危険地域の位置情報や、通常時に確認しておくべき訓練シミュレーション動画を公開しています。また、日本気象協会が公開している「非難の心得」も土砂災害時の行動基準として参照できます。

 

まとめ

阪神淡路大震災以前は、比較的地震の影響の少ない地域として認識されていた大阪を含む近畿地方。南海トラフ由来の巨大地震の可能性が取りざたされている昨今では、地震や津波と無縁の地域とは言えなくなってきました。また、近年増加が著しい集中豪雨による水害。大阪府の中でも、大阪市は特に海抜ゼロメートル地域が広範囲に広がっており、水害に特に弱いとされています。また、大阪市以外の丘陵地では同じく豪雨による土砂災害が懸念されます。そのため、大阪府、大阪市ともにこれらの災害に対する行動基準や避難情報をたくさん公開しています。災害はいつ発生するかわからないもの。災害発生時に正しい行動がとれるよう、普段から自身の生活圏の防災情報を確認しておきましょう。

 

 

あきらことほ

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日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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