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日本随一の歓楽街、新宿歌舞伎町。その歌舞伎町から山手線でほんの一駅ぶん北上すると新大久保。立ち並ぶビルと夜のネオンに埋め尽くされた歌舞伎町とは様相が一変、新大久保駅を一歩出るとそこは見慣れた日本の住宅地…ではありません。改札をくぐってすぐ右にある高架下をくぐって大久保通沿いに歩くと、そこから数百メートルは韓国系の飲食店や食材店がひしめきあっています。そう、ここ新大久保は都下一のコリアンタウン。東京都内にいくつか点在する韓国人街のうち、比較的新しい地域ではありますが、日本で巻き起こった韓流ブームに乗っていつしか東京一の規模へ発展しました。今回はそんな新大久保の魅力についてご紹介します。
魅力①：グルメ
韓国・朝鮮系の人々は日本以外の国にもたくさん移民として渡っていますので、みなさんもこれまでに一度くらいは自国で韓国料理店に入ったことがあるのではないでしょうか？でも、やはりアジア圏以外の国だと、和食同様その国の人に受け入れられるように多少アレンジしてあったり、どの店も似たようなものしかなかったりしますよね。しかし、ここ新大久保は数世代に渡って日本で暮らしてきた人たちはもちろん、韓国からの留学生なども多く住む町。日本にいながら本格的な韓国料理が楽しめます。韓国料理は種類も豊富で野菜をふんだんに使用した料理が多くヘルシー。サムギョプサル（豚焼肉）、チーズタッカルビ（鶏肉をチーズに浸けて食べる焼肉）、クッス（麺類）のお店など、大久保通、職安通沿いには韓国料理店がところせましと並んでいます。また、韓国の食材を扱う食料品店も沢山。韓国料理に必須の調味料や食材などを購入して、自宅で韓国料理にトライしてみるのも楽しいですね！
魅力②：韓国コスメ
日本には「色の白いは七難隠す」ということわざがあり、白く美しい肌は女性の容貌を際立たせる、というような意味合いで使われます。このように、古くから日本女性の間には白く美しい肌への憧れのようなものがあり、ドラッグストアや百貨店の化粧品売り場には次々に新商品が並びます。しかし、それに輪をかけてすごいのがお隣韓国のスキンケア熱。化粧水や保湿クリームと一般的な商品から、少し前に流行った毒蛇から抽出した毒やカタツムリの粘液を原料にしたフェイスパックなど変わり種商品まで、様々な商品が開発されています。オリジナリティあふれる韓国コスメは日本でも大人気。ここ大久保通や職安通り、2つの通りの間を結ぶ路地などに韓国コスメのお店が点在しています。ポップな内装の店内に色とりどりの商品が並び、見るだけでも楽しい！コスメ好きなら商品を選ぶだけで、1－2時間は軽く潰れてしまいそうです。
魅力③：K-POPアイドルショップ
日本に多数の韓国のエンターテイメントが輸入されるようになり、「韓流ブーム」が巻き起こってから早10年以上。K-POPや韓国のTVドラマなど、日本ではブームが去ったというよりは、すっかり定着した感がありますね。日本以外の国でもTVでアジアンポップ枠が設けられて韓国のアイドルグループの音楽PVが流れていたりします。そんな世界でも注目を集めている韓国エンターテイメント。ここ新大久保にはドラマや映画のDVDや音楽CD、DVDはもちろん、K-POPアイドルの関連グッズなどを販売しているお店がたくさん。韓流ブームの初めごろは、韓流ドラマファンの中年女性が客層の中心でしたが、最近では若い人から年配の人まで様々な客層の人たちが新大久保を訪れています。
魅力④：実は韓国系だけではない
新大久保に到着してみてわかることは、ここは韓国系だけが集まっている訳ではないという点。韓国系のお店に交じって、タイ、インド、ネパール、インドネシア、台湾など実に国際色豊かな料理店が看板を掲げています。また、新大久保駅前のドラッグストア・マツモトキヨシの横の路地は「イスラム横丁」と呼ばれており、本格的なスパイスを多数取り扱っている店や、ハラルフードを取り扱う店などが集まっています。街中のスーパーでは手に入りにくい本格スパイスなどの食材も、ここへ来れば確実に見つけることができます。
まとめ
日本にいながらまるで韓国旅行をしているかのような気分になれる街、新大久保。屋台で買ったホットクをかじりながら通りや路地に並ぶ店を見て回るだけで、1日が終わってしまいそうですね。新宿から電車で一駅なのでアクセスも便利。仕事帰りや週末に、ちょっと異国情緒を味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。
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