【2025年版】ネットがあれば怖くない!無料Wi-Fiスポット接続術

スマホ

photo by Hamza Butt

日本を旅行中になにかと使うことになるスマートフォン。インターネットに接続して地図アプリや翻訳アプリ、検索など使う場面は多々あります。日本でスマホを使うために使いすてSIMを購入する人も多いですが、お手頃な価格のものはデータ容量に制限があることがほとんどなので、できるだけネット接続は無料WiFiで節約したいもの。最近は商業施設やカフェ、小売店などいろいろな施設で無料WiFiを提供しているので、外出中でもいろいろな場所でスマホをネットに繋ぐことができます。無数にある無料WiFiスポットを探知、ログインの一本化をしてくれるアプリなどもあって非常に便利です。日本で外出中にネットがつながらなくて困った!ということがないよう、どんな場所に無料WiFi があるのか見ておきましょう。

 

無料Wi-Fiを使う時は、必ずVPNアプリを起動!

Express VPN

無料Wi-Fiを使用する際に一番気を付けたいのがセキュリティの問題。中には悪意を持って個人情報を抜き取ろうとする人間や団体も存在します。不特定多数の人が利用する無料Wi-Fiを使っていると、いつ何時被害に遭遇するかわかりません。思わぬ被害を防ぐためにも、無料Wi-Fiに接続する前には必ずVPNアプリを起動しておきましょう。もちろん、無料Wi-Fiでネットに接続している時にはいかなる個人情報も書き込まない、Wi-Fiに接続しない時は端末のWi-Fi 機能をオフにするなどの対策も必要です。

Express VPN

30日間無料トライアルあり。いったん1か月間の有料契約をして、期限前に解約手続きをすれば返金されます。トライアルでも有料契約期間と同様のサービスをデータ転送量無制限で受けられます。

NordVPN

こちらも30日間返金保証あり。低価格でありながら
高速データ通信が可能。期間内に解約すれば契約時に支払った金額が返金されます。

Surfshark

データ漏洩アラートやマルウェア対策など、セキュリティ面に力を入れたVPNです。30日間返金保証つき。使用後30日以内にカスタマーサポートに連絡することで全額返金になります。

 

無料Wi-Fiスポットアプリ:Japan Connected-free Wi-Fi

 

Japan WiFi auto connect

10年くらい前までは公共インターネット環境がかなり遅れていた日本ですが、2021年の東京オリンピック、現在開催中の大阪万博、コロナ禍以降の海外からの観光需要の上昇などの影響を受けて、いろいろな公共施設が無料WiFiを提供するようになりました。賢く利用すれば旅行中のデータ使用料を大幅にカットすることができます。一点不便な点は、これらの公共の無料WiFiは各施設が独自に提供しているものなので、場所が変わるたびにユーザー登録をしてアカウント登録をしなければいけないというところ。これはかなり面倒くさい作業です。そんなときに利用したいのがスマホアプリのJapan Wi-Fi auto-connect。このアプリをインストールしてユーザー登録すると、日本各地に300万スポットでWiFiに自動接続されます。多言語対応、WiFiスポット検索、接続中のスポット表示など、便利な機能が搭載されています。

Japan Wifi auto-connect

 

無料Wi-Fiスポット:SoftBank Free Wi-fi Passport

SoftBank Free Wifi

大手通信会社のSoftBankが訪日外国人向けに提供しているサービスで、特定の電話番号にかけてパスワードを取得すると、全国にあるSoftBankのホットスポットで無料WiFiに接続できるというもの。パスワードの有効期限は2週間。SoftBankが提供する無料WiFiスポットは全国400,000か所のカフェ、レストラン、高速のサービスエリア、ホテルや旅館のロビー、公共施設などにあります。

  1. 使用している海外のスマホのローミング設定を「SoftBank」にする
  2. *8180(英語)、*8181(中国語)、*8182(韓国語)のいずれかに電話をかける
  3. 音声でパスワード発行(メモしておく)
  4. SoftBank Wifi スポットに行く
  5. 「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」を選択
  6. ログイン画面でID(国番号+電話番号)とパスワードを入力してログイン

ユーザーズガイド
確認事項

 

無料Wi-Fiスポット:街Wi-fi

Tokyo

各都市の観光局が運営する無料WiFiネットワークです。役所や自治体運営の施設、街WiFiに協力している店舗(飲食店、商業施設など)で利用できます。街WiFiが使える場所には各自治体のWiFiのマークが表示されています。
また、東京都や大阪府などの都市ではオープンローミングの拡大が進んでいます。オープンローミングは一つアカウントを登録すれば、日本だけでなく世界中のオープンローミングを実施しているWiFiスポットに自動接続できるという便利な仕組みのこと。通信が暗号化されるため、従来の無料WiFiの懸念だったセキュリティ面も強化されています。Tokyo Free WiFiやOsaka Free Wifiのサイトから無料で登録できます。

街WiFiの例

Tokyo Free WiFi (東京都)
Sapporo City Wi-Fi (札幌市)
Osaka Free Wifi(大阪府)
Kyoto Wifi(京都市)
NAGOYA Free Wifi(名古屋市)
Fukuoka City Free Wifi(福岡市)
Be Okinawa Free WiFi(沖縄県)

※これら自治体の無料公衆Wifiは、前述のアプリJapan Connected-free Wi-FiまたはJapan Wifi auto-connectでカバーされています。

