ebay ユーザーにはおなじみのPayPal。日本でも楽天など様々なオンラインショップで利用可能なため、アカウントを持っているという人も多いのでは。オンラインマーケットで取引をしているセラーの人にとっては便利な入金サービスですね。元はオンラインショップの決済サービスとして登場したペイパルですが、買い物の支払いでなくても、支払側と受取側双方がPayPalアカウントを持っていれば送金は可能です。ただしPayPalでの支払い原資の調達は国によって異なります。今回は日本でPayPalアカウントを開設した場合の支払い方法をご紹介します。
PayPal とは
PayPal は1998年にアメリカで設立されたオンライン決済サービスを主体とする企業。その基本はPayPal口座を持つユーザー同士がインターネット上で資金をやりとりできるというものです。21の通貨に対応しており、現在190の国や地域で利用されています。口座のタイプは個人用とビジネス用の2種類があり、口座開設や口座維持にかかる費用は無料。個人口座であればメールアドレス、氏名、住所、電話番号があればすぐに登録が可能です。
PayPalで利用できるサービスは、口座を開く各国の金融に関する法令に準じています。基本的にはPayPal口座と同じ名義人のクレジットカードや、同名義人が口座開設国もしくは米国に持っている銀行口座をリンクすることで、Paypalを通じてオンライン決済を行うことができるシステムです。
日本で開設するPayPal口座について
国によっては、自分のPayPalアカウントにリンクした銀行口座やカードから資金移動し、アカウント内の残高を増やせることもありますが、日本では第三者からの入金でしかPayPal アカウントの残高を増やすことはできません。PayPalアカウントの残高を登録済みの自分の銀行口座へ送金する、ということは可能です。また、支払いをする時は、自分のPayPalアカウントの残高またはクレジットカードを使用して、相手のPayPalアカウントへ送金することができます。
PayPal からクレジットカードを使って送金する(日本でアカウント開設の場合)
PayPalを使えば、PayPalユーザー同士で資金のやり取りが可能。日本でアカウント開設すると、銀行口座などから自分のPayPalアカウントへ送金することができないため、支払いメインのユーザーは残高が0の人も多々います。でも、PayPalアカウントへ同一名義のクレジットカードをリンクしておけば、たとえアカウントの残高が0でも支払いはカードから引き落とされます。
クレジットカード登録
日本でPayPalアカウントを開設した場合、アカウントの残高以外に支払い原資となるのはクレジットカードのみ。したがって、まずPayPalアカウントと同一名義のクレジットカードを登録します。
- 画面上部の「ウォレット」をクリックし、出てきた画面から「カードの登録」を選択します。
- 登録画面で各項目を入力し、画面下の保存ボタンをクリックして登録完了です。
送金のしかた
クレジットカードの登録が完了したら送金可能です。送金を開始する前に次のことを確認しておきましょう。
- 支払先のPayPalアカウントの有無
- 支払先がPayPalに登録してあるメールアドレス
上記の確認が取れれば、すぐにPayPalを使って送金を始められます。
- 画面上部の「支払いと請求」をクリックして、出てきた画面で「商品またはサービスの代金を支払う」を選択。
- 支払先のメールアドレスを入力して「次へ」をクリック。
- 支払元の通貨を日本円またはUSドルから選択し、支払い金額を入力して支払先での受取通貨を選択。もしくは支払先の受取通貨と受取金額を入力してから、支払元の通貨を選択。画面下の「続行」をクリック
- 支払い方法をペイパル残高、または登録クレジットカードから選ぶ。ペイパル残高がない場合は選択肢は登録クレジットカードのみになります。
- 画面下の「今すぐ支払う」をクリックして支払い完了
※PayPalには請求書発行機能もついており、オンラインショップの決済の場合には請求書をメールで受け取ってから支払うことが多いですが、請求書がなくても相手のアカウントに登録されたメールアドレスがあれば送金できます。ただし、第三者との資金のやりとりはPayPalアカウント上でしかできないため、双方がPayPalアカウントを持っていることが必須条件です。
PayPal手数料について
PayPalで資金をやり取りする場合、支払い側にかかる手数料は無料です。ただし、外貨で送金するのにPayPalの換算レートを使う場合は、換算レートに通貨換算手数料が含まれています。双方日本円で送金する場合にはレート換算も不要で、支払い側の手数料はまったくの無料。日本の銀行口座から振込手数料を支払って送金するよりもお得になります。
まとめ
先進国の中でも日常生活での現金使用率の高い日本ですが、昨今はネットショップの使用率も各段に上がりオンライン決済もかなり普及しています。そんな中、PayPal決済を受け付ける大手企業も増加中。そのため日本でもPayPalの使用がかなり普及してきています。もともとはネットショップの決済用として誕生したPayPalですが、売買契約のない第三者間でも資金のやりとりは可能。特に日本国内で日本円でやりとりする場合は、支払い側の手数料は無料になりますので、銀行振込に変わる送金方法としてぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
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