知ってないとイタイ!?はじめてのお葬式・神葬祭マナーガイド

葬式

不謹慎なようで、なかなか気乗りしないけど事前に知っておかないとマズイのがお葬式と神葬祭のマナー。ココロの準備をしていなくても、悲しいお別れは突然訪れます。落ち着いて故人とお別し、失礼の無いようにふるまうためにもマナーをしっかり予習しておきましょう。

 

お葬式の基本的な流れ

1. 訃報が届く
2. 取り急ぎ弔問

仏式の場合

3. 通夜
4. 葬儀・告別式

神式の場合

3. 通夜祭
4. 葬場祭

 

1. 訃報が届く

訃報が届いた際には遺族の気持ちを思い丁寧にお悔やみの言葉を伝えましょう。併せて下記を確認してください。

訃報が届いたら確認すること

  • 故人は誰なのか?
  • 喪主と故人の関係
  • 会場の日時と場所
  • 宗派
  • 喪主

 

2. 取り急ぎ弔問

取り急ぎ弔問とは遺族の元へ通夜や通夜祭の前に訪ねてお悔やみを伝え、手伝いを申し出ることになります。スグに駆けつけるか?遠慮した方がいいのか?は故人との関係によって異なってきます。基本的には「取り急ぎ弔問は控えた方がいい」というのを頭に入れておきましょう。遺族の立て込んでいる時に手間を取らせてしまうからです。

取り急ぎ弔問に駆け付けた方がいいのは?

親族、家族同然のお付き合いをしていた友人、親密な付き合いをしていた近所の方は訃報が届いたらスグに駆けつけます。普段から付き合いの薄い親族の方は両親や親戚などに相談してから判断をしてください。まず玄関先で遺族にお悔やみを述べ手伝いを申し出ます。申出が不要な時は「改めて通夜に伺います」と伝え辞去してください。現地での手伝いが不要な場合でも、他の知人への連絡係を引き受けると良いでしょう。入院中や長期出張などでどうしても動きが取れない場合には代理人を立てましょう。

取り急ぎ弔問を遠慮した方がいいのは?

遺族が弔問を遠慮している場合や、さほど親しくない知人、仕事関係者の親族が他界された場合には弔問は控えます。遠方の親族の場合は遺族に弔問日時を伝えたうえで、できるだけ早く駆け付けるようにします。

 

3. 仏式「通夜」

通夜とは親族や親しい友人が故人の魂と静かに寄り添い夜通しで別れを惜しむ儀式です。以前は身内のみで行われていましたが、最近では一般の弔問客を迎えて1時間程度で終わる「半通夜」が多くなりつつあります。

通夜ぶるまい

通夜ぶるまいとは通夜の後に弔問客に飲食をふるまうことです。故人への供養やお清め、弔問へのお礼の意味が含まれています。通夜ぶるまいに招かれたらできるだけ出席するようにし食事は必ず手をつけましょう。また長居しないこともマナーです。

 

4. 仏式「葬儀・告別式」

葬儀とは故人を極楽浄土へ送るための儀式です。告別式とは生前の故人と親交があった人たちが最後のお別れをする儀式となります。元々は別々の儀式でしたが、最近は葬儀と告別式の両方を同時に行うことが多くなりつつあります。

ご焼香

仏教では参列者が故人を弔うために霊前で焼香します。順番は故人との縁の深かった順になります。

ご焼香の仕方

  1. 自分の番が来たら次の人に軽く会釈をして祭壇に向かう
  2. 祭壇の前で遺族と僧侶に一礼、遺影に一礼
  3. 香を右手の親指・人さし指・中指でつまみ目の高さでおしいただく
  4. 香を静かに香炉へくべる
  5. 遺影に向かって合掌し故人の冥福を祈る

宗派によって香をくべる回数(2~4の回数)が違います。よく分らない時には前の方をマネしてください。

 

3. 神式「通夜祭」

通夜祭とは神道における通夜のことです。神道の弔いの儀式は自宅や葬儀会場などで行います。 

手水の儀

手水の儀とは通夜祭の前に参列者全員が身を清める儀式です。

手水の儀の仕方

  1. 柄杓で左手・右手の順に手を清める
  2. 左手で水を受け口をすすぎ清める
  3. 懐紙で手を拭う

 

4. 神式「葬場祭」

葬場祭とは通夜祭の翌日に行う仏教で言う葬儀・告別式です。神道では故人を極楽浄土に送るのではなく家に留めて守護神とするための儀式になります。

玉串奉奠

玉串奉奠とは玉串を捧げて故人の霊が安らかであることを祈る儀式です。玉串とは榊の枝に紙垂という白い紙片をつけたものです。

玉串奉奠の仕方

  1. 斎主に一礼
  2. 根本を右手で、枝先を左手で支えながら玉串を受け取る
  3. 玉串を目の高さまでおしいただく
  4. 玉串の根元が手前に来るように時計回りに回ます
  5. 左手を枝先に移動して持ち手を変える
  6. 玉串の根元を祭壇に向け台へ置く
  7. 数歩さがる
  8. しのび手で二礼二拍手一礼
  9. 遺族に一礼

はじめてだと難しいので前の方をマネしてください。

 

