初詣に行く前に読んでおきたい正しい参拝ガイド

初詣

photo by Giyu

普段は神社やお寺に参拝するコトなんてほぼないですよね。だけど年に一度、年が明けたお正月だけは日本人のほぼ全員が縁起担ぎとして初詣に神社やお寺へ出向きます。1年の1番はじめの大事な行事ですからキチンと参拝方法を学んでおきましょう。礼儀正しい参拝の方が願いが叶うハズ。

 

そもそも「初詣」とは?

初詣とは「地域で祀られている神様に今年の家内安全や無病息災の祈願を行うために参拝をする」というコト。1月1日から1月3日まで行くのが一般的です が、実はこれは正しいわけではありません。実は初詣の参拝期間は決まってなく、はじめて行った参拝が初詣となります。なので2月に行っても12月に行っても、はじめての参拝であれば初詣になります。だけどお正月に行けば屋台が出ているのでお祭り気分を味わうこともできますし、1年のはじまりに行った方が気持ちがいいというものです。あと神社とお寺のどちらに行くのが正しいのか?実は「どっちでもOK」。「はい?」ってなりますよね。細かい話は省きます がどちらに参拝しても初詣になりますのでお近くの神社やお寺に昨年の感謝と今年の希望を込めて参拝に出向きましょう。

 

初詣の身だしなみ

神様がいる神聖な場所に行くのですから神様の前で恥ずかしくない服装で行きましょう。スーツなどの正装が一番ですが、必ずしも正装でなくてもOKです。露出が多い派手な服装は避けた方がきっと神様の印象もいいハズです。ただしドクロ柄など死を連想する柄はNGです。格式の高い伊勢神宮のような神社の正式参 拝などは最上級の正装でないと参拝ができませんので気を付けましょう。

 

「お寺」の正しい参拝方法

  1. 山門の前で一礼してから入る
  2. 手水舎で手と口をすすいで身を清める
  3. 鐘をつく
    一般参拝者が鐘をつくのを禁じてるお寺も多いですが許可されていたらぜひついてください。参拝後に鐘を鳴らすのは「戻り鐘」と呼ばれ忌み嫌われている行為なので必ず参拝前に。
  4. ロウソクとお線香を上げる
    ロウソクとお線香がないお寺もありますが、お線香の香りは仏様をもてなすと言う意味があるので、用意されている場合はぜひ献香してください。ロウソクやお線香は先の参拝者の火を受けると「業を受ける」と言われていて縁起が悪いのでNG。
  5. 本堂に入ったらお賽銭を納める
  6. 鰐口(わにぐち)を鳴らす
  7. 胸の前で合掌しながら祈願
  8. 祈願が終わったら一礼
    神社のように柏手は打たないので要注意。

 

「神社」の正しい参拝方法

  1. 鳥居の前で一礼してから入る
  2. 参道は端を歩く
    参道の真ん中は神様が通る道なので参道の端を歩きましょう。
  3. 手水舎で手と口を清める
    <手水舎のお作法>
    右手で柄杓を取って水を汲み左手にかけて清めます。
    柄杓を右手から左手に持ち替え右手にかけて清めます。
    再び柄杓を右手に持ちかえて左の手のひらに水を受け、その水を口にいれてすすぎます。
    口をすすぎ終わったら水をもう一度左手にかけて清めます。
    使った柄杓を立てて柄の部分に水を伝わらせるようにして清め、柄杓を元の位置に戻します。
  4. 神前で軽く一礼
  5. 鈴を鳴らす
  6. お賽銭を納める
    金額は自分がお供えしたいと思った金額でOK。
  7. 二礼二拍手一礼
    <二礼二拍手一礼のお作法>
    神前に向かって二回深くおじぎをする(二礼)。
    手を胸の高さで合わせ手を二回打つ(二拍手)。
    手を胸の高さで合わせ祈願。
    深くおじぎ(一礼)。
  8. 参道の端を歩き鳥居の外まで出る
  9. 鳥居を出てから一礼

 

まとめ

日本人でも意外と知らないコトも多かったのではないでしょうか?1年のはじめに神様の前に行くのですからちゃんとしたお作法で参拝したいものですね。神社やお寺は日本の伝統的な建築が多く、観光地としても有名な場所が沢山あります。正しい参拝のお作法を身に着けて観光がてら新年のはじまりを祝ってください。

 


関連記事
違いを知って参拝しよう!「神社」と「お寺」の違いとは


  

 

いかわあき

この記事を書いた人

いかわあき いかわ あき

日本の文化や歴史が大好きです。生まれ変わってもまた日本に生まれたいほど。愛してやまない日本の素敵なコト・モノを沢山見つけたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>