食べられる金魚?甘い芸術品?日本の伝統工芸「飴細工」とは

飴細工アメシン

皆さん、こんにちは~!レポーターのネレです。外国人観光客だらけの仲見世、神谷バーの電気ブラン、レトロな遊園地花やしき、駅前の人力車、浅草は大都市東京イメージと、どこか違う。外国人を惹きつける何かがきっとあるハズ。外国人を惹きつけるスポットを求め今回は浅草飴細工アメシンにお邪魔しました。

 

その前に「アメシン」とは?

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今回お邪魔させて頂いた「アメシン」は、日本の伝統文化飴細工のお店です。飴細工って知っていますか?目の前で魔法のように出来あがるカタチ、飴の固まるまでのわずかな時間だけ楽しむことができるショー、それが飴細工です。飴を柔らかくなるまで溶かして、固まる前に素早くカタチにする技術、いや芸術と言っていいと思います。飴ですので当然食べることができますが、美しすぎて、キレイすぎて、食べるのがもったいない。

説明より見てもらった方が早いので、アメシン代表の飴細工師、手塚さんの作った甘~い作品をいくつかご紹介します。

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ではレポートの続きをどうぞ

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黒い壁に紺色の暖簾という外国人のキモチをとらえる浅草本店工房の外観。

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入口でお出迎えしてくれるのは近所に住む野良ネコの「ボス」。なんか下町っぽくていい。 

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取材に快く応えて頂いたのは若いお弟子さんのみなさんたち。日本の文化を守る若き後継者って感じ。

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ビックリなのが代表の手塚さんもお弟子たちもとっても若いということ。ドイツでは後継者不足で途絶えてしまう伝統工芸も多いなか、文化や技術がきちんとバトンタッチされている日本の伝統工芸の姿に少し感動すら覚えます。ハイテクやメディアコンテンツで有名な日本の新しい一面を発見しました。

お弟子さんたちの前職はパティシエさんだったり、洋菓子職人だったりと様々。体験教室がきっかけで、そのまま弟子入りをしてしまったというツワモノのお弟子さんもいます。お弟子さんたちに一貫して感じたのが「熱意」と「おもてなし」。飴細工を通じてお客さんを楽しませたいというキモチが伝わってきます。気さくに何でも話してくれる若いお弟子さんたちの笑顔は何だかキラキラしていましたよ。

 

自分で作ってみる

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浅草本店工房で飴細工の体験教室に参加させて頂きました。はじめてでも簡単な「ウサギ」に挑戦します。

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まず最初につくり方とコツをレクチャーしてもらいます。使うのは飴とハサミだけ。

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土台の割り箸に柔らかい飴をセット。

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頃合いの固さになったらカタチをつくっていきます。

簡単そうですね。

では実際に私が挑戦してみます。

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お手本では簡単そうに見えたのですが実際にやってみると、これが難しい… 最初に大まかなカタチをつくって、耳や手などはハサミで切り出していくのですが、飴がどんどん固くなる… ハサミを入れる位置が分らない… 迷っているうちに固くなってしまいました。

気を取り直して2回目。

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1回目よりウサギに近づいた気がしますが…
ウサギというよりかアザラシ…?先生たちも困った顔をしていました。

では3回目の本番!

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アタフタしている私を見かねて先生が手伝ってくれましたよ。

で、どうにかこうにかして完成したのが…

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右が1回目、真ん中が2回目、一番左が本番の3回目です。
飴自体はもともと透明。熱を加えて柔らかくして、こねると空気が入り白色になります。着色料の配合を変えたり、こねる回数を変えると色々な色のバリエーションの飴が出来るんですって。ちなみに練習用の飴は何度も熱を加えているので茶色でした。

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最後に顔料で目を書いたら完成です。つくった飴細工はお土産として持ち帰ることができます。

 

アメシン店舗情報

アメシンは飴細工の体験ができる浅草本店工房と、飴細工師の実演と作品の購入ができる東京スカイツリータウン・ソラマチ店の2店舗に分かれています。間違えて来店する方が多いようなのでご注意ください。

体験教室は「アメシン浅草本店工房」

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体験教室にご参加希望の場合はこちらへ。体験教室は予約制になり私が参加した当日も大盛況でした。人気のある教室なので事前に予約をしましょう。料金は大人3.000円、子供2500円になります。

アメシン浅草工房本店
東京都台東区今戸1-4-3 
体験教室予約:03-5808-7988
※飴細工の実演・販売は行っていません。

実演と販売は「東京スカイツリータウン・ソラマチ店」

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代表の手塚さんの制作実演と飴細工作品の購入はこちら。目の前で飴細工師の見事な技を見ることができます。お邪魔した当日は休日ということもありお客さんが多く、手塚さんとお話しする機会は無かったのですが、飴細工をつくる真剣なまなざしが印象的でした。

アメシン東京スカイツリータウン・ソラマチ店
東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ4F
※飴細工の体験教室は行っていません。

 

まとめ

縁日でもあまり見ることが出来なくなってきた飴細工。飴細工の魅力をもっと伝えたいとアメシンを設立した代表の手塚さん、飴細工に魅せられ修行に打ち込む若いお弟子さんたち、飴細工という文化だけでなく日本の伝統を守る若者たちの情熱にも触れることが出来た1日でした。浅草にお越しの際には甘くて熱いアメシンにもお立ち寄りください。

 

 

ディバートネレ

この記事を書いた人

ディバートネレ ディバート ネレ

日本在中なんとか3年目になっちゃいます。日本が好きでなかなか帰れませんよ!夏にはピクニック係です。好きなものは野外フェス、海、ワインです。リアルな日本をレポートしていきます!

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