米CNNでも選ばれたサイクリングの聖地「しまなみ」の魅力

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本州と四国に挟まれた瀬戸内海は、青い海に大小さまざまな島が点在し、「東洋のエーゲ海」と呼ばれるほどの景観を誇るスポット。その瀬戸内海にかかる高い橋の数々を、まるで天空を翔けるかのように自転車で渡ることができるサイクリングロード、それが『しまなみ海道』です。海峡を横断できる自転車道は世界でも珍しく、今やサイクリングの聖地として注目を浴びています。特に2014年にアメリカCNNで「世界で最もすばらしいサイクリングコースの一つ」として紹介されてからは、外国人旅行者からも熱い視線が注がれるようになりました。それでは、しまなみ海道のどんなところが国内外の人々を惹きつけているのか、その魅力を見てみましょう。

 

しまなみサイクリングの魅力1 瀬戸内海を一望できる絶景ルート

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しまなみ海道は広島県尾道市と愛媛県今治市の間を結ぶ、全長約70kmのサイクリングロードです。ルートには向島・因島・生口島・大三島・伯方島・大島の6つの島が並び、それぞれの間に個性的な橋が架けられています。橋の上から目に飛び込んでくるのは、透き通った青い海と、まるで宝石を散りばめたような島々の輝き。特に7つの橋の中で最も長い来島海峡大橋は、世界初の3連の吊り橋として有名です。4kmも続く高い橋の上を風を切って走り、雄大な景色を眺めるひと時は、きっと忘れられない思い出になることでしょう。

 

しまなみサイクリングの魅力2 走りやすい平坦な道

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橋までの上りや島の中央部の一部コースには多少のアップダウンがありますが、基本的には海沿いの平坦な道が中心で、気持ちよく走ることができるのもしまなみ海道の大きな魅力です。潮風を感じながらカーブを曲がるごとに、目の前に広がる穏やかで美しい島の風景。5月~6月にはみかんやレモンの木が可憐な花を咲かせて甘い香りが立ちのぼり、秋には色づいた柑橘類が目を楽しませてくれます。

 

しまなみサイクリングの魅力3 わかりやすい

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推奨サイクリングルートには「ブルーライン」と呼ばれる青い目印が引かれ、ゴール地点までの距離が方向ごとに示されています。たとえ地図がなくても迷わず目的地まで行くことができるので安心して走れますよ!また、ブルーライン沿いには気軽に立ち寄って休憩できる「しまなみサイクルオアシス」が多数あり、給水・トイレ・空気入れ・サイクルスタンドを無料で利用できるんです。

 

しまなみサイクリングの魅力4 外国人サイクリストにも優しい多言語対応

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世界から愛されるサイクリングロードだけあって、ルート上の案内看板にはしっかり英語も併記。またガイドブックは日本語以外に英語版、中国語版、韓国語版が用意されています。詳しいサイクリングマップだけでなく、見どころの紹介やコースの説明など役立つ情報がぎっしり。観光案内所で手に入るほか、ウェブサイトから事前にダウンロードすることも可能です。また、主要な観光案内所には英語対応ができるスタッフが常駐しているのもありがたいですね。

 

しまなみサイクリングの魅力5 手ぶらでも大丈夫

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絶景サイクリングを楽しみたくても、自転車を持っていくのは大変……そんな人の為に、しまなみ海道ではレンタサイクルのサービスが充実しています。15か所に設けられているレンタサイクルターミナルでは、クロスバイクなどのスポーツタイプの自転車から気軽に乗れるシティサイクル、坂道も安心の電動アシスト自転車まで、様々な種類の自転車を取り揃えています。どこのターミナルでも返却可能なので、もし途中で疲れてしまった時には、最寄りのターミナルで自転車を返してバスやタクシーで移動しても構わないのが嬉しいところです。なお、せっかくだから最高品質のレーシングバイクに乗ってみたいという気合の入った方には、今治と尾道に店舗を持つ世界最大の自転車メーカー「GIANT」でのレンタルがおすすめ。最新モデルのロードバイクで快適なしまなみライドを楽しめますよ。

 

まとめ

しまなみサイクリングの魅力、伝わったでしょうか。ここでは紹介しきれませんでしたが、道中には美しい景色だけでなく、行列のできるラーメンや地元素材を使ったジェラート、海の幸のバーベキューなど、グルメスポットも目白押し。そんな見どころ満載のしまなみサイクリング、ぜひ一度体験してみてくださいね。

 

 

磯山ゆきえ

この記事を書いた人

磯山ゆきえ 磯山 ゆきえ

気ままな海外一人旅が好きです。外から見たこの国の姿を意識しながら、日本に関する楽しい話題をお届けできたらと思っています。

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