ネットでの情報収集や実際に足を運んでの内覧を経て、自分にぴったりなシェアハウスをやっと見つけたとしても、すぐに入居できるとは限りません。シェアハウス運営者が設けた一定の審査基準を満たしていなければ、あなたが憧れるシェアハウス生活は実現できないのです。なぜ審査があるのでしょう?家賃をしっかり払えるかどうかの基準として、入居者の収入がどれぐらいあるかを把握することは、賃貸主としてのシェアハウス運営者の責任です。家賃の滞りがいくつか発生すればシェアハウスのコミュニティの秩序にゆらぎが発生し得ます。また、シェアハウスは人と人とが繋がっているコミュニケーションの場所です。シェアハウス独特の雰囲気に馴染める入居者を採用するのもまた、シェアハウス運営者の責任です。このように入居の際に審査を設けることはシェアハウスの秩序や雰囲気の維持に役立つのです。
意外に盲点!? シェアハウス担当者はココをみる!
担当者に見られるところは大きく分けて二つあります。一つ目は毎月の家賃における支払い能力があるかどうかです。賃貸借をおこなう際には必ず見られるポイントですね。二つ目はシェアハウス独特の雰囲気に馴染めるかどうかです。シェアハウスはただの賃貸物件ではないため、独自の審査基準を突破しなければなりません。以下、シェアハウスの入居の際に担当者に見られる事項をまとめます。
月収・年収
先ほども述べた通り、賃貸借の際には毎月の家賃における支払い能力があるかどうかは大事な審査基準です。これまた先述した通り、シェアハウス利用者の何人かが家賃の支払いを滞ってしまうと、そのままコミュニティの秩序が崩れてしまう場合があります。そのため、指定の家賃をしっかり払える収入を確保してからシェアハウスの入居を始めましょう。
職業内容
職業の内容も関係あります。入居者同士の生活リズムがあまりにもバラバラになってしまうと、トラブルのもとになり得るし、また何よりもシェアハウスの良さであるコミュニケーションが希薄になってしまいます。とはいえ、生活習慣が他の人と全く異なるからといって門前払いされるわけではないので、そこは担当者と相談しましょう。
性格
シェアハウスは人と人とが同じ屋根の下に暮らす特別な空間です。既存のコミュニティに溶け込むには一定の勇気と努力を要します。どのようなシェアハウスを希望するにしても、積極的に人と関われるような性格であることは望ましいと思われます。また、協調性に欠ける人を集めてしまうとコミュニケーションの希薄化がおこるため、シェアハウスの良さが消えてしまいます。担当者は人と関わることを厭わず、協調性のある性格の人を入居させたいでしょう。
性別・年齢
例えば男性ばかりのシェアハウスに女性一人が入居したり、入居者の全員が18歳であるシェアハウスに40代の人が入居したりするのは、若干の違和感がありますよね。男女比率やジェネレーションギャップを考慮して、担当者は入居希望者の年齢や性別を見ています。事前に、入居希望のシェアハウスはどのような男女比率で、どのような年齢層が利用しているかを確認すると良いでしょう。
コンセプトのマッチング
様々なコンセプトを基にしたシェアハウスがあります。例えば、「起業家志望やクリエーターが集まる意識の高いシェアハウス」だったり、「夢を追いかけて上京してきた人を応援するシェアハウス」だったり、「タレント志望が集まるシェアハウス」だったりといろいろ様々です。このような具体的なコンセプトがあるシェアハウスに入居する際は、自分の性格や目標に合致していることが求められます。
ありのままの自分で審査に合格し、快適なシェアハウスを。
長い時間をかけてやっと希望のシェアハウスが見つかっても、審査に落ちてしまえば元も子もありませんよね。以上にあげた条件を踏まえた上で、賢く審査に臨むようにしましょう。ただし、入居許可を得るために、自分を偽って審査に臨むべきではありません。あなたの日々の生活において、嘘をつき続けることは苦痛なはずです。また、生活の一部を共有する相手が信頼できない人だったら嫌ですよね。自分のためにも、他人のためにも、ありのままの自分を受け入れてくれる場所を探すことは大切です。あなたにぴったりな魅力的で楽しいシェアハウスを、ぜひ見つけ出してくださいね。
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