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東京には地元っ子に愛され続ける、安くて！うまい！お店が沢山あります。その中でも独自ルールが存在するお店に焦点をあてていきたいと思います。常連客の作り出す独特の雰囲気、店員との緊張のやり取り、ビビりながら食べる激ウマの1品。このギャップを味わいたい方は足を運んでみてください。
葛飾区立石｜もつ焼き『宇ち多゛』
ファンサイトまでも存在するもつ焼きの名店『宇ち多゛』。常連さんの作り出す妙な緊張感の中で食べる激ウマのモツ焼きは食べる価値あり。ここは独自のルールが存在するため行く前に予備知識が必要です。
宇ち多゛ルール
- 喫煙禁止
- 写真撮影は食べ物のみ
- 食べたお皿は重ねる
- お酒は5杯まで
- すでにお酒を飲んでる方は入店禁止
- 注文方法が呪文のように特殊
- 長居は禁物（食べたらスグに出る）
- 予約不可
注文方法が独特で外国人には攻略しきれないので入店したら「オススメ3000円で」と日本語で言い切りましょう。そして世話を焼いてくれるおじさんや店員さんが現れるのを待ちましょう。
食べないといけない1品「タン生」
宇ち多゛に来たら食べないといけない1品が「タン生」。開店から2時間で売れきれてします激レアメニューです。しっかり火を通した「ボイル」と赤みが残った「赤いところ」があります。（写真は赤いところ）
宇ち多゛
東京都 葛飾区立石1-18-8仲見世商店街
平日14：00～、土曜日12：00～（日・祝日は休み）
※もつ焼きがなくなり次第終了
北区赤羽｜もつ焼き『米山』
酒場の聖地赤羽で伝説の店と言われる『米山』。もつ焼きを語るうえで避けては通れないお店です。1時間以上待つのは当たり前、1日2回の総入れ替え制なので1順目に入れるか入れないかがキモ。当然のごとく独自ルールが存在するのです。
米山独自ルール
- 18：15と20：30の総入れ替え制
- 料理の注文は1回のみ（追加注文不可）
- 注文は入店時に紙に書いてカウンターに置く
- お客さん全員分の注文が揃ってから調理開始（もたもたするとみんなに迷惑がかかる）
- お酒の注文は随時OK
- 串は2本から
- 串の薬味は「生姜」か「ニンニク」どちらか1つ選ぶ
- 味付けはテーブルに置かれた調味料でご自由に
- すぐ出てくる1品料理を必ず頼む（でおかないと焼き物がでるまで45分間位お酒だけ）
- 予約不可
総入れ替え制なのでお店にいられる時間が限られています。なので注文にモタつくと他のお客さんに迷惑をかけるので並んでいる間に注文を予め決めておきましょう。
食べないといけない1品「つくね」
米山に来たら食べないといけない1品が「つくね」。二順目の入店では売切必須なので一順目に入店しないと食べられない激レアメニューです。
米山
東京都北区赤羽1-64-7
18：15～24：00（日・祝日は休み）
江東区亀戸｜餃子『亀戸餃子本店』
亀戸にいたら絶対に行かないといけないのが『亀戸餃子本店』。日本の国民食である焼き餃子を1皿250円でお腹いっぱい満喫できます。常に行列が絶えなく餃子が無くなり次第閉店です。
亀戸餃子本店の独自ルール
- 料理メニューは「焼き餃子」のみ（飲み物は色々あるよ）
- ライスすらも無し（ひたすら餃子）
- 餃子は1人最低2皿がノルマ
- 飲み物だけ注文（餃子は勝手にどんどん出てくるわんこ形式）
- 味付けはテーブルに置かれた調味料でご自由に
- 餃子が無くなり次第閉店
食べないといけない1品「餃子」
料理メニューは焼き餃子オンリーなので選ぶ余地はありません。したがって別の意味でも食べないといけない1品です。餃子専門店なので水餃子とかあっていいような気がしますが、焼き餃子のみという姿勢がカッコイイ。
亀戸餃子本店
東京都江東区亀戸5-3-4
11:00～18:30（年中無休）
※餃子がなくなり次第終了
世田谷区駒沢｜牛煮込み『かっぱ』
学生の街、駒沢大学駅から歩いて13分、知る人ぞ知る牛煮込み定食の『かっぱ』。普通に住宅街にある店なので知らないと牛煮込み定食屋とは分らないのです。
かっぱ独自ルール
- 座ると自動的に牛煮込み（並）が出てくる（小がいい場合は座る前に宣言）
- ごはん（小盛・並盛・大盛）と漬物（100円）だけ頼める
- おかわりはOK
- ドリンクメニューは一切なし
- 私語禁止
実は他のお客さんに迷惑をかけない程度であれば私語OK。ですが、店内は静寂が支配しているのでそんな気にもなりません。
食べないといけない1品『牛煮込み』
こちらも牛煮込みオンリーなので、違う意味でも食べないといけない1品です。創業65年、親子孫の三世代で牛煮込み一筋のかっぱには圧倒的なファンが通い詰めるお店なのです。
かっぱ
東京都世田谷区駒沢5-24-8
17:00～翌0:30（木曜日、第3水曜日）
まとめ
世界No,1と絶賛される日本の接客。その真逆をいくお店ばかりを集めてみました。「接客はしなくても料理には一切妥協をしない」そのハードコアな姿勢が長年地元っ子に愛される秘訣なのではないでしょうか？お店は真剣そのものですから、決闘に出向くような気持ちでお店に足を運んでみてください。
