photo by hiroshi ataka
7月に入りいよいよ夏本番!初めて日本の夏を体験する人は、きっとあまりの暑さと湿度にショックを受けていることでしょう。特に日本の観光の中心地である京都・大阪・奈良が集結する関西エリアは、周りを山に囲まれた地形のために、夏が非常に暑いことで知られています。冷たいものを食べたり、なるべくエアコンのきいた屋内で過ごしたりと暑気払いの方法はたくさんありますが、結局のところ青空の下で冷たい水に飛び込むのが一番!というわけで、今回は大阪から電車で日帰りできる海水浴場をご紹介します。
淡輪ときめきビーチ(大阪府)
1904年にオープンした関西圏でも歴史の長い海水浴場。白い砂浜と緑がかった海の色。関西空港の南西に位置しており遠くに空港連絡橋がのぞめます。期間中は売店で食事や飲み物の販売はもちろん、浮き輪やパラソルなどの貸し出し(有料)もあり、気軽に訪れることができます。遊泳期間中の7月土日と8月全日はライフセーバーが常駐するため、安全面でも安心。大阪マリンフェスティバルやライフセービング教室などのイベント、バーベキュー場やビーチバレーコートなどもあり、様々なアクティビティを楽しめます。最寄り駅の淡輪駅からは徒歩12分と少々離れていますが、期間中の一部土日は無料シャトルバスが運行しているので便利です。
開催期間:2017年7月1日(土)~8月31日(木)
営業時間:8:00~17:00
住所:大阪府泉南郡岬町淡輪地先
アクセス:南海本線「なんば駅」から約1時間、「淡輪駅」で下車して徒歩約12分
※7月15日~8月20日の土日祝は無料シャトルバスが運行(運行スケジュールは要確認)
淡輪ときめきビーチ公式サイト
二色の浜海水浴場(大阪府)
長く伸びた白砂浜に、深い色をした青い海。景観の美しさに定評のある二色の浜海水浴場は、大阪からのアクセスの良さで人気です。大阪の中心部・難波からの乗車時間はおよそ30分。駅から歩く時間を入れても、40分程度で行けてしまいます。約1kmに渡って伸びる広々としたビーチには、有料の脱衣所やシャワー、売店や貴重品預かりサービスも完備。近くにあるバーベキュー場(事前予約要)では肉や野菜なども販売しているので、道具や材料を用意して持ち運ぶ必要もありません。
開催期間:2017年7月7日(金)〜8月31日(木)
営業時間:9:00~16:45
住所:大阪府貝塚市沢859-1
アクセス:南海本線「なんば駅」から約30分、「二色浜駅」で下車して徒歩10分
二色の浜海水浴場公式サイト
須磨海水浴場(兵庫県)
毎年約80万人が訪れる、都会の中の海水浴場。海浜公園や水族園が隣接しており、夏季に限らず普段から近隣住民の憩いの場として人気のビーチです。その人気ゆえに、以前はビーチにゴミが散乱するなど深刻な汚染問題があったのですが、現在では地域の取り組みによって美しい景観を誇っています。環境保護のためビーチは全面禁煙、ゴミ箱はなし、酒類の持ち込みの制限、車両の乗り入れ禁止などのルールを設けています。ビーチでのバーベキューはできませんが、約30軒の「海の家」があり有料でシャワーや荷物預かりサービス、食事の販売などを行っています。
開催期間:2017年7月13日(木)~8月31日(木)
営業時間:9:30~17:00(平日)、9:00~17:30(土日祝)
住所: 兵庫県神戸市須磨区須磨浦通・若宮町
アクセス:JR山陽本線「大阪駅」から約40分、「須磨駅」で下車して南へすぐ
大蔵海岸公園海水浴場(兵庫県)
こちらも兵庫県にある都市型海水浴場。最寄り駅のJR朝霧駅からは歩いてすぐの大蔵海岸公園の中にあります。園内には多目的広場やバーベキューサイトも併設しており、様々なアクティビティが楽しめます。淡路島に近く、明石海峡大橋はすぐ目の前。迫力の景観に加えて夜間は大橋がライトアップされて夜景も楽しめるのです。遊泳時間は17:30までと決まっていますが、夜景を観賞するために夜間まで滞在する人も多く、明石の新しい観光スポットとして年々人気が高まっています。
開催期間:2017年7月8日(土)~8月27日(日)
営業時間:8:30~17:30
住所: 兵庫県明石市大蔵海岸通1丁目
アクセス:JR山陽本線「大阪駅」から約55分、「朝霧駅」で下車して徒歩3分
大蔵海岸公園公式サイト
加太海水浴場(和歌山県)
サラサラとした手触りのいい天然白砂浜へ穏やかに打ち寄せる波。沖合には淡路島のほか、旧日本軍の参謀本部測量局が設置されていた友ヶ島もきれいに見えます。このビーチは波が静かなのでファミリー層に特に人気。更衣室付きシャワーや荷物預かり、ボートや浮き輪などの遊具、パラソルやテーブルの貸し出しなどサービスが充実しています。道具を借りてバーベキューができるのはもちろん、宿泊用のテントの貸し出しもおこなっておりキャンプまで楽しめるのが最大の魅力です。時間が許せば、都心から離れた自然の美しい加太でキャンプをして、美しい夕日や星空を眺めるのも楽しいですね。
開催期間:2017年7月1日(土)~8月31日(木)
営業時間:9:00~17:00
住所:和歌山県和歌山市加太北浜
アクセス:南海電鉄「なんば駅」から約1時間40分、「加太駅」で下車して徒歩15分
加太観光協会
まとめ
7月に入って各海水浴場が一斉に海開きに入り、一気に夏の様相が高まりましたね。淡路島によって外界から分断されている大阪湾や播磨灘は比較的波が穏やかで、遊泳可能なビーチが沢山点在しています。しかも飛行機やフェリーに乗らなくても、電車だけで気軽にいける海水浴場がたくさん。京都や大阪観光で汗だくになった次の日はビーチでのんびり日光浴や、冷たい水に入ってリフレッシュするのもいいですよ。
関連記事
夏本番!日帰りで東京から電車で行く海水浴場&ビーチ4選