photo by Miguel Ángel Avila LombanaFollow
今年3月、政府の「教育未来創造会議」が行われ、中期的な人材投資の一環として10年後までに留学生の数を40万人に増やすという発表がありました。コロナ禍が始まった直後は水際対策のために新規入国が制限され、留学生の数は一時減少していましたが、これからはどんどん増加していく見込みです。ほとんどの留学生にとっては日本に住むのは初めての体験。日本に来るのも初めてという人だってたくさんいることでしょう。学校での勉強はもちろん、アルバイトを探したり、友人を作ったりと忙しくなることは必至です。今回はそんな留学生が日本で快適に過ごすためにスマホに入れておきたい便利なアプリを集めてみました。
Duilingo (日本語学習)
世界中で言語学習者に愛用されているDuilingo。1日数分ゲーム感覚で始められ、長く続けることで自然に言語が習得できる仕組みです。まったくの初心者からすでに日本語をある程度習得している人まで、全てのレベルを対象にしています。初回は自分の日本語レベルのテストがあるので、自分に合ったレベルから開始できます。学習内容は日常で使う会話や文章がメイン。スピーキング、リスニングだけでなく文字の読み書きの練習もできるので便利です。
Meetup (コミュニティ)
留学生は勉強やアルバイトに忙しいものですが、せっかく日本に滞在しているのだから学校やアルバイト先で得る人間関係だけでなく、自分の趣味や興味のある分野でいろいろな人と知り合いたいもの。Meetupはスポーツ、アウトドアアクティビティなどのフィジカルなものから、読書やテクノロジー、芸術関連などのインドアアクティビティまでありとあらゆる分野のコミュニティを探せるプラットフォームです。登録すると趣味のグループに参加したりオンラインやオンサイトのイベントに参加でき、普段の生活では接点のなかった人とでも出会うことができます。
マイナビバイト留学生版(アルバイト探し)
留学生は資格外活動許可の申請をすることで1週間に28時間(長期休暇中は1日8時間)まで就労することができます。最近は物価が上がっていることもあり、生活のためにアルバイトは必須。マイナビは就職・転職関連のアプリをたくさん出していますが、こちらのマイナビバイト留学生版は留学生のアルバイト探しに特化したアプリ。業種、期間、勤務地などの基本的な項目のほか、自分の日本語レベルで仕事を検索できる優れものです。
SUUMO(家探し)
留学中の住居は学校の寮やホームステイなどいろいろなスタイルがありますが、自分で家を借りて住むという人も多くいます。日本では賃貸物件を契約する際に保証人を立てる必要があり、日本に家族がいない留学生にとってはこれが賃貸契約をする際のハードルになりがちです。リクルート社が運営する不動産・住宅サイトのSUUMOは保証人不要の物件を多く紹介しており、留学生にとっては強い味方になります。日本全国をカバーしているので留学先が日本国内のどこでも安心して使用することができます。SUUMOのほかにもiettyやエイブルでも外国人向けの物件を検索できます。
マイナビ/リクナビ(就職活動支援)
日本で学んだ後はそのまま日本で就職したいという留学生は多いもの。日本には独特の新卒採用という習慣があり、学生たちは最終学年になる前から自分の希望する業界を調べたり、面接に備えて自己分析したりと勉強以外にも就職活動で忙しくなります。そんな時活用したいのがリクルート社のリクナビやマイナビ社の運営するマイナビやといった就職支援アプリ。企業の検索はもちろんのこと企業エントリー、説明会、インターンシップへの申し込み、適性診断や自己分析ツールなど、あなたの就職活動を一元的にサポートしてくれます。
まとめ
初めて日本に留学に来て住むとなると、学校での勉強はもちろんのこと住む部屋を探したり、アルバイトを探したり、友人を作ったりと様々なタスクが一度に起こりがちです。また、住んでいるうちに引っ越すことになったり、卒業が近くなれば就職先を探したりとますます忙しくなります。近年は日本で学ぶ留学生の数が増加しており、外国からの学生を支援するためのツールもたくさん出ています。日本で快適に勉強し、卒業後は日本で希望の仕事を見つけるためにぜひこれらのアプリを役に立ててみてください。