【有料道路編】外国人のための運転マナー講座

高速道路

車で遠くの行楽地などに出かける際につきものなのが、有料道路での運転。日本の高速道路のほとんどは有料道路なので、車で遠出する際には必ずと言っていいほど料金所を通ることになります。慣れない外国での運転、しかも高速に乗るとなると料金の支払いはスムーズにできるのか、標識はちゃんと理解できるのかなど、なにかと不安になりますよね。でも、実は日本の有料道路はそんなに複雑ではありません。今回は日本の有料道路を利用する時に知っておくべき基本知識をご紹介します。

 

日本の有料道路

日本の有料道路の多くは高速道路と呼ばれる制限速度80-100㎞/hの道路で、本州・北海道・四国・九州内部ネットワークはもちろん、本州-四国間、本州-淡路島-四国間、本州-九州間を結んでいます。その他にも主要観光地やリゾート地の周辺にもたくさんの有料道路が存在し、都市部からのスムーズなアクセスを可能にしています。

 

有料道路の標識

日本の有料道路の標識はほとんどの場合、緑色で表示されています(高速道路の一部は無料開放しているものもあるため、緑色で表示してあっても有料道路ではない場合もあります)。一般道路と同じく有料道路でも様々な標識が出てきますが、特に覚えておきたい表記が数点あります。

高速標識サンプル

  • 高速道路(Expressway, EXPWY)
  • インターチェンジ(Interchange, IC):有料道路の乗り降り口で料金所がある場合がほとんど
  • ジャンクション(Junction, JCT):複数の有料道路が交わる交差点
  • パーキングエリア(Parking Area, PA):駐車場とトイレ、軽食がとれる場所があります
  • サービスエリア(Service Area, SA):駐車場、トイレ、ガソリンスタンド、レストランなどがあり、PAよりも大規模な休憩所
  • 本線(Thru Traffic):走行車線と追い越し車線を合わせたもので、加速車線、減速車線、登坂車線、路肩などを除きます。

PA・SAの標識の見方

有料道路の休憩所には駐車場とトイレだけのところから、ガソリンスタンドやお土産屋、レストランや売店まで揃っているところまで様々。走行中にパーキングエリアやサービスエリアの標識が出てきたら、どんな施設が入っているのか確認してから寄るかどうかを決めましょう。

SAマーク

  1. 駐車場
  2. ガソリンスタンド
  3. レストラン
  4. ハイウェイ情報ターミナル:周辺エリアの道路情報や観光情報、目的地までの所要時間などを調べられます
  5. 軽食処

 

料金の支払いかた

有料道路にのる時は、必ずETC(Electronic Toll Collection)システムを使用して自動ゲートを通過するか、発券機などからチケットを取ります。降り口ではETC(Electronic Toll Collection)が使える人は自動精算ゲートを通り、入り口でチケットを取った人は係員のいるゲートや精算機があるゲートで現金・またはクレジットカードで支払いをします。

ETC

ETCで自動精算する人は、紫に白文字で「ETC」と書かれたゲートを通過します。ゲート通過時は20㎞/hまで減速して通ります(速すぎるとセンサーが反応せず、ゲートが開きません)。ETCシステムは車に専用の機会を設置して、ETCカードを差し込んで使用します。事前に登録セットアップが必要です。レンタカーで出かける人は、車を借りる際にETCカードも一緒に借りて返却時に一緒に清算することができます。
※ごくまれにETCに対応していない料金所や、ETCゲートが故障していて一般ゲートしか使用できないという時は、入り口であればそのままチケットを取って有料道路に入り、出口であればETCカードを料金所のスタッフに手渡して清算してもらいます。

現金・クレジットカード

緑色に白文字で「一般」と書かれたゲートで止まります。入り口で受け取ったチケットを精算機に入れ、表示された料金を現金またはクレジットカードで支払います。係員のいるゲートでは、チケットを係員に渡せば清算作業をしてくれます。

 

サービスエリアについて

高速道路を長時間運転していると、集中力がなくなってきたり思いのほか疲れを感じたりするものです。そんな時は無理をせず、パーキングエリアやサービスエリアによってリフレッシュしましょう。最近の高速道路のサービスエリアはご当地グルメや名物を売っているのはもちろん、休憩所自体がテーマパークのようになっていたり眺めのいい展望台があったりと、そこ自体が目的地になってしまいそうなほど楽しいところがたくさん。下記のサービスエリアは全国でも特に人気です。

  • 羽生SA(東北自動車道 埼玉県):上り線にある江戸の街を忠実に摸した景観で大人気。
  • 海老名SA(東名高速道路 神奈川県):SAというより、まるで大型ショッピングコンプレックスのよう。レストランやショップが充実しています。
  • 富士川SA(東名高速道路 静岡県):富士山の眺望が人気。上り線にある観覧車からは駿河湾も望めます。
  • 淡路SA(神戸淡路鳴門自動車道 兵庫県):明石海峡大橋の絶景のほか、フードコートでのグルメも人気。
  • 古賀SA(九州自動車道 福岡県):モダンな外観と、地元福岡のほか九州の名産品などの店が充実しています。

 

有料道路でのマナー

駐停車・路側帯走行は禁止

有料道路を含む全ての高速道路では、PA・SA、料金所以外での駐停車は全面禁止です。故障等のやむをえない場合は道路わきの路側帯に停車します。また、路側帯の走行も禁止されています。

渋滞があったらハザードランプで後方に合図

渋滞の最後尾に来たら、ハザードランプをたいて後方へ合図を送ります。渋滞時に前方の車がハザードを出しているのは、渋滞を知らせるためで事故や故障ではありません。

右側は追い越し車線

高速道路に複数車線がある場合、一番右端は追越車線ですので前方の車を追い越す時以外は左側車線を走行します。

夜間のハイビームは対向車線に配慮を

日本の警察は夜間走行時のハイビーム点灯を推奨していますが、対向車が来ているときや周りに車が多いときは、周囲の運転者の視界に悪影響が出ることもあります。ハイビームは周りの状況をみながら使用しましょう。

 

まとめ

日本の有料道路も海外のハイウェイなどに比べて、料金がかかるという点以外はそれほど変わっている点はありません。支払いもETCにしてしまえば、海外のクレジットカードが使えるかどうか心配したり、多額の現金を用意したりする必要もありません。気を付ける点としては、目的地までのルートを事前に調べておくことくらいでしょうか。でもこれは外国人利用者に限ったことではないですね。あと、ETCゲートを通過する時にはしっかり20㎞/hまで減速しましょう。海外と同じ感覚で40㎞/hくらいで走行してしまうと、ゲートが開かず係員を呼ぶことになってしまいます。

 


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あきらことほ

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日本を離れて11年。帰国の度に日本のいいとこ再発見。このコラムが皆様の「日本のいいとこ発見」のお役に立てればウレシイです!

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