暑い日本の夏!でも夏こそ行きたい!おススメの観光スポット:東京編

屋形船

photo by Mariko Kato

そろそろ夏本番、ニュースでも日本のどこそこで猛暑日となった、などと聞こえてくるようになりました。猛暑日とは一日の最高気温が35℃以上になる日のこと。日本は湿度も高いのでなおさら不快感が増してしまいます。そのため、夏の日本旅行はどこへ出かけても暑くて大変、という声がちらほら聞こえます。そう、もちろん日本の夏は暑いです。でも、暑くても楽しめる屋内での展示や、暑い時期こそ楽しみたい屋外のイベントなど、夏ならではのアクティビティも日本にはたくさんあるのです。

 

地下鉄博物館

東京は世界でも有数の大都市。公共交通機関も充実していて、バス、電車、地下鉄、路面電車などありとあらゆる交通網が網の目のように張り巡らされています。その中の一つ地下鉄は、人々の日々の生活に欠かせないもの。ここ地下鉄博物館は東京の地下鉄の歴史、技術、現在のサービスなど地下鉄のことをなんでも学べる面白空間。地下鉄博物館ですが地下ではなく線路の高架下にあり、博物館らしからぬ外観です。周辺には葛西臨海水族園もあり、暑さを気にすることなく楽しめます。

地下鉄博物館
所在地:東京都江戸川区東葛西6丁目3−1 東京メトロ東西線 葛西駅高架下
営業時間:10:00~17:00(月曜休み)
料金:大人220円、子供100円
アクセス:東京メトロ東西線 葛西駅を下車、環七通りの横断歩道を渡り正面

 

東京湾屋形船ディナークルーズ

屋形船は川や海を船でクルーズしながら食事を楽しむ、というちょっとゴージャスなアクティビティです。屋形船自体は年間を通じて営業していますが、なんといっても夏がおすすめ。船内で食事をとるだけでなく、デッキからの東京の街の眺望を楽しむことができます。海の上に出るため春秋冬は防寒が必要ですが、夏はかえって水上を吹く風と景色を堪能できます。

東京湾屋形船ディナークルーズ
トリップアドバイザー
料金:13000円~
アクセス:乗り場は運営会社によって異なるため要確認

 

アートアクアリウム(銀座三越内)

日本で金魚と言えば、まず初めに思い出すのが夏祭りの金魚すくい。日本の伝統絵画浮世絵に描かれていたり、浴衣の柄として取り入れられたりと、金魚は夏の風物詩として日本文化に深く浸透しています。アートアクアリウムは銀座三越で毎年夏季に開催される企画展で、
水槽の中を泳ぐ金魚を会場全体を使って幻想的な景観を表現しています。展示には織物や陶器、螺鈿などをふんだんに使用しており、日本の伝統芸術も鑑賞できます。浴衣レンタル(有料、着付けは別場所)もあり、日本の夏を満喫するのに最適。

アートアクアリウム
所在地:東京都中央区銀座4丁目6-16 銀座三越
料金:2700円(当日券)、2500円(ウェブ予約)
開催期間:2025年6月27日~9月29日 10:00~19:00
アクセス:東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」からすぐ / 東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」(9番出口)から徒歩5分 / 都営浅草線・東京メトロ日比谷線「東銀座駅」から徒歩2分 / JR「有楽町駅」から徒歩9分

 

大相撲秋場所

日本の国技である相撲。プロの力士が技を競う大相撲は、毎年奇数月に「場所」と呼ばれる2週間の試合期間があります。そのうち一月、五月、九月場所は両国国技館での開催。伝統ある会場で、外の気温と同じくらい熱い土俵上の戦いを観戦することができます。大相撲は常に開催されているわけではなく、東京では年3回2週間ずつだけ。後の3回は地方で行われるので、9月下旬に東京へ滞在する機会があれば、ぜひ一度日本の伝統体技を観覧してみてはいかがでしょうか。2025年の九月場所は9月14日から9月28日まで開催されます。

大相撲秋場所@両国国技館
所在地:東京都墨田区横網1丁目3-28
料金:シートは4000円~
アクセス:都営地下鉄大江戸線「都営両国駅」から徒歩5分/ JR総武線各駅停車「両国駅」から徒歩2分

 

日原鍾乳洞

東京都内とは思えないほど豊かな自然を残している奥多摩町。ここには日本でも有数の鍾乳洞があり、日々観光客が訪れる人気の観光スポットになっています。もともとは山岳信仰の中心地として信者の巡礼を迎え入れていました。洞内は鍾乳石が見やすいようにライトアップされており、何百年という年月をかけて形成された自然の神秘を鑑賞することができます。洞窟の中は夏でもひんやりと涼しく、常に11℃ほどの気温になっています。夏場でも気温が低いため、上着を持って入りましょう。

日原鍾乳洞
所在地:東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
営業時間:9:00~17:00(4月~11月)、9:00~16:30(12月~3月)
料金:大人900円、子供700円
アクセス:JR青梅線の「奥多摩駅」から西東京バス奥20で「鍾乳洞バス停」下車し徒歩5分

 

まとめ

2025年ももうすぐ夏本番!毎日暑くなってきましたね。日本の夏は全国的に気温30℃を超えることは当たり前。35℃の猛暑日もまったく珍しくありません。そして、日本の夏は
気温の高さもさることながら、湿度が高いことでも知られています。観光には不向きな季節と思われがちですが、夏季にしか行われない屋内イベントや夏でも気温の上がらない避暑地など、夏でも楽しめる観光スポットやアクティビティはたくさんあります。暑さに負けず、今年の夏は東京へ出かけてみてはいかがでしょうか。

あきらことほ

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あきらことほ あきら ことほ

日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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