冬も快適にアウトドア!レンタルキャンピングカーガイド

キャンピングカー

photo by apollocamper

スキーシーズン到来!日本全国のスキー場が次々と今シーズンの営業を開始しています。日本でスキー旅行を計画している人も多いのではないでしょうか。スキー旅行といえば、公共交通機関や車で出かけてホテルなどに宿泊する人が多いですね。でも冬場のアウトドア旅行に大活躍する意外な交通手段といえば、なんといってもキャンピングカーなのです。キャンプなんて夏のアクティビティのような気がしますが、キャンピングカーは車中で暖房器具を使うことができるので真冬のスキー場でも暖か。スキーに限らず冬キャンプや、もちろん普通の旅行にも大活躍なので、旅行の時だけキャンピングカーをレンタルして利用する人が多数います。そんな便利なレンタルキャンピングカーですが、日本ではどのようにして利用できるのでしょうか。

 

日本でポピュラーなキャンピングカーの特徴

海外では車でキャンピングトレイラーをけん引しながら移動しているのをよく見かけますが、日本では、レンタル・自己所有に限らず、バンや小型バスをキャンピング仕様にした自走型、しかもコンパクトなものがだんぜん人気です。これには日本の住宅事情や道路事情が大いに関係しています。日本の一般的な都市では比較的郊外であっても住宅の敷地面積が小さく、道路の幅も狭いところが多いため、大型キャンピングカーやトレイラーの所有や利用に適していない、という背景があります。そのような事情から、日本のレンタル会社で借りられるキャンピングカーもコンパクトなものが多いのです。

 

日本でレンタルキャンピングカーを利用するための条件は?

日本の普通運転免許で運転できる車両は次のように定められています。ほとんどのレンタルキャンピングカーは下記の②の条件にあてはまるため、普通運転免許や日本で有効な国際免許などで運転できます。しかし、重量が750㎏を超えるトレイラーの場合、けん引免許が必要になるので注意が必要です。

①2017年3月11日以前に日本の普通免許を取得した人

  • 最大積載量3t未満の車
  • 車両総重量5t未満で、かつ乗車定員10人以下の車

②2017年3月12日以降に日本の普通免許を取得した人

  • 最大積載量2t未満の車
  • 車両総重量3.5t未満で、かつ乗車定員10人以下の車

ただしレンタルキャンピングカーの場合、上記の条件に加えて各社が独自のルールを設けていることがあります。レンタル会社の基準は各自異なりますが、次のような内容が含まれています。

  • 20歳以上、25歳以上などの年齢制限
  • 免許を取得して1年以上などの運転者としての経験
  • 日本の免許証保持者のみなど、運転免許証の種類

 

レンタル時に必要なもの

  • パスポート
  • 日本で有効な自動車運転免許証*1
  • キャンピングカーをレンタルする本人名義のクレジットカード*2

*1日本で有効な免許証とは、日本国で発効された運転免許証、ジュネーブ交通条約に基づいて発行された国際運転免許証、ベルギー・フランス・ドイツ・スイス・モナコ公国・スロベニア・台湾・エストニアのいずれかで発効された運転免許証に公的に発行された日本語訳を添付したもの。ただし、会社によっては日本の運転免許証しか認められない場合もあります。
*2クレジットカードは、必ずレンタルする本人名義である必要があります。

 

キャンピングカーレンタルの手順

キャンピングカーを借りる時は、通常の自家用車をレンタルする場合と同じく下記のような手順をふみます。

  1. インターネットで希望の車種を予約
  2. 予約確認メールを受け取る
  3. レンタル当日、必要書類を持って予約を入れた店舗へ行く
  4. レンタル手続き、説明等を受け出発
  5. 使用後レンタルキャンピングカーを期限までに元の店舗へ返却する

ただし、通常のカーレンタルと違いキャンピングカーの場合は、事前に詳しい仕様などを問い合わせておきたいもの。レンタルキャンピングカー会社のほとんどは日本語対応のみですが、中には英語での問い合わせを受け付けている会社もあります。

JRVA

 

オプションで借りられるもの

キャンピングカーのレンタルと同時に、次のようなアイテムを貸し出している場合があります。どのようなキャンプ用具が用意されているかは各社異なるので、必要なものがあれば予約前に問い合わせて確認しておきましょう。こういったアイテムが最初からプランに組み込まれている場合もあります。

  • GPS
  • FFヒーター(エンジン停車時に使用できるヒーター)
  • キャンプ用テーブルと椅子
  • 寝具
  • 冬用タイヤ
  • チャイルドシート
  • 発電機

 

まとめ

キャンプシーズン以外でも大活躍のレンタルキャンピングカー。通常のレンタカーと比べるともちろん料金は高額ですが、宿泊費を含んでいることを考えるとかえって割安ともいえます。スキーの際には休憩所としても使え、冬キャンプでは外は寒くても中はヒーターで暖かく快適に過ごせます。友人同士や家族など、グループで旅行する時には、レンタルキャンピングカーで出かけてみてはいかがでしょうか。もちろん、冬だけでなく春夏秋の旅行にも便利ですよ!

 


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あきらことほ

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日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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