春は花粉の季節…日本人が実践する花粉症対策いろいろ

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photo by Phil Norton

今や日本人の国民病と言っても過言ではない花粉症。目はかゆいし、くしゃみは止まらないしで非常に不快なものです。その患者数は3-4人にひとりの割合と言われるほど、日本ではメジャーな疾患です。そして花粉症になるのは日本人ばかりではありません。自分の国にいた時はなんともなかったのに、日本に来てから花粉症を発症してしまったという外国人の患者も続出しているのです。日本にいるかぎり無関係ではいられない花粉症。できるだけ発症を避けるために、また、かかってしまったらできるだけ症状を軽減するために、日本で広く取り入れ得られている花粉症対策をご紹介します。

 

日本の花粉症事情

花粉症はもちろん日本特有の疾患ではなく、世界各国どこにでも患者のいるごく一般的な病気です。原因となる植物はオークやポプラ、ブタクサなど国によって様々ですが、日本ではスギとヒノキが圧倒的多数。スギは2月から4月にかけて、ヒノキは3月から4月にかけておびただしい量の花粉が空気中に霧散します。これは、日本では昔から建築資材としてこの2種の植林が盛んに行われており、山間部にスギ・ヒノキが大量に植えられているためです。花粉症被害の軽減のために花粉の少ない品種を開発するなどの取り組みは行われているようですが、いかんせん植林事業は数十年単位で行われるため、向こう数年で改善される問題ではないというのが現状です。また、日本にはスギ・ヒノキ以外にもハンノキやウメ、イネなど花粉症を引き起こす原因となる植物は多数あります。

 

花粉症対策その1:花粉への接触を減らす

マスク

おそらくみなさんも、日本へ来て最初の頃はマスクをつけて外出する人の多さをみて奇異に感じたことでしょう。でも、こと花粉症に関してはマスクをつけているのといないのとでは、症状に天と地ほどの差があります。花粉症の症状は花粉に接触することで起こるアレルギー反応ですから、マスクでアレルギー源をある程度シャットアウトすれば、かなり症状は緩和されます。

眼鏡・サングラス

通販や一般の眼鏡屋などで花粉症対策用の眼鏡やサングラスが販売されています。通常の眼鏡やサングラスよりも顔にフィットして花粉の侵入を防いでくれるので、目のかゆみ症状の軽減に役立ちます。

花粉情報を見る

花粉の季節になると、朝夕のニュース番組で流れる天気予報でその日や翌日の花粉の飛散状況の予報があります。例えば晴れて乾燥している日であれば「非常に多い」、雨の予報であれば「少ない」など。花粉量が多いと予報がある日は、外出を控える、洗濯物や布団を外へ干さないなどの対策が必要です。

家の中に花粉を入れない

外から帰ったら家に入る前に上着の花粉を払う、手洗い、うがい、すぐにシャワーを浴びるなど、屋内に花粉を持ち込まないことが大切です。

 

花粉症対策その2:薬で症状を抑える

市販薬

花粉症になったらひとまず市販薬に頼ってみるのも手です。ドラッグストアや薬局にも「コンタック」や「ストナリニ」といったアレルギー反応を抑える薬が売られています。海外ではあまり使用されませんが、「小青竜湯」という漢方薬もアレルギー性鼻炎や花粉症の薬として人気があります。また花粉症用の目薬や点鼻薬などもあり、症状の軽い人であれば市販薬だけでワンシーズン乗り切れる場合も。

処方薬

花粉症の症状がひどい人は市販薬だけでやり過ごすのではなく、出来るだけ早く病院へかかることが重要です。アレルギー症状は強く出てからでは薬の効果が出にくくなってしまうので、花粉症の症状が出始めの段階で自分に合った飲み薬や目薬、点鼻薬などを処方してもらいに行きましょう。

 

花粉症対策その3:食生活を見直す

最近、日本では花粉症を引き起こすアレルギー体質を改善するために、食生活の見直しをすることが推奨されています。具体的には腸内細菌のバランスを整える食品(納豆やヨーグルトなどの発酵食品)、バナナ、レンコン、青魚、食物繊維の豊富なキノコや海藻などを取るといいとされています。反対に肝臓に負担をかけるアルコールの摂取や、コーヒーや香辛料をたくさん使った食品などの刺激物は花粉症によくないとされています。ただ、花粉症にいいとされる食品でも偏って摂りすぎてはよくないので、色々な食品をバランスよく食べることが大切です。

 

まとめ

つらい花粉の季節。せっかく春になったというのに、くしゃみと鼻水ばかりでは気分も下がってしまいますね。日本にいる限りスギやヒノキの花粉に全く接触しないというのは不可能なのですが、早めに対策を講じてできるだけ花粉症の症状を軽くしておきたいものです。まだ花粉症にはなったことはないよ、という人でも油断は禁物。いつ出てくるか分からないのが花粉症の怖いところですので、今は症状が出ていなくても、花粉の時期には山間部への外出は避けるなど、あまり大量の花粉を一度に浴びたりしないよう工夫しましょう。

 


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あきらことほ

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日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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