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近頃はインターネットの普及で、調べものはなんでもスマホかパソコンの画面で済むようになりました。電話をかけたい相手の番号を調べるために電話帳を繰る…なんてことはしなくなりましたね。昔は各家庭に1冊ずつあったタウンページとハローページも、最後に見かけたのはいつでしたっけ。でも、なんでもかんでもネットに頼っていると、いざ調べ物をしたいときにネットに接続できなくてジ・エンドなんてこともあり得ます。例えば、出先で急に電話をかけないといけないけど、ネットが繋がらなくて番号検索できない、もしくは相手が個人でそもそもネットでは調べられないなど。そんな時に頼りになるのが、104番号案内です。今回は、日本の固定電話のシェア70%以上の最大手、NTT東日本および西日本が提供している電話番号案内サービスについてご紹介します。
104番号案内とは
NTT東日本・西日本など大手電話会社が提供しているサービス。固定電話や携帯電話、PHSから「104」へかけると、オペレーターが契約者から申し出のあった名称(氏名・企業名など)と住所をもとに、電話番号を案内してくれます。案内してもらえる電話番号は、タウンページやハローページといったNTTが発行する全国電話帳に登録のあるもの、もしくは電話会社へ104での案内を申し込んであるもののみです。
104をダイヤルしてオペレーターに繋がったら、電話番号を知りたい相手の名称と住所を伝えます。住所は出来るだけ詳しく伝えたほうが間違いないですが、町名まではわかるけれど番地はわからないという場合でも、該当する名称が絞れれば案内してもらえます。また、自治体の役所など明らかにその地域に一つしかないような場合は、市町村がわかれば詳しい住所がなくても案内してもらえます。
利用料金
ここでは、NTT東日本およびNTT西日本の料金を紹介します。
NTT東日本・西日本の固定電話からかけた場合
区分 |
料金 |
||
昼間・夜間 |
月に1案内の場合 |
60円(税抜)/案内 |
|
月に2案内以上の場合 |
1案内分 |
60円(税抜)/案内 |
|
1案内を超える部分 |
90円(税抜)/案内 |
||
深夜・早朝(午後11時~午前8時) |
150円(税抜)/案内 |
NTT Docomo の携帯電話・公衆電話からかけた場合
携帯電話から:200円(税抜)/案内(案内時間問わず)
公衆電話から:100円(税込み)/案内(案内時間問わず)
※上記料金は1件につきの「案内料金」です。通話料は別途かかります。
NTT以外の電話回線・携帯電話から問い合わせる場合
NTT東日本・西日本以外の大手電話会社、KDDIとソフトバンク も電話番号案内サービスを提供しています。番号はすべて同じ「104」。NTT東日本、NTT西日本、NTT Docomoの電話からはNTTのサービスセンターに繋がり、KDDIエボルバ (KDDI提供の固定・携帯電話)、日本マルチメディアサービス(ソフトバンク提供の固定・携帯電話)は各自が運営するサービスセンターに繋がります。全国電話帳を発行しているのはNTTですが、他社の電話番号も契約者からの希望があれば掲載が可能。KDDI、ソフトバンクの番号案内サービスでも、電話帳に載っている番号を案内してもらうことができます。
注意点
- 2つ前の章で紹介した「案内料金」は、案内が成立した時点で加算されます。固定電話や携帯電話から掛けた場合、該当月の請求書に明細が載っています。
- 「案内料金」は一件ごとに加算されます。1回の電話で複数の番号を案内してもらった場合、案内のあった番号の数だけ「案内料金」がかかります。
- 104番号案内は、名称・住所から電話番号を知らせるのみのサービスです。電話番号から具体的な名称や住所を知ることはできません。
英語での対応を希望する人は
104番号案内は、日本国内からの問い合わせに日本語で対応するサービスで、基本的には英語の対応は行っていません。しかし、NTT東日本とNTT西日本では多言語対応の総合案内サービスを行っていますので、こちらで英語の話せるオペレーターを呼び出して問合せしましょう。
0120-364-463 NTT東日本 (9:00~17:00、月~金 祝日、年末年始は休み)
0120-064-337 NTT西日本 (9:00~17:00、月~金 祝日、年末年始は休み)
まとめ
皆さん旅行などをする時には、もちろん宿泊施設など重要な施設の住所・電話番号はきちんと準備して出かけると思うのですが。どうしてなかなか、突発的に電話番号を調べる必要は出てくるものです。電話帳やネット検索などで間に合えばそれに越したことはありませんが、もしどうしてもわからない時は104の出番です。正直に言って利用料金はかなり高いので、本当に他の解決策が見つからない時のための駆け込み寺として覚えておいてください。
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