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簡単!おいしい!!栄養満点!!!の3拍子が揃った日本のソウルフード『卵かけゴハン』。生の卵を大胆にゴハンの上にのせる手法に驚く外国人も多いようですが、一度食べるとハマっちゃうこと間違いなし?日本でしか食べれない『卵かけけゴハン』の魅力をその理由とともにご紹介していきます。
はじめて「卵かけゴハン」を食べた外国人の声
日本人にとっては当たり前の『卵かけゴハン』ですが、どうやら初めて目にした海外の方々の印象はイマイチなようで…。例えば見た目。「すっごく気持ち悪い」とか「こんなもの食べるなんて信じられない」とか「おなか壊すんじゃないの?」などの散々な反応。ただその中でも勇気をもって口に入れてくれた外国人からは「とてもウマかった!!」、「ハマっちゃう!!!」「おいしすぎる!!!!」など日本人が思わずニンマリしてしまうような称賛の声が寄せられています。
日本でしか食べられない理由「卵が新鮮で清潔」
お醤油はかかっていないにせよ『卵かけゴハン』って万国共通のモノ。そう思っている日本人は多いようです。しかし卵かけゴハンは日本でしか食べられない料理。こんな簡単にできるおいしい料理(?)が世界の食卓で広がらなかったのには深~いワケがあるのです。実は市販されている卵が生で食べられるのは日本だけ。というのも、日本の市場に出回っている卵は全て洗浄されたうえ、低温殺菌済みなので卵に付着しがちなサルモネラ菌の心配がありません。誰もが安心して卵かけゴハンを食べれるように徹底して衛生管理されているのです。さらに賞味期限も記載してあるので、うっかり古い卵を食べちゃうこともないのです。
日本でしか食べられない理由「卵の種類が豊富」
日本に色々な種類の卵があることも卵かけゴハンの美味しさに拍車をかけています。パック入りの安価な定番ものから、放し飼いされた親鶏から採れた「地卵」、海藻をたっぷり含んだ餌を食べた親鶏から採れた「ヨード卵」など種類はさまざま。さらに最近は「卵かけゴハン専用タマゴ」なるものも登場しています。味はもちろん、お母さん鶏のエサ、卵の大きさにまでこだわった究極の卵です。
日本でしか食べられない理由「米がうまい」
卵かけゴハンのおいしさにさらに拍車をかけているのが「日本米のおいしさ」。お米なら私の国にもあるけど?とお思いの方。ぜひ日本米を召し上がってください。パサパサしがちな日本以外のお米に比べると、日本米はでんぷん質が多いと言われています。なので、炊きたては粘り気があり柔らかく、ほんのり甘味があるのです。お米を「炊く」という日本ならではの技術も、お米のおいしさを引き出してくれているのかもしれませんね。
日本でしか食べられない理由「醤油の種類が豊富」
外国人のみなさま「醤油=キッコーマン」ってイメージありませんか?事実、醤油のことを「ソイソース」でなく「キッコーマン」と呼んでいる国も多いようです。しかし日本には約1400もの醤油メーカーが存在します。そしてメーカーそれぞれが売り出している醤油の種類だって豊富。大豆を発酵させ、混ぜ物無しでゆっくりじっくり作り上げられた「本醸造醤油」をはじめ、その本醸造醤油をベースに「だし」を添加した「だし醤油」、お刺身専用の「さしみ醤油」など料理の種類によって醤油は使い分けられています。そして日本には卵かけゴハンのためだけに作られた「卵かけゴハン専用醤油」もあるのです。甘めのそのお味は卵との相性もバッチリ。
まとめ
食べたことがある人も、ない人も、気になること間違いなしの卵かけゴハン。基本はお醤油ベースですがそれにこだわる必要はありません。塩やバター醤油を加えてもかなりイケるのです。さらにお家にあるものをトッピングすれば楽しさもおいしさも格別!ぜひ日本に来た際には試してくださいね。
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