【違反切符を切られたら】外国人のための運転マナー講座

駐車違反

photo by sinkdd

ほんの数分用を足すために車を離れてもどったら、フロントガラスになにやら不吉な黄色い紙が貼ってあったり、気分よく走行していたらどこからともなくパトカーが現れて停止指示を出されたり。しまった!と思ったときにはすでに遅く、しぶしぶ受け取るそれは違反切符。しかし一口に違反切符と言っても、違反の深刻度によって処分の内容は様々。今回は日本で交通違反をした時に切られる切符の種類と、切られた後の流れについてお話します。

 

違反切符の種類

日本で自動車や二輪車を運転中に交通違反を犯すと違反点数を取られ、その点数によって違反切符を交付されます。違反切符には次の3種類があり、それぞれ処分の内容が異なります。違反の責任は原則として運転者にあるとされます。

点数切符:通称「白切符」

白色をしているので、通称「白切符」と呼ばれています。シートベルト装着義務違反やチャイルドシートの使用義務違反など、軽度な違反の際に切られる切符です。反則金は定められておらず、違反点数のみ加算されます。過去に累積された違反点数がなければ、白切符を切られただけで免許停止などの行政処分が下ることはありません。

交通反則告知書:通称「青切符」

青色の紙に印刷してあるので、通称「青切符」と呼ばれています。違反点数が6点未満の交通違反に対して発行され、信号無視や時速30㎞以下のスピード違反、駐車違反、無灯火走行など様々な違反が対象になっています。
青切符を切られるとまず違反点数が加算され、過去に累積した点数との合計点数によっては免許停止や免許取消などの処分が下ります。加えて青切符の場合は刑事上の責任も問われますが、違反を認める場合は、指定された期限までに任意で「反則金」を支払うことで刑事責任が免除となるシステムを取っています。青切符には反則金の納付書がついてくるので、郵便局または銀行で支払いをします。

反則金の支払いは任意ですので「支払わない」という選択肢もありますが、その場合は正式に刑事手続きに入ります。通常は交通裁判所への出頭要請があり、略式裁判で罰金の支払い命令が出されます。この最初の略式裁判の際に出頭しなかったり、出頭して異議を申し立てたりする場合には正式裁判に移行することになります。警察署や検察から出頭命令があり、通常の刑事事件と同じく取り調べの後に裁判が行われます。

告知書:通称「赤切符」

赤い色をしているので、通称「赤切符」と呼ばれます。時速30㎞以上のスピード違反、救護義務違反、飲酒運転など、違反点数6点以上の重度の違反に対して切られます。過去に違反がない人でも、一度赤切符を切られただけで免許停止の行政処分が下ります。青切符と違い赤切符には反則金制度はなく、必ず刑事責任も問われることになります。違反を認める場合も異議を申し立てる場合も、裁判のために裁判所に出頭する必要があります。有罪判決が出た場合は、違反内容によって罰金刑、懲役刑などの刑事罰が下されます。

 

青切符の反則金、支払いかた

道路交通法違反はその性質上あとからの立証が難しいため、現行犯検挙が原則です(スピード違反をカメラで撮られた場合や、放置駐車違反など証拠が残っている場合を除く)。警察官が交通違反を確認して青切符を切り、ドライバーが違反を認めて切符にサインをすると、反則金の納付書を一緒に渡されます。反則金は納付書に記載してある期日(告知を受けた日の翌日から7日目)までに金融機関で支払いますが、その際次のような注意点があります。

  • 支払い場所は銀行もしくは郵便局、郵送での支払い不可
  • 現金支払いのみで分割納付は不可

駐車禁止とスピードカメラで違反を取られた場合

基本的に現行犯検挙の道路交通法違反ですが、駐車違反やスピードカメラで速度違反を取られた場合は後日警察署へ出頭する必要があります。駐車違反の場合はフロントガラスに貼ってある黄色い紙を持って出頭します。スピードカメラで撮られた場合は、後日出頭通知書が車両の登録住所に送付されるので、その通知書を持って出頭します。その後は違反内容により青切符もしくは赤切符が切られ、違反点数が加算されます。

 

違反点数、外国免許や国際免許はどうなる?

外国の運転免許証や外国で発行された国際運転免許を持つドライバーが日本で交通違反をした場合も、日本の国内免許と同じ違反点数が適用されます。日本国内で発行された免許証ではないので発行国での記録に影響はありませんが、一定の違反点数に達した場合は日本国内で運転禁止処分を受けることになります。また、運転禁止処分の期間の長さによっては、後に日本の運転免許を取得しようとする時に影響が出る場合もあります。

 

レンタカーで交通違反をしたら

レンタカーを使用中に交通違反で青切符を切られた場合、車両を返却前に反則金を納付し、納付書・領収書の提示を求められます。ただし、時間外などの事情で返却前に反則金を納付できない場合は、レンタカー会社が独自に定める違反金を支払うことになります。本来の反則金よりも高く設定されていることがほとんどで、後日反則金を納付した後で、支払いをした証拠となる書類を提示しに行けば返金してもらえます。

 

まとめ

日本の道路で最も多い交通違反はスピード違反。これは日本の道路を運転してみれば納得かもしれません。駐車違反も検挙率は高いですが、実は2番目に多い違反は一時停止違反です。どれも青切符の対象になる違反ですね。せっかくの車でのお出かけ、特に旅行の場合は違反切符を切られて気分が台無し、なんてことは避けたいですよね。交通違反は気を付けてさえいれば防げるものですので、車で外出する時は安全運転でいきましょう!

 


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あきらことほ

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日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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