実はアレもコレも凄いニッポン！日本が誇る「世界一」

世界の中では日本は小さな国ですが、意外にたくさん「世界一」として胸を張れるものがあることをご存知でしょうか。ここでは様々なジャンルでの「世界で一番すごい日本のモノ・コト」を集めてみました。あなたはいくつ知っていましたか？

世界一高いタワー：東京スカイツリー

トップバッターはやはりこちら、「世界一高いタワー」として名高い東京スカイツリー。634mという高さは、人工建造物としてはドバイのブルジュ・ハリファの828mに1位を譲りますが、自立式電波塔においては世界で一番の高さです。当初の計画では610mになる予定でしたが、同時期に建設が進んでいた中国の広州タワーが途中で609mから618mに高さを伸ばすことを決めたため、負けじと634mまでかさ上げして世界一の座をもぎ取ったという背景があります。

世界一短い地名＆駅名：津

日本最大の半島である紀伊半島の東に位置する三重県。その三重県の県庁所在地が津市です。津市は、上の写真では「TSU」と表記されていますが、「Z」の表記で「世界で最も発音の短い地名」としてギネスブックに登録されました。同様に津駅も「世界一短い駅名」として認定されています。日本人でもやはり一文字の名前は呼びにくいようで、地元の人は「つぅ」と伸ばして発音しているそうです。

売り上げ本数世界一のゲームソフト：Wii Sports（任天堂）

ゲームの世界では、リモコンを振ることで様々なスポーツが楽しめる「Wii Sports」が全世界で8000万本以上を売り上げてソフトの売り上げ世界一となっています。海外では基本的にWii本体に同梱されているため、純粋にソフト単体の魅力であるかどうかは判断が難しいところですが、老若男女誰でも楽しめるシンプルな操作性が広く人気を集めたことは確かです。また、世界累計出荷本数としては抜かれてしまいましたが、長らく1位の座を保っていた「スーパーマリオブラザーズ」も日本の誇るアクションゲームです。

発行部数世界一の単一作者によるコミックシリーズ：ONE PIECE

日本の漫画やアニメは海外でも広く認知され、高い評価を受けています。世代も国境も越えて幅広い読者たちに愛されているコミックシリーズ『ONE PIECE』は、ひとりの著者が描いたコミック累計の最多発行部数世界一として2015年にギネス世界記録に認定されました。これまで3億2000万冊以上が発行され（2014年12月時点）、欧米や中国など35以上の国で読まれています。現在も連載中の作品なので、記録はこれからも伸びていくことでしょう。

世界一利用者数が多い駅：新宿駅

1日に364万人もの乗客が利用する駅として世界一のギネス認定を受けた新宿駅。首都圏人口が3,600万人といわれているので、10人に1人が毎日新宿駅を利用している計算になります。入り組んだ構造に加えて出入り口や改札が至るところに存在するため、日本最大級のダンジョンとも呼ばれ、迷子になる人が続出。2016年3月にはさらに新改札口がオープンして迷宮化に拍車がかかりました。

日本の水道技術は世界一

水道技術の指標の一つに「漏水率」というものがあります。水源から水道管を通って消費者の蛇口に水が届くまで、どれぐらいの量の水が失われるかということを占める数字で、数値が低ければ低いほど水道技術が高いということになります。世界の大都市の平均は10％前後とされている中で、日本は平均5％、東京都は3％という驚異的な数字を誇っています。また漏水率の低さはもちろんのこと、そもそも日本では蛇口をひねれば当たり前のように清潔で安全な水が出てきてそのまま飲むことができますが、それは世界では決して当たり前とは言えないのです。

日本は長寿世界一

できることなら健康で長生きしたいというのは世界の人類共通の願い。2016年5月のWHOの発表によると、2015年の日本人の平均寿命は83.7歳で、世界で第一位でした。男女別で見ても、80.5歳だった男性については世界6位でしたが、女性は86.8歳でみごと世界ナンバーワン。日本は20年以上前から長寿世界一の座を守り続けています。また、2015年に惜しくも亡くなられてしまいましたが、日本女性の大川ミサヲさんは114歳の時点で世界最高齢としてギネス登録され、117歳まで元気に暮らしました。

まとめ

まだまだこんなものじゃない、日本の世界一。他にも様々な分野で世界一のコト・モノが存在します。ただし、長い間世界最長のトンネルとして認定されていた北海道と青森を結ぶ青函トンネルが、2016年6月に開通したスイスのゴッタルドベーストンネルに１位の座を明け渡したように、「世界一」の立場は儚いもの。より切磋琢磨して、世界に誇れるものをこれからも生み出していく、それが日本の底力と言えるのかもしれません。