 

無料Wi-Fiスポット:公共交通機関

公共交通機関では、以前は都営地下鉄、バス、大阪メトロなどが駅構内や社内で無料WiFiを提供していましたが、残念ながら2023年に終了となりました。今現在無料WiFiサービスを提供している主だった公共交通機関は新幹線と空港があります。

JR新幹線(その他)

Shinkansen Free Wi-Fi(東海道・山陽・九州新幹線)、JR-EAST FREE Wi-Fi(北陸新幹線E7系)、JR-WEST FREE Wi-Fi(北陸新幹線W7系)があります。WiFi の利用可能な車両はWiFiマークが表示されています。Japan Connected-free Wi-Fi対応。

国際空港

各地の国際空港でも無料WiFiが使えます。
成田空港:FreeWiFi-NARITA
羽田空港:HANEDA-FREE-WIFI 
新千歳空港:NewChitose_Airport_Free_Wi-Fi
伊丹空港:_FreeWiFi-KansaiAirports、_FreeWiFi-KansaiAirports_2.4G
関西空港:_FreeWiFi-KansaiAirports、_FreeWiFi-KansaiAirports_2.4G
中部空港:FreeWiFi-centrair
福岡空港:AirportFreeWiFi-2.4G、AirportFreeWiFi-5.0G

 

無料WiFiスポット:飲食店チェーン

日本に全国展開している大手カフェチェーンでも無料Wifiを提供しています。

スターバックス “at_STARBUCKS_Wi2”
1回のログインで1時間まで利用可能。
接続方法

Tully’s Coffee “Tully’s Wifi”
パスワード無しで接続でき、制限時間も特にないようです。
接続方法

マクドナルド “00_MCD-FREE-WIFI”
1回のログインで1時間まで利用可能。
接続方法

プロント “PRONTO_FREE_Wi-Fi”
1回30分で、1日3回まで利用可能。
接続方法

すかいらーくグループ “. Wi2_Free_at_[SK.GROUP]”
(がスト、バーミヤン、夢庵などのレストランチェーン)
1回60分、回数無制限
接続方法

上記以外にもドトール、コメダ珈琲、ルノアール、デニーズといったチェーン店でも無料Wifiを提供している店舗があります。

 

無料WiFiスポット:コンビニエンスストア・ショッピングモール

コンビニエンスストア

日本のコンビニ大手3社のうち、ローソンは自社で無料WiFiを提供しています。セブンイレブンとファミリーマートではDocomoが提供する “d Wi-Fi“ が使用できますが、”d point” システムに登録する必要があります。セブンイレブンは無料WiFiサービスを提供していません。

LAWSON Free Wifi (ローソン)

ショッピングモール

コンビニエンスストア各社に続き、大手ショッピングモールも無料Wifiの提供を開始。館内のWifi接続可能エリアは店舗によって異なる場合があります。

三井ショッピングパーク/アウトレットパーク
各店舗で無料MSP Free Wi-Fiが使えます。

ドン・キホーテ
全店舗で DONKI_Free_Wi-Fiを使用可能

PARCO
全国ほとんどの店舗で無料Wifi atPARCO Wi-Fiが使用可能。1回60分、1日3回まで使用可。

イオン
全国のAEONモールで無料WiFiを提供しています。店舗によっては指定の場所でのみ利用できます。1回12時間接続可能。

これらの無料Wifiサービスに接続するには、メールアドレスなどを登録してログインする必要があります。しかし、前述のアプリJapan Connected-free Wi-FiまたはJapan Wifi auto-connectを使うことで個別に登録することなく利用できます。

 

富士登山にも無料WiFi

日本の最高峰である富士山は毎年国内外からたくさんの登山者が訪れます。安全な登山を推進するために通信会社KDDIが毎年富士山の開山期間(7月~9月)の間だけ富士山周辺の山小屋と山頂で無料WiFiを提供しています(14言語対応)。使い方は、

1) SNS認証方式

  1. SSID「Fujisan_Wi-Fi」を選択してブラウザーを立ち上げる
  2. ログイン画面で使うSNSロゴを選択し、SNSアカウントでログイン
    ※Facebook、X(旧Twitter)、Google、Yahoo! JAPAN、Weiboが利用可能

2) メール認証方式

  1. SSID「Fujisan_Wi-Fi」を選択してブラウザーを立ち上げる
  2. ログイン画面でメールアドレスを入力し、送信ボタンを押す
  3. 5分以内に折り返し受信したメール内に記載されたURLにアクセスし、ログイン

まとめ

2020年代に入ってからは日本でも無料WiFiが普及し、今ではほとんどの大型商業施設や空港、駅、公共施設でインターネットに接続できるようになりました。さらに東京や大阪などの大都市部ではオープンローミングが拡大しています。従来の無料WiFi は個々のスポットが個別アクセスになっていたり、安全性に問題がありました。しかし、オープンローミングのWiFiでは一度のユーザー登録で他のスポットにもつながったり、通信が暗号化されてセキュリティが向上したりしています。日本で携帯電話回線を契約していない旅行者にも、日本で格安スマホを使っていてデータ料金を節約したい人にも、公共の無料WiFiは強い味方です。


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あきらことほ

この記事を書いた人

あきらことほ あきら ことほ

日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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