日本へ来る前に忘れず準備!来日前に準備するもの

準備するもの

photo by Jernej Furman

コロナウイルスワクチンの接種が進み、デルタ株の拡大も一時期よりは落ち着きを見せ始めたところへ、今度はオミクロン株の登場。新たな変異株の登場で世界はまた警戒状態になってしまいました。日本もすぐに新規入国者の制限に踏み切り、この先しばらく国境の水際対策が大幅に緩和することはなさそうです。日本国外で待機になってしまった来日予定者にとっては残念なニュースになってしまいました。今のところ、新規入国制限は1か月の予定ですが、次に国境が開かれる時のために、コロナ禍で来日する際に必要なものを確認しておきましょう。

 

1.ワクチン接種証明書の写し

日本に行くことが決まったら、なにはともあれ入手しなくてはいけないのがワクチン接種証明書。日本政府が有効と認めるタイプのワクチン(ファイザー/モデルナ/アストラゼネカ)を2回接種完了している必要があります。入国時には証明書原本の写しを提出します。証明書のフォーマットには記載内容(発行機関やワクチンの種類など)、言語などに指定があるので、厚生労働省のウェブサイトで確認して、必ず出発国のワクチン接種証明書を発行する機関に必要事項を全て記載するように依頼しましょう。

 

2.出国72時間以内のコロナウイルス感染症陰性検査証明

日本へ向けて出国する前に用意するものその2は、コロナウイルス感染症検査陰性証明書。これは、必ず飛行機に搭乗する72時間以内のものでなくてはいけません。この証明書にも日本国指定のフォーマットがあるので、それに従って出発国の医療機関で発行してもらいます。その他にも、検査方法や言語などの指定があります。条件の確認やフォーマットのダウンロードは厚生労働省のウェブサイトからアクセスできます。

 

3.日本で使用できる携帯電話

日本入国のためにまず必要になるのが、日本で使用できるスマートフォン。これは、接触確認アプリCOCOAをダウンロードして使うためです。日本に入国後は、出発国によって異なる待機期間が設定されていて、その期間中は接触アプリの仕様が義務付けられています。また、期間中は保健所から待機しているかどうかの確認電話がかかってくるため、日本で使用できるSIMカードも用意する必要があります。アプリのダウンロードやSIMカードの入手は日本に到着後でもできますが、到着後はなかなか忙しくなるため、できれば事前に用意したほうがスムーズです。日本で使用できるスマートフォンを持っていない人は、日本に到着後にレンタルすることもできます(費用がかかります)。

 

4. 質問票WebのQRコードをスクリーンショットまたは印刷しておく

日本に到着して飛行機を降りたらすぐに検疫に提出する書類が、質問票。機内で配られるいつもの黄色い質問票とは別に、新型コロナウイルス感染症の検疫手続きとして、滞在歴や健康状態、日本での連絡先を記入した質問票を記入します。日本ではまだ入国後の自主隔離が課されており、この質問票に書いた連絡先へ隔離の様子の確認連絡が入ることになります。これは日本へ到着してからでももちろん記入できますが、日本についてダウンロードしてから記入していると、予想外に手間取ってしまうので、事前に記入まで済ませておくほうが時間の節約になります。

質問票のダウンロード記入の手順

5.空港から自宅や宿泊施設等へ直接移動するための手段を確保

日本に到着した入国者は国籍を問わず、10日から14日間の自主隔離をすることになります。自主隔離の場所は自宅やホテルなどですが、空港から自主隔離先までは公共交通機関を使わずに、自家用車など個人で手配した交通手段で行かなくてはいけません。日本についた後に空港まで迎えに来てくれる人がいない場合は、レンタカーでの移動になりますが、現在はコロナ禍で空港にあるレンタカー会社のカウンターの営業時間も短くなっています。そのため、レンタカーは出国前に予約を完了し、日本についた後にどういう手順で車をピックアップするかを確認しておきましょう。到着が早朝や午後の遅い時間になる場合は、レンタカー会社のスタッフと顔を合わせずにピックアップになる場合もあります。

 

まとめ

日本へ到着後の入国手続きは、検疫への黄色い質問票の提出や入国審査などが必要で時間のかかるものでした。コロナ禍の現在、さらにいくつもの書類の提出が増え、出国前の準備がいろいろ必要になりました。中には取得していないと、そもそも飛行機へ登場できないもの(ワクチン接種証明書や新型コロナウイルス陰性証明書など)もあり、コロナ以前よりも早くから準備を始めなくてはならなくなりました。日本国内の国際空港はどこも今は空いていますが、ソーシャルディスタンスや手続きの増加で、入国手続きにかかる時間は増えています。準備物を忘れて余計な時間を取られないよう、必要書類などはあらかじめ準備しましょう。

 

 

あきらことほ

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あきらことほ あきら ことほ

日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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