日本人が意外に思う外国人観光客にウケているお土産とは?

お土産

photo by Martin Abegglen

日本へ旅行に来た時に買いたいものってなんでしょう?パッと思いつくのは着物や浴衣、扇子、日本酒、民芸品など。最近では日本のポップカルチャー関連のものも人気ですね。もちろん、こういったいかにも日本らしいものはお土産の定番としてとてもよく買われているのですが、実はその他にも意外な物が好評だったりするのです。今回は「買ってよかった!」という声の多い日本のお土産を集めてみました。

 

爪切り

爪切り

photo by Tatsuo Yamashita

爪切りなんて、どの国にも売っているよ!と思うかもしれません。もちろん、どの国でも爪切りは簡単に手に入るのですが、日本で一般的に売られている爪切り、周りに切った爪が飛び散らないように工夫されているのです。さらに、足の爪専用の刃がまっすぐなものまで売られていて密かに訪日外国人の間で好評なのです。これらの爪切りは、街中にある普通のドラッグストアで購入できます。

 

孫の手

孫の手

photo by Anne Santos

背中がかゆいけれど、体が硬くて手が届かない…キーッとなったことはありませんか?そんな時便利なのが「孫の手」。世界共通のアイテムのはずが、アジア圏以外では意外と見かけません。日本の孫の手は竹製のものが多く、程よい刺激でかゆいところを掻くことができます。最近は金属製で伸縮機能付きのものが1000円程度で売られていますが、竹製の安いものであれば100円ショップでも購入できます。背中を掻くためだけに作られた背中を掻くことしかできないアイテムですが、一つあるとかなり便利です。

 

色々なキットカット

世界中でおなじみのキットカット。ミルクチョコレートに包まれたウェハースの食感がたまらないですよね。ピーナツバター味やダークチョコレート仕様のものは見かけたことがあるけど、味に大したバリエーションはない、と思っていませんか?日本で7店舗を展開するキットカット専門店「キットカット・ショコラリー」では、従来のキットカットをさらに発展させた新しい味を開発しています。いちご、ピスタチオ&グレープフルーツ、抹茶&きな粉、パッションフルーツなど、これまでにないフレーバーが観光客にも大人気です。また、地方の駅や高速道路の売店などでは、ご当地キットカットとして地方限定のフレーバーの販売もしています。

キットカット・ショコラトリー銀座本店
住所:東京都中央区銀座3-7-2 オーク銀座ビル1・2階
TEL:03-6228-6285

 

包丁

包丁

photo by Norio NAKAYAMA

そもそも日本人は、古くから刃物の切れ味にこだわる民族でした。その最たるものが日本刀ですね。今では実社会で日本刀が使われる機会はほとんどありませんが、その刃物への情熱は日本の包丁に見て取ることができます。日本の刃物メーカーが技術を凝らして製造している各種包丁は切れ味抜群。トマトや玉ねぎもなんなく切れると、海外からの評価も上々です。海外のナイフ専門店などでも売られていますが、日本の百貨店であれば海外で買うよりも割安。値段は10000円前後が平均です。

 

文房具

日本に来た時にぜひ訪れたいのが、文房具店。使いやすいジェルインクペンや握りやすいデザインのシャープペンシル、綺麗なデザインのファイルやクリアケースがところ狭しと並び、しかも色やデザインが豊富。価格も特にペーパーアイテムが安い!また、世界的に人気の無印良品などシンプルなデザインの文房具を販売している店も人気です。一つ一つの値段が安いので、たくさん買って家族や友人へのお土産にするという人はもちろん、ついつい自分用にも買い込んでしまいそうです。

 

ウィスキー

ウィスキー

photo by Ishida Naoki

日本のアルコール飲料と言えば、日本酒やビールが定番と思う人が多いかもしれません。でもここ10年のうちに、日本のウィスキーが世界的にも地位を確立しているのをご存知でしょうか。ニッカ「余市」「竹鶴」「フロム・ザ・バレル」、サントリー「響」「山崎」「白州」などのブランドが特に好評。すでに海外への販路も確立しているので、自分の国で見かけたことがあるという人もいるかもしれませんね。ニッカ、サントリーの商品は空港の免税店でも購入可能ですので、ウィスキーファンの人はぜひ日本のウィスキーを試してみてください。

 

布地

日本のメーカーの布地、特に木綿生地は海外のクラフトショップでもよく見かけますね。日本には手芸を好む人が多く、都市部にはたくさんの手芸店があります。服地やリネン、インテリア用生地まで品ぞろえが豊富。ファッションや手芸愛好家の中には、日本に来た時に布地をまとめ買いするという人が沢山います。特に東京都荒川区にある日暮里繊維街は、1kmに渡って80軒以上の生地織物店が軒を連ねており、ありとあらゆる手芸用品が手に入ります。また、ユザワヤなど全国展開をしている手芸店も人気です。

日暮里繊維街地図
ユザワヤ

 

食品用ラップフィルム

サランラップ

photo by masa osada

食品を保存するためのラップフィルム、日本では旭化成のサランラップと呉羽化学のクレラップが二大ブランドとして浸透しています。食品保存用ラップなんて世界中で流通しているのに、なぜ日本のお土産として人気なのでしょうか?その理由は日本製ラップのすごすぎる性能。例えば自分の国でラップを使おうとした時、最初にラップを引き出すのに四苦八苦したり、ラップを切ろうとしたら刃の切れ味が悪すぎて引きちぎるように切らないといけなかったり、切ったラップがくっつきあって使えなくなったりしたことはありませんか?日本製のラップなら引き出しスムーズ、スパッと切れてストレスフリー。ラップの幅も30㎝、22㎝、15㎝と3種類揃ってとても便利なのです。

 

ティッシュ

風邪や花粉症で鼻をかみ続けていたら鼻周辺が真っ赤になってしまった…ということよくありますよね。ここ数年日本で人気の保湿ティッシュは、軽いのにしっとりしていて何とも言えない快適さ。何回鼻をかんでも赤くなったりしません。ティッシュというより、まるで柔らかい布のような感触で外国人観光客のお土産にも人気です。箱入りもありますが、お土産用にはポケットティッシュタイプが人気。ドラッグストア、コンビニ、スーパーなどで売られており店によって値段は異なりますが、ポケットティッシュ16個入りで300円程度と安価なので友達に配るように買っていく人も多いとか。

 

まとめ

いかがでしょうか。こうしてみると、隠れた人気のあるお土産というのは実用的なものが多いようですね。今回ご紹介したアイテムは、どの地方でも入手可能なものがほとんどです。これ以外にも、コンビニで売っているお菓子や日本製の陶器も好評でした。旅行先で思いがけずお気に入りのものが見つかると、旅の思い出も数割増しでいいものになりますよね。日本に来た際には、ぜひ皆さんのお気に入りの一品を発見してください。

 


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あきらことほ

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日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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