観光客でも楽しめるLGBTの聖地「新宿二丁目」ガイド

photo by rgnavi

新宿二丁目は世界でも屈指のLGBTの街。新宿駅の東側、主に新宿通りと靖国通りの間のエリアのことを言い、「仲通り」がメインストリート的な場所です。クラブやバーが林立し、嗜好を同じくする人々が、話し相手やパートナーを求めて集まります。ひと昔前は、立ち入るのにちょっと勇気がいる新宿二丁目だったのですが、近年はゲイやレズビアンの人だけでなく、ストレート(異性愛者)の人や観光客も多く訪れるようになりました。お酒を楽しみながらバーのママや居合わせたお客さんとの会話を楽しむお店から、ニューハーフショーを楽しむお店、外国人も多く訪れるお店など、お店にはそれぞれ特徴があります。今回は、日本を訪れた際はぜひ行ってほしいお勧めスポットを紹介しながら、新宿二丁目の遊び方をお届けします。

 

新宿二丁目のお店選び

photo by s3-ap-northeast-1.amazonaws.com

新宿二丁目には、ゲイの人しか入れないお店、レズビアンの人しか入れないお店、女装の人々が集うお店など、入店に際して決まりやドレスコードが設けられているお店が多くあります。あなたがゲイやレズビアンならば、そういうお店で気の合う相手を探すもよし、旅先で女装して女装バーに行くもよし!もしそうでなければ、「観光バー」とか「MIXバー」と呼ばれる、いわゆる一般の観光客歓迎のお店にトライするのがよいでしょう。

 

ニューハーフショーを楽しむなら『ひげガール』

初心者も女性も大歓迎の『ひげガール』は、飲み会、宴会、合コンはもちろん、結婚式の二次会まで出来ちゃうショーパブです。広い店内はソファ席もあり、ゆっくりとお酒を飲むもよし、盛り上げ上手なニューハーフたちと羽目をはずすもよし。予約をすれば人生相談だってできちゃいます。もちろんショーも本格的!3か月に一度、演目も新しくなります。ショーの花形、一番人気のベル嬢に会えば、その美貌に驚くでしょう。男性だということを忘れる美しさで、ダンスもトークも最高のニューハーフ嬢です。

ひげガール
東京都新宿区歌舞伎町1-2-8-5F
03-5292-1275

 

誰でもOK!MIXバー『ARTY FARTY』

外国人のゲイやレズビアンの方々に人気のMIXバー『ARTY FARTY』。ゲイのお客さんが多く、客同士でカップルが成立することも珍しくないそう。MIXバーなのでストレートの方でも入店OK。多国籍の人で 賑わうバーだけあってお酒の種類が多くノンアルコールカクテルも充実しています。

ARTY FARTY
東京都新宿区新宿2-11-7 -2F
03-5362-9720

 

誰でもOK!ゲイバー『ageha』

若い体育会系イケメンお兄さんが相手をしてくれる『ageha』。店内はオシャレな南国風のバーという感じ。ゲイの方はもちろん、ストレートの男性女性どなたでもOK。どんな性別でも、どんなセクシャルマイノリティでも、どんなテンションで行っても盛り上げてくれるお家芸はさすがです。

ageha
東京都新宿区新宿2-10-3-3F
03-3350-4932

 

女性であれば誰でもOK!レズビアンバー『BAR GOLD FINGER』

日本初の女性専用イベントとして名高いオーガナイザーがプロデュースする新宿二丁目の女性専用バー『BAR GOLD FINGER』。男性は入店NG、女性であればバイセクシャルでもレズビアンでもストレートでもOK。東京のレズビアン中心スポットです。

BAR GOLD FINGER
新宿区新宿2-12-11-1F
03-6383-4649

 

取りあえずの1杯であれば『Aiiro CAFE』

外国人に人気なのが赤い鳥居が目印の『AiiRO CAFE』。みんなフレンドリーで英語を話すスタッフもいます。お勧めは何といっても週末。世界中から訪れた観光客で賑わう店内は大盛りあがり。性別も人種も国籍もすべてのボーダーフリーといった感じです。

AiiRO CAFE
東京都新宿区新宿 2-18-1
03-6273-0740

 

LGBTを取り巻く現状

性的マイノリティは13人に1人、割合にすると7.6%もいるって、知っていましたか?日本の80歳以上の高齢者が人口の7.9%らしいので、それと同じくらいとすると、思ったより多い印象です。同じクラスにも、ご近所にもいるかもしれないし、もしかしたら、知らされてないだけであなたの友達もそうかもしれません。近年、日本でもやっと社会的に認知されつつあるLGBTの人々ですが、欧米に比べればまだまだ遅れています。オランダで世界で初めて同性同士の結婚が法的に認められたのが2001年、アメリカでも2015年にすべての州で同性婚が異性婚と同じ権利を得られるようになりました。それに比べて日本では、やっと東京都渋谷区と世田谷区で、条例や要綱としてパートナーシップを認めてくれるようになったにすぎません。

 

まとめ

インターネットが普及した現在では、SNSやアプリなどを使って、簡単に情報を手に入れたり出会いの場を得ることができるため、新宿二丁目のようなエリアに足を運ぶことなく自分と同じセクシュアリティの仲間を見つけることが可能になりました。その結果、新宿二丁目の客足は減り、お店の数も減ったそうです。LGBTの人たちにとって新宿二丁目のような場所は貴重ですし、歴史ある新宿二丁目が寂れていってしまうのは悲しいですよね。セクシャルマイノリティの人たちの憩いの場を盛り上げるためにも日本を訪れた際には、ぜひ新宿二丁目に足を運んでみてください。

 

 

origami

この記事を書いた人

origami origami 編集部

宿泊する、滞在する場所の情報はもちろん、私たちの国の文化や流行、裏ワザなどもご紹介。日本の寝る場所+日本の楽しみ方を発信していきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>