今年は花火大会もBack to normal! 2024年に見るべき東京の花火大会

足立の花火

photo by SAGA Gem

2019年末に始まったコロナパンデミック以来、日本では人の集まるイベントごとが避けられてきました。しかし今年からは全く行動制限のない生活に戻ることができるように。そのおかげで毎年開催されてきた夏の花火大会も元通りの規模で戻ってきました。日本最古の花火大会と言われる隅田川の花火も今年は大盛況で終了しました。東京各所の花火大会は来年以降も同様に開催の見込みとなっています。そこで、このコラムでは2024年に必見の東京の花火大会をご紹介します(隅田川は除く)。

 

足立の花火

東京都の三大花火大会のうちの一つ、足立の花火。打ち上げ場所は足立区の荒川河川敷。こうしてみると東京都内の花火大会は川が会場になっているものが多いですね。足立の花火は明治時代に始まった歴史のある大会で時代を超えて東京都の夏の風物詩として人々を楽しませてきました。今では毎年13,000~15,000発もの花火が打ち上げられる東京都最大級の大型花火大会になりました。有料観覧席もありますがそれ以外にも河川敷に座って観覧する場所もあり、横長の地形を活かした大迫力の花火を楽しむことができます。

開催場所:足立区荒川河川敷
日時:7月下旬19:20ごろスタート(2023年は7月22日開催)
アクセス:東武線・JR・東京メトロ・つくばエクスプレス北千住駅から徒歩15分、東武線小菅駅or五反野駅or梅島駅から徒歩15分
観覧席:要予約(有料)

 

葛飾納涼花火大会

葛飾納涼花火大会は歴史ある東京の下町柴又で行われる花火大会で70年の歴史のある大会です。例年では13,000発ですが、2023年は再始動の年とあってなんと20,000発ものゴージャスな花火で77万人の観覧者を楽しませました。数ある東京の花火大会の中でも隅田川に継ぐ規模の人気の花火大会です。見どころはナイアガラやスターマインといった大掛かりな仕掛け花火。江戸川の対岸からみると色とりどりの花火が音を立てて上がって行く様が大迫力で楽しめます。

開催場所:葛飾区柴又野球場(江戸川河川敷)
日時:7月下旬19:30ごろ(2023年は7月25日開催)
アクセス:京成線柴又駅から徒歩10分、JR金町駅から徒歩20分、北総線新柴又駅から徒歩15分
観覧席:要予約(有料)

 

立川まつり

都心から電車で1時間ほどで行ける立川市。この立川市にある国営昭和記念公園の原っぱで行われるのが立川まつりです。この花火大会のよいところは原っぱの観覧エリアで地面に座って花火鑑賞できるところ。今年は令和になってから初の開催ということで、公園外の道路からの観覧者も合わせると70万人という人出があり大いに盛り上がりました。400mの高さまで打ちあがる大玉やスターマインといった大迫力の花火が楽しめます。当日開催場所の原っぱは混雑が予想されるので、公園内で座って鑑賞したい場合は早めについておくとよいでしょう。

開催場所:国営昭和記念公園
日時:7月下旬19:00ごろスタート(2023年は7月29日開催)
アクセス:JR立川駅から徒歩15分
観覧席:要予約(有料)、18:00以降は公園の入場料が無料に

 

いたばし花火大会

こちらは板橋区の荒川河川敷で開催される花火大会で、毎年60万人もの人出があります。いたばし花火大会の魅力はやはり大玉花火の数の多さ。目玉である横幅700mに渡って打ち上げられる大ナイアガラは必見の迫力です。この大会には腕に定評のある花火師が何人も集まっており、彼らの渾身の作品を何度も見られるのもこの大会を見るべき理由の一つです。人気の花火大会だけあって当日は公共交通機関、歩行者道路ともに大混雑必至になります。時間には十分余裕をもって観覧しましょう。

開催場所:板橋区 荒川河川敷
日時:8月上旬19:00ごろスタート(2023年は8月5日開催)
アクセス:都営三田線高島平駅or西台駅or蓮根駅から20分、JR浮間舟渡駅から徒歩20分
観覧席:有料予約席と無料観覧席があります。

 

調布花火

毎年多摩川で開催される調布花火。他の大会と比べて9月下旬に行われます。この大会の見どころは連続で打ち上げられる大玉花火と音楽と花火がシンクロするハナビリュージョン。夕暮れからの1時間、数々の大型花火が息をつく暇もないくらいの勢いで次々と打ち上げられます。毎年30万人もの来場者が訪れる人気の花火大会で夏の終わりを締めくくるのにぴったりです。多摩川をバックに上がる色とりどりの花火は圧巻の見ごたえ。当日は会場内に食べ物や飲み物を売る出店もあるのでちょっとしたお祭り気分も楽しめます。

開催場所:調布市多摩川
日時:9月下旬18:30スタート(2023年は9月25日開催)
アクセス:布田会場:京王線布田駅から徒歩20分、調布駅から徒歩25分、京王多摩川会場:京王相模原線京王多摩川駅から徒歩10分、調布駅から徒歩20分
観覧席:要予約(有料)

 

まとめ

日本の夏の風物詩、花火大会。15分程度で終わってしまう年末のカウントダウン花火とは異なり、夏の花火大会はたっぷり1時間が通常です。夜空を彩る色とりどりの花火は見ていて飽きることがありません。特に夏の東京はあちこちで花火大会が続々と開催され、どれを見るか迷うほどです。今回は有名な隅田川の花火以外で見ておくべき東京の花火大会をまとめましたが、これ以外にもまだまだたくさん花火大会はあります。来年日本に滞在する人はぜひ浴衣を着て観覧してみてはいかがでしょうか。

あきらことほ

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あきらことほ あきら ことほ

日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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