あの商品の舞台裏が無料で見れちゃう?日本の食品工場見学

photo by gigazine

おいしいもの大好き日本人。海外でもファンの多いテリヤキやてんぷら、お寿司に至ってはもはやSUSHIという別の食文化に発展しつつあります。それもこれも、何百年にもわたって脈々と受け継がれてきた日本人の「おいしいもの食べたい!」という、飽くなき探求心のたまものです。でも、ちょっと待った!お寿司やてんぷらだけが日本食じゃありません。海外のスーパーでも見かける、人気の日本のお菓子や調味料。国境を越えて愛されるおいしさの秘密を、工場見学で探ってみませんか?

 

無料工場見学『かっぱえびせん』

日本のスナック菓子と言えば、カルビーかっぱえびせんとポテトチップス。あまりにも有名なこのツートップを長年生産し続けてきたカルビーですが、その発祥の地が広島だとは意外と知られていません。そんな元祖カルビーとも言えるここ広島工場では、やめられない止まらない~のCMソングでおなじみ、かっぱえびせんの製造工程を見学できます。お店の棚に並んでいるかっぱえびせんの、生地づくりから袋詰めまですべての工程が明らかに!見学の最後には、出来たてのかっぱえびせんの試食もできます。所要時間約90分。

カルビー広島工場
住所:広島県廿日市市木材港北16-9
予約:FAXまたはメール
オフィシャルサイト: https://www.calbee.co.jp/factory/hiroshima/

 

無料工場見学『オタフクソース』

広島と言えばお好み焼き。お好み焼きなくして広島を語ることなかれ。広島風お好み焼きに欠かせないのが、この定番中の定番オタフクソースです。地元広島では知らない人のいないこのソース。こちらの工場では、ソース類の製造工程や品質管理についてのVTRを見てから、実際にボトルにソースを充てんする工程と、完全オートメーションで出荷されるまでを見学できます。工場に隣接するウッドエッグお好み焼き館では、広島風お好み焼きの歴史の紹介や、有料でお好み焼き体験も。帰りには出来たてオタフクソースのお土産ももらえて、お得感満載です。所要時間約90分。

オタフクソースWood Eggお好み焼館
住所:広島県広島市西区商工センター7-4-5
予約:FAXまたはメール
オフィシャルサイト: https://www.otafuku.co.jp/laboratory/factory/

 

無料工場見学『ポッキー』

ポッキーは恋の味。一昔前のポッキーのCMで「ポッキー坂恋物語」なんてのがありましたね。いや、ほんとに海外ではそのおいしさのあまり、「恋に落ちた」と表現されるほどの人気ぶりなんです。 2012年オープンのグリコピア・イーストでは、そんな世界中を虜にするマジカルお菓子ポッキーと、同じくグリコの主力商品プリッツの製造工程が見学できます。原材料を混ぜるところから、包装、出荷されるまで。あの繊細なお菓子のすべてがわかります!その他にも、グリコピア・イーストでは、カレッジホールやグリコタウンで江崎グリコの歴史や歴代のおまけの展示が。あの有名なグリコランナーと記念撮影したり、有料ですがジャイアントポッキーにデコレーションできたり、見どころいっぱいです!所要時間約70分。

グリコピア・イースト
住所:埼玉県北本市中丸9-55
予約:電話またはインターネット
オフィシャルサイト:https://www.glico.com/jp/enjoy/experience/glicopiaeast

 

無料工場見学『キリンビール』

欧米で自社ブランド「キリン一番搾り」、オセアニアでも現地ブランド「恵み」などを展開している世界のKIRIN。のんびりとした風景の広がる岡山市東区。ここに甲子園球場9個分の広大な敷地で、中四国地方の殆どの「一番搾り」を出荷しているというキリンビール岡山工場があります。広い敷地内をバスで見学しながら「一番搾りができるまで」を学んだあとは、出来立てビールで喉をうるおせる特典付き!見学の後はファクトリーショップで限定商品などのお土産も買うことができ、大人に大好評の工場見学ツアーです。所要時間約70分。

キリンビール岡山工場
住所:岡山県岡山市東区瀬戸町万富678
予約:電話またはインターネット
オフィシャルサイト:http://www.kirin.co.jp/entertainment/factory/okayama/

 

無料工場見学『ヤクルト』

小さなボトルに詰められたヤクルト。そのまま飲んだり、凍らせて食べたり、日本の子供のおやつの定番ですね。でも、おいしいだけじゃない、ものすごい健康効果もあるこの乳酸菌飲料は、海外のスーパーにも普通においてあります。それもそのはず、欧米オセアニアはもちろん、中国や東南アジアにもヤクルトは展開しているのです。ヤクルトが日本の企業だと知らずに、自国の製品だと思っている海外の人も多いのでは。 2015年2月に全面稼働を開始したばかりのヤクルト岡山和気工場では、ヤクルト類3種の生産工程を見ることができます。ガイドさんに工場を案内してもらった後は、出来たてヤクルトの試飲で締め。所要時間約60分。

ヤクルト岡山和気工場
住所:岡山県和気郡和気町田原下字高柳269
予約:電話で申し込み用紙請求の上、用紙をFAXで返信
オフィシャルサイト:http://www.yakult.co.jp/knowledge/factory/index.html

 

無料工場見学『キューピーマヨネーズ』

日本マヨネーズ界の雄・キューピー。そのオリジナルな味わいで、他のブランドとは一線を画し、堂々の国内シェア1位を誇っています。ここ、キューピー伊丹工場のオープンキッチンでは割卵工程と、マヨネーズの製造工程を見学させてもらえます。高速割卵機で、1分間に600個の卵が次々に割られていく様は圧巻!その他にもマヨネーズのきめ細やかさの秘訣や、ボトル詰めの際の細心の注意など、1つの製品ができるまでに色々な配慮があるのがわかります。各工場では個別にイベントなどを企画する場合もあるので、事前にウェブサイトをチェックしてみましょう。所要時間約75分。

キューピー伊丹工場
住所:兵庫県伊丹市南町4-7-1
予約:電話またはインターネット
オフィシャルサイト:http://www.kewpie.co.jp/know/openkitchen/itami_01.html

 

無料工場見学『キッコーマン』

最後はこちら、和食の神髄とも言えるしょうゆを海外でも展開しているキッコーマンの千葉野田工場です。ここでは、原料からしょうゆ麹を作り、もろみを仕込んで圧縮する作業などの工程が見学できます。工場内に入ると、とたんにあたりはしょうゆの香りでいっぱい!VTRでのしょうゆの全工程の説明や、しょうゆの色、香り、味の違いを実際に体験する試食も実施されています。工場見学の後はお土産に同社製品の小瓶がもらえます。また、併設されている「まめカフェ」で休憩も。このカフェではしょうゆソフトクリームや、特製もろみ豚汁、せんべい焼き体験なども楽しめます(これらは有料)。所要時間約60分。

キッコーマン野田工場
住所:千葉県野田市野110
予約:電話のみ
オフィシャルサイト:http://www.kikkoman.co.jp/enjoys/factory/noda.html

 

まとめ

いかがでしたか?各社とも製品の質や安全性の認知度向上を促進するため、工場見学はすべて無料で行われています。製造過程をみて、こんな風にして食品が私たちの食卓まで運ばれてくるんだなぁと思うと、いつも食べている味がさらにおいしく感じるかも!?工場見学には必ず事前予約が必要ですので、ウェブサイトにて予約方法の確認をお忘れなく!

 

 

あきらことほ

この記事を書いた人

あきらことほ あきら ことほ

日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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