日本の常識は海外の非常識?日本にあって海外にないもの

人力車

photo by DavideGorla

外国に旅行や仕事、留学なんかで滞在するとき、未知の文化に触れて「!?」と思うことってありますよね。いわゆるカルチャーショックというやつなのですが、日本を訪れたことのある皆さんにもそんなエピソードの一つや二つ、あるのではないでしょうか。日本で生まれて日本で育てば当たり前に思うことでも、それ以外の人たちにとってはちょっと信じられないもの。今回はそんなモノ・コトを集めてみました。

 

子どもだけで登校する小学生

日本では小学生が一人、もしくは子供だけで数人のグループを作って登校する風景が普通ですが、これ、結構な数の国でありえない光景として認識されているのですね。記憶に新しいところでは2015年、東京で暮らす7歳の女の子が毎朝電車を乗り継いで登校する姿がネットで配信され、世界中を驚愕させました。たしかに日本以外の国、特に欧米では小学生が大人のつきそいなしに登校している姿は見かけませんね。というのも日本以外の多くの国では、一定の年齢に達していない子供を保護者の監督なしに放置することは違法とされています。日本では特にこういった保護者の監督に対する子供の年齢制限は法律で決められていません。それだけ日本社会が安全であるという証拠なのかもしれないですが…。ちなみに、写真の中の子供たちが背負っているカバン。「ランドセル」と呼ばれるこのカバンも、日本独特のものです。

 

部活

訪日外国人の中でも、特に留学生を驚愕させるのがこの「部活」です。部活とは、中学生から大学生までの学生が、毎日授業が終わった後で校内に残ってなんらかのアクティビティに参加するシステム。スポーツなら野球、サッカー、柔道、水泳など、文化系は吹奏楽、茶道、書道、美術などと学校ごとに多種多様、バラエティに富んでいます。部活によってはなかなか厳しい規律があるものも。外国からの留学生にとっては、将来その道のプロになるわけでもないのに、なぜ毎日時間を割いて不条理なルールに従ってまで部活をするのかと、なかなか理解に苦しむようです。でもこれ、所属クラス以外の人と共同作業をしたり、生徒の主体性を促進したり、忍耐力をつけたりといった学業以外のスキルをつけることを目的にしているのですね。スポーツや文化的技術の体得はもちろんですが、それ以上に部活にコミットすることで得られる人間的成長のためにあるシステムなのです。

 

食堂の食品サンプル

よくないですか、コレ?日本の百貨店のレストランや、街中の食堂の前でこういった食品サンプルが陳列されているのをよく見かけます。これがあればメニューが読めないとか、思っていたのと違った料理が出てきたとか、そんなお悩みも一発で解決!実際に出てくる料理を忠実に再現した食品サンプルの歴史は、なんと大正時代にまでさかのぼります。当初は寒天で食品の型を取ったものに、蝋を流し込んで製作されていました。現在では塩化ビニールやレジンで作られています。てっきり高度経済成長期の産物と思いきや、意外と長い歴史があるのですね。現在まで脈々と受け継がれている日本発祥の食品サンプル。アジア圏でも韓国では比較的定着しているようですが、その他の国ではかなりマイナーな存在。最近ではそんな物珍しさも手伝って、お土産としても色々なデザインのものが売られています。

 

電車の中吊り広告

日本で在来線電車に乗ったことのある人は気づいたかもしれませんが、日本の電車の中にはよく中吊り広告がぶら下がっています。電車の壁に貼られているのではなく、車両内のど真ん中の天井からぶら下がっているあれですね。内容は出版社が雑誌や書籍を宣伝していたり、飲食料品だったり、旅行会社の広告だったりとさまざま。無数の広告がカーテンのように天井から吊りさげられています。背の高い人にはけっこう邪魔だったりするのでしょうが、時々おもしろい広告もあったりして、通勤や通学途中の暇つぶしに役立つことも。

 

バレンタインデーのチョコとホワイトデー

キリスト教圏の人にとって、クリスマス以上に理解不能なのが日本のバレンタインデー。もともとは男女ともに自分のパートナーへの愛を確かめあう日として祝われているバレンタインデーですが、日本では女性がパートナーや意中の男性にチョコレートを贈る日として定着しています。1月後半から2月14日までお店のお菓子売り場はチョコレート一色!会社なんかでは女性が男性の同僚や上司に「義理チョコ」なるものをばら撒くという光景も。もうなにがなんだか訳がわかりませんが、これは日本人が外国文化を取り入れて最大限にオリジナル解釈をした結果なのです。理由や詳細は長くなるので割愛。でも、バレンタインデーに女性ばかりが男性にチョコレートを振る舞うなんて、ちょっと不公平ですね。というわけで、日本にはホワイトデーなるものも存在します。これはバレンタインデーにチョコレートをくれた女性に、男性がお返しをする日です。もう本当に訳がわからないけれど、とにかく日本人は義理堅いのです。

 

トイレのスリッパ

日本の家庭でよく見かけるのが、トイレ専用のスリッパ。ご丁寧に「TOILET」なんて書いてあったりします。これが実はけっこうな確率で外国人のお客さんを混乱させるのです。なぜ、トイレだけに特別なスリッパを置いておくのか?なぜトイレのスリッパを履いたまま他の部屋へ移動すると怒られるのか?日本人の観点から言えば、トイレは用を足すための場所であり、いわば家の中で一番汚い場所。床なんかも知らないうちに汚れているかもしれないから、わざわざトイレに入るためだけのスリッパを置いているということなのですが。では、複数人で同じスリッパを何度も使いまわすのは衛生的なのかとか、家を汚さないためにわざわざ靴を脱ぐほど潔癖な文化の人の家が、トイレといえどもそこまで汚いのかとか、いろいろと議論をよんでいるようです。まぁ、最近は日本のお宅でもトイレにスリッパを置かないところが増えています。だって、メンドクサイじゃないですか?いちいち履き替えるの。

 

まとめ

一度でも日本に来たことがある人は、もしかするとこのコラムを読んで、まだまだ日本にしか存在しないものがあるでしょ!と思われたかもしれません。確かにまだまだあるのです、日本にしかないモノやコト。それぞれ何かしら理由があってそこに存在している訳ですが、中には当の日本人でさえも不可解に思っているも。日本に滞在中にあなたが「!?」と思ったこと、意外と日本人にとっても不思議なことが多いかもしれませんよ。

 


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あきらことほ

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日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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