時間と料金を比較!東京から大阪まで最安で行く方法とは?

新大阪駅

日本第二の都市、大阪。東京都はひと味違った独自の文化圏を構築しており、海外からの旅行者の間でも人気の観光地ですね。また、大阪市は古くから商いの街として栄えてきた都市。現在でも日本経済にとって重要な位置を占めており、出張で訪れる機会のある人も多いのではないでしょうか。それだけに東京ー大阪間を結ぶ交通機関は種類、便数ともに豊富。でもどうせなら、できるだけ速く快適でリーズナブルな移動手段を選びたいもの。今回は東京から大阪までの各交通手段にかかる値段と時間を比較してみましょう。

※運賃は全て2017年12月時点のものです。

 

高速バス

東京-大阪
片道運賃:2,900円~約14,000円
所要時間:約8時間30分

価格重視なら高速バスが最も経済的。運賃は時期によって変動しており年末年始や大型連休とその前後は割高になる傾向がありますが、それ以外の時期には東京―大阪間を約3,000円で移動できてしまいます。高速バスには夜行便と昼行便がありますが、夜行便のほうが安価になる傾向があります。トイレや座席間のスペース、3列シート/4列シートなど、値段によって車内設備のグレードも変わってきますので、予約の際にはバスに自分の欲しい設備があるかどうかを確認しておきましょう。また繁忙期で運賃設定が上がってくると、鉄道のほうが短時間かつ低料金になる場合もあります。予約は各バス会社を通じてもできますが、検索サイトを使うと値段の比較検討ができて便利です。

楽天トラベル

 

飛行機

羽田空港 – 伊丹空港(約70分):片道10,890円~
羽田空港 – 関西空港(約85分):片道11,090円~
所要時間(羽田空港から大阪市中心部まで):全部で3時間程度

東京から大阪まで空路でのアクセスは2通り。羽田空港から伊丹空港、または羽田空港から関西空港になります。大阪の中心地までのアクセスなら伊丹空港、大阪市南部へのアクセスは関西空港が便利です。羽田―伊丹間はJALとANAのみ運行していますが、羽田―関西空港はSTARFLYERも就航しています。飛行機は正規料金が片道28,000円程度とかなり高額なのですが、75日以上前に予約を入れたり時間帯を選んだりすることで片道11,000円程度まで下がることがあります。またフライト時間自体は1時間を少し超える程度ですが、飛行機の待ち時間や空港から大阪市内までの電車移動時間を入れると3時間ほどかかります。

JAL
ANA
STARFLYER

 

JR在来線

東京駅―大阪駅
片道運賃:8,750円
所要時間:9時間~

東京―大阪間はJRの在来線のみを使ってもぎりぎり同日内に移動することができます。ただし、乗り継ぎは合計6回。東京駅発の場合だと、朝5時46分の沼津行きに乗ることができれば9時間で大阪駅にたどり着きますが、鉄道サスペンス並みの俊敏さで数分間のうちに各駅の乗り継ぎを完了しなくてはなりません。ちなみにこの朝5時46分の電車を逃すと、乗り継ぎの接続が悪くなり大阪まで12時間以上かかってしまいます。日本の鉄道を熟知しているなど日本旅行の猛者であれば可能かもしれませんが、日本初心者にはちょっとハードルの高い移動方法。でも、ハプニングも込みでのんびり車窓をながめながら楽しみたいという人には最適です。

青春18きっぷを使うと更にお得!

JR各社が販売している「青春18きっぷ」は、5枚つづりで11,850円というとてもお得な切符。5人で割れば1人当たり2,370円で東京から大阪まで移動できます。ただし、青春18きっぷは通常の乗車券とは異なるため、たとえ特急券と組み合わせても新幹線を含む特急列車の利用はできませんのでご注意を。

青春18きっぷ販売期間2017
春:2017年2月20日~2017年3月31日
夏:2017年7月1日~2017年8月31日
冬:2017年12月1日~2017年12月31日

青春18きっぷ利用期間2017
春:2017年3月1日~2017年4月10日
夏:2017年7月20日~2017年9月10日
冬:2017年12月10日~2018年1月10日

※2018年の販売予定はまだ正式に発表されていませんが、2017年と類似したスケジュールで発売されるものと思われます。

 

新幹線

東京駅―新大阪駅
片道乗車券:8,750円
のぞみ指定席券5,700円(自由席4,870円)/ひかり指定席券5,390円(自由席 4,870円)
所要時間:2時間30分~3時間

所要時間が最短で運賃も14,000円程度と最も安定したコストパフォーマンスの新幹線。東京―大阪間の移動手段としては最もポピュラーなものと言えるでしょう。なにより東京から大阪まで乗り継ぎがないのが便利ですね。飛行機や高速バスと違って、運賃が固定されているところも利点です。最近の新幹線は座席間のスペースもゆったりと取ってあるので、乗り心地の面でも飛行機やバスよりも快適。外国人観光客のみに販売されるジャパン・レール・パスを使用すれば大阪市内のJRバスにも使用できるため非常にお得です。

JR東海
JR西日本(日本語のみ)

 

レンタカー

東京駅―新大阪駅(総距離502.4km)
片道レンタカー料金(普通車・同日乗り捨て返却):27,000円~(内乗り捨て料金22,680円~)
片道高速道路料金:12,200円(ETC使用の場合11,500円)
片道ガソリン代:5,000円程度(レギュラー約36L)
所要時間:6時間以上

東京―大阪間をレンタカーで移動した場合の費用は、片道乗り捨て利用の場合で約45,000円。一人で利用するとかなり高額で移動時間もかかってしまいますが、4人グループで割れば1人当たり約11,000円強。しかも上記の料金は乗り捨てのための費用が大部分を占めているため、往復利用で出発店舗に返却すればさらにお得になります。帰りの高速料金やガソリン代を考えても、数人で割れば1人当たりの出費はかなり抑えられます。

Rentalcars.com

 

まとめ

さすがに首都・東京と大阪の間には様々な移動手段がありますね。とにかく安くあげたいなら高速バスか在来線で長時間かけて移動。効率よく移動したいなら第一候補は新幹線、時期によっては飛行機のほうが安くあがります。鉄道以外はシーズンや予約のタイミングによって運賃が変動するので、金額の割に移動時間がかかりすぎると感じることもあるかもしれません。チケットを購入する時には、各交通機関の最新の運賃を調べてから決めるようにすると安心。また、グループ旅行の人はレンタカーを借りてみんなで料金を割る、というのも考えてみるとよさそうです。

 


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あきらことほ

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日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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