服装と持ち物について

取り急ぎ弔問の服装

取り急ぎ弔問は「平服」で行く方が望ましいです。喪服を着るといかにも準備していたようで悪い印象を与えるため喪服は避けましょう。平服でも地味な服装でアクセサリーなどは外し、化粧も派手にならないように注意しましょう。

通夜・通夜祭・葬儀・告別式・葬場祭の服装

参列者は通夜や通夜祭では喪服を着ない方が良いとされていました。しかし現在では葬儀・告別式や葬場祭の代わりに通夜や通夜祭だけに出席する人が多くなり通夜や通夜祭でも喪服を着る人が増えています。男性は濃紺や濃い灰色のスーツ、シャツは白、ネクタイと靴下は黒にしましょう。女性は黒や地味な色のスーツやワンピース、ストッキングは黒色、靴やバッグは光沢のない黒色を選びましょう。派手な化粧や香水はNGです。特に注意が必要なのは2連のネックレス。「不幸が重なる」という意味があるので厳禁です。

数珠について

仏式の場合、数珠はなるべく持参したほうがいいですが、持参しなくても失礼にはあたりません。神式はもともと不要です。

 

香典について

香典とは線香や抹香の代わりに故人の霊前に供えるもので現金を不祝儀袋に包んだものになります。急な出費を必要とする遺族を支えるという意味もあります。香典は通夜・告別式・葬儀のいずれかに持参します。受付で渡すことがほとんどですが、受付が無い場合は祭壇にお供えしましょう。事情があり、いずれにも出席できない場合には告別式までに弔電を送ったうえで、お悔やみの手紙と共に現金書留で郵送します。

香典の金額

香典に包む金額は故人や遺族とのお付き合いの程度、年齢や社会的地位、地域のしきたりによって変わってきます。一般的には関係が深いほど多めに包みます。ただし遺族が恐縮してしまうような金額は控え常識の範囲内の金額を包みましょう。以下は目安です。

  • 勤務先の上司・同僚・部下・その家族:5,000円〜10,000円
  • 取引先関係:5,000円〜10,000円
  • 祖父母:10,000円
  • 両親:100,000円
  • 兄弟・姉妹:30,000円
  • 親戚:10,000円
  • 友人・その家族:5,000円〜10,000円
  • 近所の方:5,000円

ただし縁起の悪い「4」や「9」つく金額を包むのは避けなければいけません。金額で迷った場合には周りの人に尋ねるのが一番です。故人と付き合いが同程度の人と同額の香典をお供えすれば大丈夫です。

不祝儀袋と表書き

香典用の不祝儀袋はコンビニや100円ショップで売っています。香典は表袋と内袋の2つに分かれています。香典袋の表側の水引の上に「表書き」下に「名前」、内袋の表側に「金額」裏側に「住所と名前」を書いてください。表書きは「涙で墨の色もにじむ」という意味から薄墨で書くのがマナーです。ココで注意が必要なのが金額や宗派によって不祝儀袋と表書きを使い分けなければいけないということ。

仏式で10000円以上を包む場合

黒白か双銀で水引がついている不祝儀袋。表書きは「御霊前」。

仏式で3000~5000円を包む場合

水引が印刷、蓮の花が浮き出た不祝儀袋。表書きは「御霊前」。

神式の場合

神式の場合は包む金額によって不祝儀袋を使い分ける必要はありません。白のみの水引がついた不祝儀袋を選んでください。なお蓮の花の絵柄がついた不祝儀袋は仏式なのでNG。表書きは「玉串料」が一般的です。

お金の包み方

香典に入れる紙幣は、あらかじめ用意していた印象を与えるので新札はNG。綺麗な紙幣を用意し軽く折り目を付けてから包みましょう。紙幣に書かれている肖像を内袋の底の方に、そして肖像は香典の裏側を向くように包んでください。

 

いずれも参列できないときは「弔電」

弔電とはやむを得ない事情があり、式のいずれにも参列できない場合に弔意を込めた電報を送ることです。遺族の余裕がない時に電話だけで弔意を伝えるのはNG。弔電は遅くても告別式の3時間前までに届くように手配するのがマナーです。弔電は電話もしくはインターネットで手配することができます。

電話で弔電を送る場合

電話で弔電を手配する場合は「115」に電話。19時までの申込みで当日配達が可能です。費用は1000~3000円位が一般的です。基本的にオペレーターが誘導してくれるので迷うことはありません。電話を掛ける前に「自分の名前と電話番号」、「喪主の名前」「故人の名前」「喪主と故人の関係」、「送り先の名前と住所」を用意しておきましょう。弔電の送り先は式場になります。

インターネットで弔電を送る場合

インターネット経由で弔電を送る場合は24時間受付出来るのと名前などの綴り間違いがないという点がメリットです。

NTT東日本「D-MAIL
NTT西日本「D-MAIL
KDDI「でんぽっぽ
e-denpo
For-Denpo
エクスメール

  

まとめ

事前に予習しても宗派や地域ごとに少しずつ作法が違うので、いざという時にどうしたらいいか分らなくなってしまうこともあります。そんな時は周りの方のふるまいをマネしましょう。多少ぎこちなくても故人や遺族には、きちんとキモチは伝わります。何より大切なのは遺族に対するお悔やみのキモチと故人の冥福を祈るキモチですよ。

 


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mitugi

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