どこをチェックする?シェアハウスの内見時の注意点!

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photo by house-zoo.com

ドラマの影響や訪日外国人の増加が追い風となって、最近は日本でも「シェアハウス」が増えています。普通のアパートなどと比べて家賃が安価なこともあり、日本国外から日本へ来た方たちや地方から上京をしてきた方の最初の住まいとしても有力な選択肢となっているこの「シェアハウス」。入居前の内見の時に注意しておきたい点をまとめました。

 

ネットの情報だけで決めちゃだめ!

事前にネットでリサーチをして、「写真を見る限り良さそうだからここにしよう」と内見せずに決めるのはやめましょう。その写真が撮られたのはもしかすると何年も前かもしれませんし、見せたくないような部分の写真をネットに載せるような管理人はいないはずです。事前に決めてしまいたい気持ちはわかりますが、ネットの写真だけではシェアハウスの本当の状態はわかりません。手間がかかっても、必ず一度内見してから入居を検討しましょう。事業者によってはskypeやfacetimeでの内見対応を行っているところもありますので機会があれば積極的に活用しましょう。

 

チェックすべきポイント「契約関係」

初期費用

「シェアハウスはアパートよりも初期費用が安い」というイメージがあるかもしれません。確かにシェアハウスの中には敷金や礼金がかからない物件も多いのですが、普通のアパートと同じくらいの敷金・礼金を設定しているところもあります。事前に確認しておきましょう。

月々の費用と含まれるもの

インターネット通信費 ・水道光熱費 ・共用部の清掃代などは、家賃に含まれていることもあれば、家賃以外に別途毎月支払う必要があることもあります。物件によって設定が違いますので、これもあらかじめ確認しておきましょう。

契約・解約・更新の手続き

契約期間は数ヶ月のときもあれば年単位で設定されている場合もあります。自分の今後の生活について考え、どの形の契約が良いのかあらかじめ考えておきましょう。退去する必要が出てきた場合、どれくらい前に退去したい旨を伝える必要があるのか、確認しておきましょう。 解約時にかかる費用退去に伴って契約が解約となった場合、入居期間や契約内容によっては違約金が発生することがあります。場合によってはあらかじめ支払ったデポジットが戻ってこない可能性もあります。更新時にかかる費用契約期間が終わってもまだ同じシェアハウスに住み続けたい場合、更新の手続をすることになります。その際に再契約の費用などがかかることがありますので、あらかじめ確認しておきましょう。

修繕・修理

共用部や個室内の設備が壊れてしまった場合、入居者とオーナー、どちらが修理の負担をするのか、あらかじめ確認しておきましょう。万が一のトラブルを避けることが出来ます。

 

チェックすべきポイント「設備関係」

立地と周辺環境

スーパーやドラッグストアなど、生活に必要なものを購入するお店は近くにあるでしょうか。そのお店の価格設定はあなたの経済感覚に見合ったものでしょうか。また、「駅から徒歩5分!」と書いてあっても、暗くて狭い、治安の悪い地域を通らなくてはならない…という可能性もあります。周囲の環境は実際に足を運んでみないとわからないことが多いので、内見の際に必ず周囲を歩き回ってみましょう。事前の内見が出来ない場合はgoogleストリートビューなどで確認をすることが出来ます。

日当たり・湿度・雨漏り

特に初夏~夏にかけて、日本は雨が多く湿気が非常に多い時期です。物件によっては洗濯物が全然乾かなかったり、保管してあった服にカビが生えたりすることもあります。部屋の日当たりや湿度はもちろん、古い物件では雨漏りがないかもチェックしておくと良いでしょう。天井にシミなどがあった場合、過去に雨漏りがあった可能性が高いです。修繕履歴をきちんと確認しましょう。

共用設備

共用となっているバスルームやトイレ、キッチンや洗面台などがきれいに使われているか、チェックしましょう。また、入居者の人数に対して洗濯機や冷蔵庫、靴箱などの設備が十分に足りているかも確認しておくといいでしょう。物件によっては洗濯機がコイン式で別料金になっていることもありますし、利用時間が決められていることもあります。そのあたりも事前に確認しておきましょう。

個室設備

入居予定の個室の設備も重要です。個室でインターネットの利用やテレビの視聴は可能か、エアコンは設置されているか、窓には網戸がきちんとついているか、細かいところですがチェックしておきましょう。また、部屋にすでに設置してある家具はどんなもので、入居者が準備すべき家具や家電はあるのかも確認が必要です。

防災設備

日本は地震の多い国です。棚などが倒れないように工夫がされているか、万が一の時に逃げる経路は確保されているか、という部分の確認も大切です。また、消化器や火災報知器、避難はしごなどの防災設備が整っているかどうかも見ておきましょう。

セキュリティ

日本は他国に比べて治安がいいとは言われていますが、各個室の鍵についてはもちろん、共有エントランスの鍵はどのように管理されているかも質問しておくといいでしょう。

 

チェックすべきポイント「人」

シェアメイト

シェアメイトの人柄によってシェアハウスでの生活は大きく変わります。国籍や年齢層、男女比率はもちろん、可能であれば職業なども事前に知っておきたいですね。 内見時に会うことができたら、シェアハウスでの実際の生活の様子などを聞くことがでるのでラッキーです。また、実際に会わなくても、共有スペースの整い方やインテリアの雰囲気だけでもなんとなく同居人の様子などはわかるので、厳しい目でチェックしましょう。

友人の訪問・宿泊

シェアハウスは入居者の友人の訪問や宿泊を制限していることがあります。そもそも不可だったり、可能でも料金の支払いが必要だったりすることも。友人を呼んだりしたいと考えているのであれば、事前にきちんと把握しておく必要があります。

清掃・ゴミ捨て

共用部の清掃は誰がするのでしょうか。シェアハウスによって、入居者が当番を決めて順に清掃をするところもあれば、業者に頼んでいるとこともあります。当番制なのであればどのようなペースでどの部分を行うのか、業者が行うのであればその分の料金負担はどうなっているのか、確認しておきましょう。

ハウスルール

シェアハウスによっては、洗濯機の利用時間やインターネットの接続方法などについて、細かいルールを定めているところもあります。複数の人が同じ家で生活をするのですから最低限のルールは当然必要ですが、そのルールが自分の生活習慣と合ったものかどうか、事前に照らし合わせておきましょう。

運営者 ・管理人

万が一トラブルなどが発生したときに頼りになるのが運営者および管理人です。どの言語で意思疎通ができるのか、その意思疎通は十分に可能なのか最低限だけなのか、入居者に何かあったときに適切に対応してくれるかどうかなど、直接会って話をすることで確認しておきたいですね。

 

まとめ

知らない土地、特に言葉がなかなか通じない環境で自分の拠点となる部屋探しをすることは大変な苦労を伴います。自分に合うシェアハウスを探し求めるのも大切ですが、自分の希望をすべて満たす理想的なシェアハウスが存在しているとも限りません。自分の中で「これだけは譲れない」という線引きを定め、そのほかの部分はある程度妥協する、という柔軟さも時には必要です。 シェアハウスを探す時は、このコラムで挙げた注意点を頭のすみに置いていろいろと検討してみてくださいね。すてきなシェアハウスが見つかりますように!

 


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たちばなようこ

この記事を書いた人

たちばなようこ たちばな ようこ

日本某所の世界遺産のそばで暮らして10年。海外からのお客様を案内することも多々あります。そんなのんびりした田舎町から「素敵な日本の再発見」のお手伝いをさせていただきます。

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