photo by Tatsuo Yamashita
2020年は世界中が新型コロナウイルスに振り回された年でした。2021年に入っても日本では陽性者の数が急増し、変異種の感染が報告されるなど、まだまだ予断を許さない状況が続いています。まだ寒い季節が続くため、健康管理には特に注意したいところです。そのために活用したいのが、コロナ対策のために活用できるスマートフォンアプリ各種。政府主導で開発された接触確認アプリからニュースアプリ、健康管理アプリなど、新型コロナウイルス対策のために様々なアプリがあります。今回はコロナ禍から自分の健康を守るためにぜひダウンロードしておきたいアプリをご紹介します。
新型コロナウイルス接触確認アプリ COCOA
まずダウンロードしておきたいのが、厚生労働省が開発した接触確認アプリCOCOA(COVID-19 Contact-Confirming Application)。スマートフォンのブルートゥースを使って、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性を通知します。通知は新型コロナウイルス感染症の陽性者と1メートル以内、15分以上接触した場合に発信されます。電話番号や位置情報、陽性者との関係性など個人が特定されるような情報は互いに全く分からないようになっており、接触の可能性のみがSMSまたはスマートフォンのメールにて通知されるようになっています。なお、このアプリで陽性者との接触の可能性が知らされた人は、PCR検査の費用が無料になります。使用者が多ければ多いほど利用価値のあがるアプリなので、まだダウンロードしていない人はぜひ利用しましょう。
ダウンロードは厚生労働省ホームページ、もしくはアプリストアからできます。
ニュース速報アプリ News Digest
News Digestは、本来日本国内の時事ニュース、事件や災害などを含む一般ニュースを速報するウェブサイトです。News Digestのスマートフォンアプリには、さらに新型コロナウイルス感染症に関するニュースを確認できる「新型肺炎」タブと、日本国内の感染状況を確認できる「国内感染状況マップ」タブが追加されており、新型コロナ感染症に関するニュースをいち早くキャッチできます。また、GPSを用いて現在地周辺で感染事例のある場所をチェックできる機能もあり、自分の感染リスクを把握するのに役立ちます。なお、感染事例の情報は自治体や企業による正式な発表をもとにしており、情報の正確さにも評価が集まっています。
体調管理アプリ 健康日記
「健康日記」は、㈱ヘルステック研究所が京都大学と共同開発した個人向けの健康管理アプリ。体温、症状(あれば)、薬の服用、検査の有無/結果といった、新型コロナウイルス感染症に関わる主要項目を記録することができます。健康状態の推移を自分自身で振り返ることができるという利点の他に、必要であればこれまで記録したデータをCSVファイルにして送信することもできます。体調が悪くなって新型コロナウイルスに感染したかもしれないという時、医療機関に相談するために直近の自分の健康状態をすぐに知らせることができます。「健康日記」は個人用ですが、グループのメンバーの健康状態を一括で管理したい場合には、団体用の「らくらく健康観察」もあります(同じく㈱ヘルステック研究所が京都大学と共同開発)。
食事管理アプリ あすけん
この「あすけん」アプリは、健康維持やダイエットのための管理アプリ。毎日の食事を記録すると、摂取エネルギーや栄養素が記録されていくというもの。一般的な料理や、大手外食チェーンのメニューも記録できるなど、幅広い選択項目が用意されています。このパンデミックによる外出自粛で、よく話題に上るようになったものの一つに「コロナ太り」があります。家に引きこもりがちな生活習慣に変わったことで、普段通りの食事をしていても体重の増加が止まらないという人が増えました。このアプリの最大の利点は、毎日の食事内容を可視化できるところ。コロナ禍での健康管理に役立ちます。
トレーニングアプリ各種
外出自粛によって懸念さることの一つが運動不足。コロナ前にはジムに通って運動をしていたという人の中にも、パンデミックが始まってからは休会しているという人がいます。しかし、運動もせずにひたすら自宅で過ごすというのは、気分的にも健康的にもよろしくありません。そんな時はスマートフォンにフィットネスアプリをダウンロードして、自宅やその近所でできるだけ運動してみましょう。筋トレアプリやヨガなど、様々なものがダウンロードできます。
ナイキトレーニングクラブ
毎日ヨガ Daily Yoga
30日間フィットネスチャレンジ
Runtastic ランニング&ウォーキング
まとめ
2021年に入って収束するどころか、まだまだ続きそうな新型コロナウイルスのパンデミック。過去に例を見ない異常事態がもう1年以上続いています。日本ではまだしばらく寒い季節が続くため、健康には特に注意したいもの。今回ご紹介したアプリは、コロナ対策として非常に有効なものばかり。早速ダウンロードして感染予防や健康管理に役立てましょう。