【一般道編】外国人のための運転マナー講座

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photo by tokyoform

飛行機・電車・バスなど、公共の交通機関が発達している日本でも、郊外への旅行や複数人での移動となると車での移動のほうが便利な場合が多々あります。でも、なじみのない国で初めての運転となると、普段自国での運転に慣れている人でもちょっと不安になりますよね。日本に限らず慣れない外国で車を運転する時には、その国交通ルールを事前に知っておくに越したことはありません。今回は日本の一般道で運転する際に知っておいた方がいい標識の見方や、注意点などをご紹介していきます。

 

日本で運転する際の基礎知識

日本は世界でもマイノリティの左側通行の国。輸入車以外の車のハンドルは右側です。全国を通じて道路の整備は行き届いており、一般道、高速道路ともいたって快適に走行することができます。自動車の運転には日本の法律で認められた運転免許証が必要で、日本の運転免許証は18歳から取得することができます。外国籍の人は日本の免許証を取得する以外にも、有効な国際運転免許を取得することで日本での運転が認められます。また、一部の国の運転免許証保持者は、日本語訳を添付することでそのまま日本でも運転することができます。
道路上の至る所にある標識のうち、地名や方向を示す案内標識は英語併記の場合が多いですが、その他の規制標識や指示標識などの表記はほぼ日本語のみです。
運転中は運転者と同乗者すべての人にシートベルトの着用が義務付けられています。また、6歳未満の幼児にはチャイルドシートの使用が義務付けられており、6歳以上であっても身長が140㎝未満の子供が同乗する場合は、ジュニアシートの使用が望ましいです。

 

知っておきたい道路標識のこと

前述のとおり、日本の道路標識には地名や施設名を除くと日本語表記のみのものが多くあります。日本で安全に運転するためには、それぞれの標識の意味を覚えておくことが大切です。ここでは、一般道でよく見かける道路標識をご紹介します。

案内標識

標識サンプル1

まず始めに、目的地や通過地点までの方向や距離、地名や道路の種類を示すための案内表示。一般道の案内表示は青色です。交差点手前に設置されている「方面および方向を案内する標識」、交差点の後に設置されている「方面および距離を案内する標識」のほか、通りの名前、国道や県道の種類、地名を案内するものなど、様々な標識があります。

規制標識

 案内標識の他にも、一般道では沢山の「規制標識」を見かけます。これは道路上の安全を守るために設置されています。規制標識にもたくさんの種類がありますが、ここでは中でも特に重要なものをご紹介します。

標識サンプル

  1. 通行止め:歩行者・車両すべての歩行・走行を禁止
  2. 車両通行止め:軽車両を含む全ての車両の走行を禁止
  3. 車両進入禁止:一方通行の出口等にあり、この標識のある側からの侵入はできません
  4. 指定方向以外進行禁止:矢印の示す方向にしか進行できません
  5. 一時停止:この標識がある場所では一旦完全に停車
  6. 駐停車禁止
  7. 駐車禁止
  8. 最高速度
  9. 最低速度
  10. 徐行:直ちに止まれるスピードで走行
  11. 自動車専用:歩行者・軽車両・排気量125㏄以下のバイクなどは走行できない自動車専用道路
  12. 一方通行

 

覚えておくべきルールや豆知識

踏切の前は一時停止

このルール、海外ではめったにないようですね。でも日本では遮断機が上がっていても、踏切の前では一旦停止が法律で義務付けられています。日本の都市部では特に鉄道網が発達しており、星の数ほどの踏切があります。例えば踏切の先が渋滞していて、遮断機が下りる前に渡ることができずに車両が線路内に閉じ込められてしまう、といった事故を防ぐためにとても重要なルールなのです。

日本はスピード違反だらけ?

日本の道路の速度規制は、都市部の一般道は40㎞/h、住宅街等は20-30㎞/h、高速道路は80-100㎞/h、その他の道路は50-60㎞/hとやや低めの設定です。残念ながら日本で運転しているとすぐ気づくと思うのですが、法定速度を遵守している車はあまり見かけません。日本の一般道には備え付けのスピードカメラが少ないことも一因かもしれません。ただし、警察の取り締まりは頻繁に行っていますので、運転する際にはつられてスピード違反をしないよう気を付けましょう。

交差点では飛び出してくる車両に注意

これも日本の都市部に共通している点ですが、とにかく信号の数が多い!海外でよく見かけるラウンドアバウトがあまり普及していないことも要因の一部かもしれません。そのため、交差点では何とか通り抜けようと信号が赤に変わりかけているのに、スピードを上げて突っ込んでくる車両によく遭遇します。交差点では飛び出してくる車に要注意です。また、頻繁に信号に引っかかるのは確かに面倒くさいものですが、信号が赤になる直前に交差点に進入するのはやめましょう。

ハザードランプで「ありがとう」

日本で運転中、車線変更の車を入れてあげたら相手がハザードランプを2-3回点滅させてきた、という経験ありませんか?道を譲ってもらった車がハザードランプを点滅させるのは、緊急事態ではなく「ありがとう」のサインです。

 

まとめ

右側通行・左側通行の違いはあれど、日本の交通ルールは他の国のルールとそんなに大差はありません。ただし、道路標識、特に規制標識は日本独特のデザインのものが多く、初見では理解できないことも多々あるので、事前に調べておくことが大切です。今回ご紹介したもの以外にもたくさん標識があるので、これから日本で運転する予定の人はこちらの一覧で勉強してみてください。また、比較的いいとされる日本の運転マナーですが、思いのほか乱暴な運転に遭遇することも多々ありますので、安全にはじゅうぶん気を付けて運転してください。

 


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あきらことほ

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日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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